G-Force - G-Force
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G-Force - G-Force (1980)

ゲイリー・ムーアもマイケル・シェンカー並に数々の脱走劇を繰り広げた経緯のある、ワガママな人だったり、レコーディングでは非常にワンマンで独裁者的だったとも聞くが、それが故に天才肌でもあったんだろう。頭の中に出来上がっている音を具現化することが如何に難しいかがよく分かる逸話でもある。そんなゲイリー・ムーアが1979年のThin Lizzyのツアー中に脱走して、自分で再度組み直したバンドがG-FORCEというバンド。これがまた今聴くと滅茶苦茶かっこ良いから困ったもんだ。
アルバムとしては1980年に「G-FORCE」と云うのが一枚だけ出ている。ゲイリー・ムーア以外のメンバーの名前をほとんど聞くことのない面々で、そこまで追求してないけど明らかにゲイリー・ムーアが自分で出したい音を出すためだけに集めたメンツだろう。逆に言えば、如何にゲイリー・ムーアがやりたい音が入っているか、ってことで、なんとまぁ、こないだの「ライヴ・アット・ザ・マーキー」や「ロッキン・エヴリ・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)」っつうライブアルバムではこのヘンからの曲も多いので割と馴染みがあったりするのが面白い。そして…、ここまで弾くか、ゲイリー・ムーアよ、と言いたくなるくらいにギターアルバムです。曲もポップな感じがあって良いが、何よりもとにかく弾きまくりなゲイリー・ムーアが最高にかっこ良い。この路線を推し進めたのが自分のソロ名義になるのだろうが、結局そうしてでも進まないと駄目だったんだろうなぁと言うのもよく分かる。
「G-FORCE」はレコーディングが稚拙だったのか、結構バランスが悪いと言うかバラついた音で、アメリカ人の誰かがアメリカンミックスすればもの凄く売れたアルバムになったんじゃないかと思うくらい。その前夜とも言うべきサウンドはさすがです。この後すぐにやって来るハードロックシーンを予言するかのようなハードなサウンドはメジャーながらもあまり聴かれない「G-FORCE」という矛盾を引き起こしているが、是非是非聴いてみてほしい。普通にNWOBHMとして聴くと滅茶苦茶ハイレベルな音を出してます。
ここでの失敗というバネがあったからゲイリー・ムーアって以降凄い激しく突き進んでいったのかもしれないなぁ。音へのこだわりとレーベルとの軋轢…、それでもきちんとシーンに名を残す人になるのだからとんでもない才能の持ち主だったのだろう。もちろん音を聴けばそりゃそうなんだろう。やっぱりハードロック時代のゲイリー・ムーアが良いなぁ…。


ゲイリー・ムーアもマイケル・シェンカー並に数々の脱走劇を繰り広げた経緯のある、ワガママな人だったり、レコーディングでは非常にワンマンで独裁者的だったとも聞くが、それが故に天才肌でもあったんだろう。頭の中に出来上がっている音を具現化することが如何に難しいかがよく分かる逸話でもある。そんなゲイリー・ムーアが1979年のThin Lizzyのツアー中に脱走して、自分で再度組み直したバンドがG-FORCEというバンド。これがまた今聴くと滅茶苦茶かっこ良いから困ったもんだ。
アルバムとしては1980年に「G-FORCE」と云うのが一枚だけ出ている。ゲイリー・ムーア以外のメンバーの名前をほとんど聞くことのない面々で、そこまで追求してないけど明らかにゲイリー・ムーアが自分で出したい音を出すためだけに集めたメンツだろう。逆に言えば、如何にゲイリー・ムーアがやりたい音が入っているか、ってことで、なんとまぁ、こないだの「ライヴ・アット・ザ・マーキー」や「ロッキン・エヴリ・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)」っつうライブアルバムではこのヘンからの曲も多いので割と馴染みがあったりするのが面白い。そして…、ここまで弾くか、ゲイリー・ムーアよ、と言いたくなるくらいにギターアルバムです。曲もポップな感じがあって良いが、何よりもとにかく弾きまくりなゲイリー・ムーアが最高にかっこ良い。この路線を推し進めたのが自分のソロ名義になるのだろうが、結局そうしてでも進まないと駄目だったんだろうなぁと言うのもよく分かる。
「G-FORCE」はレコーディングが稚拙だったのか、結構バランスが悪いと言うかバラついた音で、アメリカ人の誰かがアメリカンミックスすればもの凄く売れたアルバムになったんじゃないかと思うくらい。その前夜とも言うべきサウンドはさすがです。この後すぐにやって来るハードロックシーンを予言するかのようなハードなサウンドはメジャーながらもあまり聴かれない「G-FORCE」という矛盾を引き起こしているが、是非是非聴いてみてほしい。普通にNWOBHMとして聴くと滅茶苦茶ハイレベルな音を出してます。
ここでの失敗というバネがあったからゲイリー・ムーアって以降凄い激しく突き進んでいったのかもしれないなぁ。音へのこだわりとレーベルとの軋轢…、それでもきちんとシーンに名を残す人になるのだからとんでもない才能の持ち主だったのだろう。もちろん音を聴けばそりゃそうなんだろう。やっぱりハードロック時代のゲイリー・ムーアが良いなぁ…。
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