BBM - Around the Next Dream
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BBM - Around the Next Dream (1994)

ロックのアルバムってのは最初のインパクトが一番重要かもしれない。特にファーストアルバムの一曲目ってのはさ、バンドの挨拶代わりみたいなもんだから、その一曲でどれだけ心を掴むか、みたいなトコロがある。それによってアルバム全編を聴くのか、聴かなくてもいいか、って思ってしまうかの違いがあるからねぇ。そんな事をふと思ったのもゲイリー・ムーア続きの中でかなり特殊な位置付けとなっているであろうBBMを聴いていたから。
1994年にリリースされた唯一のアルバム「Around the Next Dream」はもちろんクリームの再編とも言われるくらいに話題となった作品で、ベース・ボーカルにはジャック・ブルース、ドラムにはジンジャー・ベイカー、そしてギターとボーカルにゲイリー・ムーアと言う面々で録音された純正なオールドタイムロックバンド。その一曲目の「Waiting In The Wings」ってのがさ、もうゲイリー・ムーア全開、いきなりワウワウを器用に鳴らしまくってまるでクリームの「White Room」のソロでも聴いているかのような感覚に陥らせるものだった。曲調もこの頃のゲイリー・ムーアを彷彿させるものではなくて、やっぱりクリームを意識した楽曲だから、オーソドックス。それでいてブリティッシュの香りたっぷりの古めかしい作風。そこにゲイリー・ムーアの熱くしつこいギターが入ってくるからどうにも古くならないという仕掛け。いや~、ジャック・ブルースの歌声は健在だよ。ジンジャー・ベイカーのドラムは大人しくなったキライがあるけど、ドタバタ感は相変わらず。ジャック・ブルースのベースもそれは同じで、クリームの時のようには弾いてはいない。でも、結構ブイブイ鳴らしてるよ。良いバランスに仕上がっている気がするね、これ。
もう少し長続きするとよかったプロジェクトで、この頃既にジンジャー・ベイカーは55歳くらい?ジャック・ブルースも51歳くらいでゲイリー・ムーアが42歳…、それでクリームってのはちと無理があるだろう。そんな年齢を感じさせないくらい熱気を持った作品なのは確か。ちょっと巧くなりすぎたロックバンドって面があるが、そりゃもちろんテクニシャンならしょうがない。でも、いいね、これ。リリースされた時は割と笑って聞いててそんなに深く何度も聴かなかったし、久々に出して聴いているとかなり良いじゃないか、なんて思い直した作品です。ブルースとハードロックの中間を弾くゲイリー・ムーアは実はこういうバンドが一番望ましかったんじゃないだろうか?なんて思ってもしまうプロジェクトの作品。


ロックのアルバムってのは最初のインパクトが一番重要かもしれない。特にファーストアルバムの一曲目ってのはさ、バンドの挨拶代わりみたいなもんだから、その一曲でどれだけ心を掴むか、みたいなトコロがある。それによってアルバム全編を聴くのか、聴かなくてもいいか、って思ってしまうかの違いがあるからねぇ。そんな事をふと思ったのもゲイリー・ムーア続きの中でかなり特殊な位置付けとなっているであろうBBMを聴いていたから。
1994年にリリースされた唯一のアルバム「Around the Next Dream」はもちろんクリームの再編とも言われるくらいに話題となった作品で、ベース・ボーカルにはジャック・ブルース、ドラムにはジンジャー・ベイカー、そしてギターとボーカルにゲイリー・ムーアと言う面々で録音された純正なオールドタイムロックバンド。その一曲目の「Waiting In The Wings」ってのがさ、もうゲイリー・ムーア全開、いきなりワウワウを器用に鳴らしまくってまるでクリームの「White Room」のソロでも聴いているかのような感覚に陥らせるものだった。曲調もこの頃のゲイリー・ムーアを彷彿させるものではなくて、やっぱりクリームを意識した楽曲だから、オーソドックス。それでいてブリティッシュの香りたっぷりの古めかしい作風。そこにゲイリー・ムーアの熱くしつこいギターが入ってくるからどうにも古くならないという仕掛け。いや~、ジャック・ブルースの歌声は健在だよ。ジンジャー・ベイカーのドラムは大人しくなったキライがあるけど、ドタバタ感は相変わらず。ジャック・ブルースのベースもそれは同じで、クリームの時のようには弾いてはいない。でも、結構ブイブイ鳴らしてるよ。良いバランスに仕上がっている気がするね、これ。
もう少し長続きするとよかったプロジェクトで、この頃既にジンジャー・ベイカーは55歳くらい?ジャック・ブルースも51歳くらいでゲイリー・ムーアが42歳…、それでクリームってのはちと無理があるだろう。そんな年齢を感じさせないくらい熱気を持った作品なのは確か。ちょっと巧くなりすぎたロックバンドって面があるが、そりゃもちろんテクニシャンならしょうがない。でも、いいね、これ。リリースされた時は割と笑って聞いててそんなに深く何度も聴かなかったし、久々に出して聴いているとかなり良いじゃないか、なんて思い直した作品です。ブルースとハードロックの中間を弾くゲイリー・ムーアは実はこういうバンドが一番望ましかったんじゃないだろうか?なんて思ってもしまうプロジェクトの作品。
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