Hunter / Ronson - YUI Orta
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Hunter / Ronson - YUI Orta (1989)

Mott The Hoopleが最後に行き詰っていた頃、ミック・ロンソンはBowieの元から追い出され、ソロ活動で華々しくシーンに登場してきてはいたものの、やはり秀逸なシンガーと組む形が自身の才能を最も発揮できると言うのもわかっていたのか、イアン・ハンターとは交流を密にしていた。それでも当時は契約の問題など色々あったようで、なかなか一緒にやるということは難しかったが、Mott The Hoopleの末期にようやく実現してミック・ロンソンはMott The Hoopleに加入した。しかしシングル1枚程度でバンドが解散、二人は別の形態で一緒にやろうとしたが諸般の事情で流れてしまったお話。イアン・ハンターのソロアルバムに参加することはあったが、二人名義での華々しい活動はなかった。それから10年以上経ってからようやく二人の名前を出して二人の才能を思い切り出し合ったアルバムを作り世に出すことが出来た。
1989年にリリースされた話題満点の一枚だったHunter/Ronson Bandの「YUI Orta」、唯一無二の作品になってしまったアルバム。今ではBBC出演時の編集盤「Hunter Ronson Band: BBC Live in Concert」なんてのも出ているけど、実際ツアーにも出たらしく、いくつかのライブが残っているみたい。でもさ、この二人だったらもっと今でも話題が残っていたり貴重なセッションとして扱われていたりするんじゃないかと思うんだが、割と取り上げられることは少ない。時代が80年代末期だったからってのもあるかな。自分も当時ちょこっと聴いた程度で以降はまず聴かなかったから人のことは言えないんだが…。
今回「YUI Orta」を聴いて思ったが、二人のやりたかったエネルギーが思い切り発散されていて勢い溢れるR&Rアルバムになってるってこと。ややミック・ロンソンの嗜好が強く出ているのは多分ミック・ロンソンの方が嬉しくてしょうがなかったのかな、なんて思ってしまうけど、その辺が大人のイアン・ハンター、しっかりと自分の楽曲では味のある軽快なR&Rで引き締めている。どれもこれも気合の入った曲ばかりで二人が大いに盛り上がりツアーに出たのもわかるんだな…。ここでシングルヒットとかあったらもっとブレイクしていったのかもしれない。でも時代が1989年だからねぇ…。
しかしミック・ロンソンのギター、かっこ良いな。ジギーから16年経った時のギターの音か…、時代はHR/HMなのでこういうスタイルのギターが受け入れられやすくはなかっただろうけど、今ならもっともっと聴いて楽しめるサウンドだね。


Mott The Hoopleが最後に行き詰っていた頃、ミック・ロンソンはBowieの元から追い出され、ソロ活動で華々しくシーンに登場してきてはいたものの、やはり秀逸なシンガーと組む形が自身の才能を最も発揮できると言うのもわかっていたのか、イアン・ハンターとは交流を密にしていた。それでも当時は契約の問題など色々あったようで、なかなか一緒にやるということは難しかったが、Mott The Hoopleの末期にようやく実現してミック・ロンソンはMott The Hoopleに加入した。しかしシングル1枚程度でバンドが解散、二人は別の形態で一緒にやろうとしたが諸般の事情で流れてしまったお話。イアン・ハンターのソロアルバムに参加することはあったが、二人名義での華々しい活動はなかった。それから10年以上経ってからようやく二人の名前を出して二人の才能を思い切り出し合ったアルバムを作り世に出すことが出来た。
1989年にリリースされた話題満点の一枚だったHunter/Ronson Bandの「YUI Orta」、唯一無二の作品になってしまったアルバム。今ではBBC出演時の編集盤「Hunter Ronson Band: BBC Live in Concert」なんてのも出ているけど、実際ツアーにも出たらしく、いくつかのライブが残っているみたい。でもさ、この二人だったらもっと今でも話題が残っていたり貴重なセッションとして扱われていたりするんじゃないかと思うんだが、割と取り上げられることは少ない。時代が80年代末期だったからってのもあるかな。自分も当時ちょこっと聴いた程度で以降はまず聴かなかったから人のことは言えないんだが…。
今回「YUI Orta」を聴いて思ったが、二人のやりたかったエネルギーが思い切り発散されていて勢い溢れるR&Rアルバムになってるってこと。ややミック・ロンソンの嗜好が強く出ているのは多分ミック・ロンソンの方が嬉しくてしょうがなかったのかな、なんて思ってしまうけど、その辺が大人のイアン・ハンター、しっかりと自分の楽曲では味のある軽快なR&Rで引き締めている。どれもこれも気合の入った曲ばかりで二人が大いに盛り上がりツアーに出たのもわかるんだな…。ここでシングルヒットとかあったらもっとブレイクしていったのかもしれない。でも時代が1989年だからねぇ…。
しかしミック・ロンソンのギター、かっこ良いな。ジギーから16年経った時のギターの音か…、時代はHR/HMなのでこういうスタイルのギターが受け入れられやすくはなかっただろうけど、今ならもっともっと聴いて楽しめるサウンドだね。
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