Jethro Tull - Stand Up

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Jethro Tull - Stand Up (1969)
Stand Up Aqualung

 自分的にはファミリーと同じく摩訶不思議な側面を持つバンドの筆頭格でもあるのがジェスロ・タル。とにかくどこまで本気で何が凄いのかよくわからないけど聴いているとものすごくその面白さを感じるというバンドで、アルバムごとにかなり色合いが異なるのも掴みどころの難しさを増しているとも言えるのか。基本的にはブルースとフォークが底辺にあるはずだと思える音色ではあるんだけど、やっぱりフルートという楽器が妙に軽やかに穏やかに吹かれることもあって、ほのぼのしてしまうこともあるからよくわからん。一方ではそのフルートが狂気のように吹かれることで激しいヒステリックなロックに聞こえる事もあるのだから。そんな色合いのごった煮的英国ロックの代表でもあるジェスロ・タルが1969年にリリースしたセカンドアルバム「Stand Up」をどうぞ。

 ギタリストがミック・エイブラハムからマーティン・ペレに変更した作品で、いずれもブルースに根差したギターを弾くんだけど、やっぱりマーティン・ペレの方がエグくて良い。冒頭の曲からZeppelin顔負けのリフが鳴らされながらベースもドラムもこの時代独特のフリーフォームな迫力満点のプレイってのも良い。そこにフルートだ。これはもう強烈な説得力を持つんで、やっぱり得体が知れない音になる。マーティン・ペレのギターって結構器用なので音が一辺倒にならずにバリエーションに富んでいるのが更にジェスロ・タルを不可思議なものにしている。これさ、ベースとドラムが凄く良いコンビネーションで曲に合わせてどんどんと変化していくサウンドなんだよ。そういう生々しさが迫力ってもんだし、この時代特有の凄み。

 よく音楽誌なんかでもジェスロ・タルはZeppelinと並ぶ英国のバンドだと言われることも多くて、いったいどこが?なんて思ってはいたんだけど、この「Stand Up」を聴いてからはなるほど、そう言われるのもわかる気がするわ…、と思った。音の作りも似てるからかね、それでもどちらも真似じゃないってのも明らかで、ジェスロ・タルの方がやや軽めの印象はあるけどそれは曲の持って行き方だけで「Back To Family」なんて聴いてると思い切りカッコよいハードロックに近いもんね。あ、その前の「ブーレー」は当時凄くウケたらしいけど、自分的にはこの面白さはすんなり入ってきてしまって、「Back To Family」とかの方が好きだな。ま、もちろんジェスロ・タルらしい変化球って意味じゃ「ブーレー」に分があるのは当然だが…。

 割と聴かれにくいバンドだろうと思ってて、聞かず嫌いな人も多いんだろうと思う。昔ブログ仲間にはジェスロ・タルが大好きな人がいて、とにかく詳しかったので楽しかった。一方では全く受け付けないわ、っていう人もいて、これもそれなりに筋が通っていて面白かった。さぁ、自分はどうなんだろうか?これから更にハマっていく可能性があるバンドなのかもしれないな、と一応ある程度までアルバムは持ってるので、楽しみはこれからもあります♪



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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茶  

イアン・アンダーソンは、シンガーとしてもブルーズ声とフォーク声の対比が絶妙でしたね~♪
フルートもあんなにハスキーでガラの悪い吹き方する人は、少なくともロック・シーンでは異色でした。
初期はわりとアメリカンな、砂塵舞うような雰囲気の曲にもしびれたです♪
茶のベスト・ナンバーは、1曲で2倍おいしい MINSTREL IN THE GALLERY かな♪

2011/07/10 (Sun) 01:07 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>茶さん

よく聴いてますねぇ、さすがです♪
いまいち掴みどころが難しいバンドなんですけどね、タルって。
その分一生懸命聴いてるかもしれない(笑)。
フォークもブルースもロックも何でもありの才能発揮バンド、掴めないのは多分自分の器量の狭さか?

2011/07/12 (Tue) 12:01 | EDIT | REPLY |   

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