David Minasian - Random Acts of Beauty

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David Minasian - Random Acts of Beauty (2010)
Random Acts of Beauty

 ブログ仲間としてお世話になっている灰とダイアモンドと月の裏側の世界の風呂井戸さんが先日の自分のCamelのブログにトラバしてくれたために気になった音です。大体人から勧められるものとかってそんなに聴かなくて、どっちかっつうと自分で気になったものばかりを追いかける傾向にあるので、その辺微妙なんだけど、あるんだよね、どこか琴線に触れるってのがさ。

David Minasianというマルチプレイヤーのミュージシャンである2010年の作品「Random Acts of Beauty」です。ジャケット見る限りはちょっと路線違うんじゃね?と思うんですけどね、これが中味は凄く、何と言うのかな、確かにCamel風味たっぷりな音世界。それもほとんど一人で演奏して歌っているっていう神業。なんなんだこの人は。出てくる音はですね、Mike Oldfield的とも言っていいかもしれないけど、クールな世界で、淡々と繰り広げてくる感じが多く、ホールズワースとか好きな人は好きなんだろうなぁ…。完成度は滅茶苦茶高くて、作品としては完璧。音楽の傾向もハードなものからもちろんプログレッシブやドラマティックな展開のもの、歌モノ的なのとバリエーションに富んでいる。ギルモア版ピンク・フロイドのような世界でもある。

 あの災害の後だからかな、こういうのが結構落ち着いて自分の耳に入ってきて安心感漂う音世界だった。だから冷たいという音じゃなくてクールな世界を紡ぎ出しているという感じだね。最後には涙出そうになるしさ。そういえば本家Camelのアンディ・ラティマーもギターと歌で参加しているので今の病状からしたらかなり貴重なセッションなんじゃない?




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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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風呂井戸*floyd  
アンディ・ラティマー頑張れ!

 フレさん、お付き合いしていただいて有り難うございます。私の人生にとってアンジェイ・ワイダの「灰とダイアモンド」そしてスタインベックの「怒りの葡萄」は貴重そのものです。その「怒りの葡萄」を1992年にアンディ・ラティマーが取り上げたことによって、過去のよき時代のキャメルが逆に見えてきたのです。そして今回のDavid Minasianのアルバムによってキャメルを思い起こさせてくれて・・・・・。と、いった流れで、私もキャメルをブログで総決算したくなりました。かなりの偏見がありますが・・・・ブログで取り上げたときには、その点お許しを願います。

2011/03/22 (Tue) 20:00 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>風呂井戸さん

アンジェイ・ワンダですか…、それも知らないのでまたチェックしなければ(笑)。
そろそろCamelの総決算、いいんじゃないでしょうか。
アナログ時代の思い出、CD時代、更にリマスターやボーナス付きなどなどで何度も書けるかも・・・。

2011/03/23 (Wed) 22:34 | EDIT | REPLY |   
風呂井戸*floyd  
どうも有り難うございます

 トラック・バック有り難うございます。いつも精力的なブログに繋いで頂いて感謝しています。
 私は本日も老骨にムチ打って飛び回っておりまして・・・ブログをサボっております。キャメルはいままでメイン・テーマで書いていませんでした。思い出の詰まったバンドですので是非とも書かせていただきます(ニンマリ)。
 アンジェイ・ワイダは最近頂点の3作をDVDセットで出ています。私は悪い映像のテープ版を持っているのですが・・・。やっぱり改良版DVDに更新しておこうと思ってます。

2011/03/23 (Wed) 23:32 | EDIT | REPLY |   
フレ  

Camel話、着々と進んでますねぇ~、学ぶところ多しで読ませた頂いてます♪

2011/03/27 (Sun) 17:53 | EDIT | REPLY |   

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