Alice Cooper - School's Out
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Alice Cooper - School's Out (1972)

英国のグラマラスな感覚とはかなり異なるシアトリカルな演出で世に出てきたAlice Cooperだったが、当時からしてもグラムとシアトリカルの違いなんてさほど見当たらなくて、どちらも「ケバい」というだけで一括り。良い時代だ。だからNew York DollsとKissも含めてアメリカではこの辺がキワモノさん達、まぁ、Zappaは更に深いキワモノだったようだが。英国ではグラム系がキワモノさん達だったので英米をそれほど区別しない「外人さん達のロック」として受け止めている日本ではいつしか同系統として語られる期間も長かったようだ…、と自分も語ってみる。
はい、1972年にリリースされたAlice Cooperさん一大出世作品「School's Out」です。ティーンエイジャーの心の叫びなんてのはいつの時代も同じでどこの国でもまた同じ。そんな訴えを代表して世間に投げかけてくれたのがAlice Cooperだったってことで、しかも曲も歌もかっこ良いんだから飛びついたってとこか。基本的にはチープで聴きやすいR&Rなワケでさ、しかもピュアで秀作に仕上がっているから面白い。湿ったところがなくて明るくシアトリカルに楽しめるってのがこの人の特徴だ。後の「Billion Dollar Babies」や「Welcome to My Nightmare」でも全然湿っぽさなんて見当たらないもん。あくまでもエンターティナー。だから飽きやすいって面と単純に楽しめて良いという側面を持つ。
自分が最初に「School's Out」を聴いたのは実は子供ばんどのカバー。今度復活するらしい子供ばんども世代的にこの辺から影響を受けまくっているのでカバーしたんだろう。異質のかっこ良さが際立っていて、一体なんだ?って思って、調べたらAlice Cooperのカバーってことを知ってこの傷だらけの机のジャケットを探しまくった。ただ、全然見当たらなくて探すの大変だったなぁ、これも。結局輸入盤を探し当てて買ったら、もちろん紙パンツなしだった。いや~、その時聴いた印象は迫力ないんじゃない?という感じだった。今聴いていると、これは楽しくてかっこ良いし、しかもベーシストが前に出てきていて面白いし、音楽全体が全く演劇を意識してプレイしているのでアレンジや展開が普通じゃない。なるほど、そういう意味もあって楽しめるように作られているわけだ。そして御大Alice Cooperの声が迫力あって若い。結構予想できない展開が待ち構えているサーカスを見ているかのようなロックアルバム。「Blue Turk」なんつう曲では完全にジャズロックをやってる…、間奏部分聴いてると何だか分からなくなるくらいに意外な曲展開。ドアーズ的とも言うのかな、こういうのはAlice Cooperでしか出てこないかもなぁ。
ちなみに「Billion Dollar Babies」まではAlice Cooperってバンド名だったんだよね。「Welcome to My Nightmare」以降にソロになったけどバンド名そのままにして、今じゃ本名もAlice Cooperにしちゃったらしい。そして現役…、Kissよりも凄いんだぜ、ある意味じゃさ。


英国のグラマラスな感覚とはかなり異なるシアトリカルな演出で世に出てきたAlice Cooperだったが、当時からしてもグラムとシアトリカルの違いなんてさほど見当たらなくて、どちらも「ケバい」というだけで一括り。良い時代だ。だからNew York DollsとKissも含めてアメリカではこの辺がキワモノさん達、まぁ、Zappaは更に深いキワモノだったようだが。英国ではグラム系がキワモノさん達だったので英米をそれほど区別しない「外人さん達のロック」として受け止めている日本ではいつしか同系統として語られる期間も長かったようだ…、と自分も語ってみる。
はい、1972年にリリースされたAlice Cooperさん一大出世作品「School's Out」です。ティーンエイジャーの心の叫びなんてのはいつの時代も同じでどこの国でもまた同じ。そんな訴えを代表して世間に投げかけてくれたのがAlice Cooperだったってことで、しかも曲も歌もかっこ良いんだから飛びついたってとこか。基本的にはチープで聴きやすいR&Rなワケでさ、しかもピュアで秀作に仕上がっているから面白い。湿ったところがなくて明るくシアトリカルに楽しめるってのがこの人の特徴だ。後の「Billion Dollar Babies」や「Welcome to My Nightmare」でも全然湿っぽさなんて見当たらないもん。あくまでもエンターティナー。だから飽きやすいって面と単純に楽しめて良いという側面を持つ。
自分が最初に「School's Out」を聴いたのは実は子供ばんどのカバー。今度復活するらしい子供ばんども世代的にこの辺から影響を受けまくっているのでカバーしたんだろう。異質のかっこ良さが際立っていて、一体なんだ?って思って、調べたらAlice Cooperのカバーってことを知ってこの傷だらけの机のジャケットを探しまくった。ただ、全然見当たらなくて探すの大変だったなぁ、これも。結局輸入盤を探し当てて買ったら、もちろん紙パンツなしだった。いや~、その時聴いた印象は迫力ないんじゃない?という感じだった。今聴いていると、これは楽しくてかっこ良いし、しかもベーシストが前に出てきていて面白いし、音楽全体が全く演劇を意識してプレイしているのでアレンジや展開が普通じゃない。なるほど、そういう意味もあって楽しめるように作られているわけだ。そして御大Alice Cooperの声が迫力あって若い。結構予想できない展開が待ち構えているサーカスを見ているかのようなロックアルバム。「Blue Turk」なんつう曲では完全にジャズロックをやってる…、間奏部分聴いてると何だか分からなくなるくらいに意外な曲展開。ドアーズ的とも言うのかな、こういうのはAlice Cooperでしか出てこないかもなぁ。
ちなみに「Billion Dollar Babies」まではAlice Cooperってバンド名だったんだよね。「Welcome to My Nightmare」以降にソロになったけどバンド名そのままにして、今じゃ本名もAlice Cooperにしちゃったらしい。そして現役…、Kissよりも凄いんだぜ、ある意味じゃさ。
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