Michael Monroe - Sensory Overdrive

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Michael Monroe - Sensory Overdrive(2011)
Sensory Overdrive: +DVD アナザー・ナイト・イン・ザ・サン

再結成ハノイ・ロックス解散から半年でソロバンドライブアルバム「アナザー・ナイト・イン・ザ・サン」をリリースしてくれて意気込みを見せてくれたマイケル・モンローが半年強でスタジオ作品新作「Sensory Overdrive」をリリースしてきた。ハノイ・ロックス時代終盤のフラストレーションが思い切り発散されているのか、自分の大好きなR&Rとオリジナル作品が詰め込まれた作品に仕上がっていて、ジャケットもちょっと面白そうで期待して聴く。

 様々なロックを好んで聴く自分だけど、もちろん主要なバンドってのはオールドタイムなロックバンドが多くて、そんな仲間と会話している時にロック話をしていていつも驚かれるのがハノイ大好きなんだ、っていう側面。どうもオールドタイムな好みとハノイというのがマッチしないらしいんだよね。まぁ、そりゃそうだろうか、とも思うけど…、そう言えば古くからのロック好きの仲間にハノイをはじめとするグラム系を好む友人っていなかったな。自分だけで結構楽しんでた気がする。ま、今の時代はブログやらネットやらがあるので全然気にしていないんだけどね。

ってことでマイケル・モンローの新作「Sensory Overdrive」を楽しむ。楽しむってもこの人の場合オリジナルもカバーも何も全部マイケル・モンロー風になってしまうので独特の毒気のあるR&Rばかりが詰め込まれていてまるで成長しないんで、想像は付くんだな(笑)。それでもかなり楽しめるってのが不思議。もっとも長続きしないんだが…。今回もサム・ヤッファとジンジャーを従えての力作で、もっともっとジンジャーのメロディアス志向が出てくると面白いんだけど、どこかギタリストとして前に出ないようにしているのかな、もっと実力あると思いたいんけどな、ジンジャーって。ところどころの曲には「お。ジンジャー?」ってフレーズやメロディが聴けるんだが、そこはマイケル・モンローの個性で、色を消してしまうんだよね。存在感が圧倒的なんだ。

 レミーが参加してたり話題もいくつかあったりするんだが、どう聴いてもマイケル・モンロー好みの曲が散りばめられた作品で、傑作ってワケじゃない。でも意気込みは毎回よくわかるので出た時には結構な回数を聴く。ただ、以降そんなに聴くことがないのもいつものこと(笑)。今回の「Sensory Overdrive」は自分の中でどんだけの位置を占めるのかな、と自分でも楽しみな作品です。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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Koyu  
マイケル・モンロー・・・!

いつでしたか、他何組かのバンドと、年末まさに31日に東京ドームで行われたカウントダウンライブ。ソロになってからすぐ、だったと思うので、88・9年頃でしょうか。

見に行ったんだな~と感慨深くなりました。HANOIが再結成されてることも全く!知らず。ずっと音楽から離れていて、最近またやはり離れられずに戻ってきた状態なので、全く最近のことが判らない自分に、腹が立つくらいです。
私はマッコイさんが好きだったので、彼のいないHANOIや彼の曲でないマイケルモンローの歌は、あまり聞く気になれず、その後追わなくなってしまったんですが、頭ごなしにせず聞いてみないともったいないですね!この曲かっこいいです。
やっぱりロックは大好きです!

2011/04/01 (Fri) 00:16 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>Koyuさん

1989年のライブですね、LDが出てたんじゃないかな。
Hanoi Rocksの再結成は滅茶苦茶かっこよかったんで、ちょっと勿体なかったかも!
ロックも一回りして聴くと普通に良い音楽だったりするので気楽に聴いていけるのが良いかもしれないっすね。

2011/04/03 (Sun) 19:30 | EDIT | REPLY |   

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