Devin Townsend - Addicted
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Devin Townsend - Addicted (2009)

Steve Vaiが1990年にリリースしたソロアルバム「Sex & Religion」にて一躍注目を集めたボーカリストのDevin Townsendという人。…と言う人ってのは、知ったのが最近だったから(笑)。いや、その筋では相当有名なミュージシャンで、奇才とも言われているくらいにシーンへの貢献度が高くてインパクトのある人のようだ。以前にtwitterで流れていたのが気になって聴いてみたら割と不思議な世界観だったので何度となく聴き直してた。それからしばらくして、Steve Vaiの「Sex & Religion」に参加していたボーカリストって知ったからそんなトコロに繋がっていくのかと驚いた。
2009年にリリースされた「Addicted」という作品で、巷の評判もかなりのものらしいが、聴いてみるとこれがまた奇才って言うのが良いかどうか分からないけど、凄くハイレベルな世界を実現している。音的にはカオス的とも言えるうるさ型のロックだけど、一言でHR/HMって世界とも言えない広がりがあるので深い。凄い芸術家な面も多いんだろうけど、しっかりと売れ線ってのも持っていてこりゃハマる人はハマるわ。単純に括れない音楽性の広さと歪んだギターが縦横無尽に使われている。更に歌にしても結構なインパクトがあり、ルックス見ると凄いインパクトあるが、こういう輩とSteve Vaiが組むってのも意外な感じがした。
Devin Townsendの「Addicted」が気になったのは、Steve Vaiからの繋がりではなくて、The Gatheringというゴシックメタルの第一人者とも言われるバンドの看板ボーカリストのアネク嬢が参加した作品だから、という事からでね。ゴシックメタルのお姫様が普通のHR/HM系の曲を歌うとどうなるのか?っていう興味だったが、普通のHR/HMじゃないから何とも。そもそもアネク嬢がDevin Townsendのファンでライブでもカバーしたりしていた関係で、チャレンジャーなアーティストのDevin Townsendが声がけして実現したセッションのようだ。それが故にDevin Townsendの作品ながらもアネク嬢とのジョイントという側面が強くて、ボーカルもアネク嬢が結構前に出てて凄く新鮮。音楽的な深さの中、アネク嬢が歌う曲はまるでゴシックではなく疾走感のある曲なのでかっこ良い。
こういう新鮮な世界って取っ付くのも大変だけどやっぱ面白いなぁと思う次第で、Devin Townsendの色々な作品にも手を出しておくべきかな。ただ自分的にはどうしてもアネク嬢に先に行ってしまう。いや、それはともかく凄い面白いアーティストと作品。多彩で深いアルバムとしてはバラバラな印象すら受ける作品だけど、一本筋の通った統一感が作風として存在しているという面白さ。アネク嬢のカラフルさがしっかりとアルバムを彩っているのもいいね。

Steve Vaiが1990年にリリースしたソロアルバム「Sex & Religion」にて一躍注目を集めたボーカリストのDevin Townsendという人。…と言う人ってのは、知ったのが最近だったから(笑)。いや、その筋では相当有名なミュージシャンで、奇才とも言われているくらいにシーンへの貢献度が高くてインパクトのある人のようだ。以前にtwitterで流れていたのが気になって聴いてみたら割と不思議な世界観だったので何度となく聴き直してた。それからしばらくして、Steve Vaiの「Sex & Religion」に参加していたボーカリストって知ったからそんなトコロに繋がっていくのかと驚いた。
2009年にリリースされた「Addicted」という作品で、巷の評判もかなりのものらしいが、聴いてみるとこれがまた奇才って言うのが良いかどうか分からないけど、凄くハイレベルな世界を実現している。音的にはカオス的とも言えるうるさ型のロックだけど、一言でHR/HMって世界とも言えない広がりがあるので深い。凄い芸術家な面も多いんだろうけど、しっかりと売れ線ってのも持っていてこりゃハマる人はハマるわ。単純に括れない音楽性の広さと歪んだギターが縦横無尽に使われている。更に歌にしても結構なインパクトがあり、ルックス見ると凄いインパクトあるが、こういう輩とSteve Vaiが組むってのも意外な感じがした。
Devin Townsendの「Addicted」が気になったのは、Steve Vaiからの繋がりではなくて、The Gatheringというゴシックメタルの第一人者とも言われるバンドの看板ボーカリストのアネク嬢が参加した作品だから、という事からでね。ゴシックメタルのお姫様が普通のHR/HM系の曲を歌うとどうなるのか?っていう興味だったが、普通のHR/HMじゃないから何とも。そもそもアネク嬢がDevin Townsendのファンでライブでもカバーしたりしていた関係で、チャレンジャーなアーティストのDevin Townsendが声がけして実現したセッションのようだ。それが故にDevin Townsendの作品ながらもアネク嬢とのジョイントという側面が強くて、ボーカルもアネク嬢が結構前に出てて凄く新鮮。音楽的な深さの中、アネク嬢が歌う曲はまるでゴシックではなく疾走感のある曲なのでかっこ良い。
こういう新鮮な世界って取っ付くのも大変だけどやっぱ面白いなぁと思う次第で、Devin Townsendの色々な作品にも手を出しておくべきかな。ただ自分的にはどうしてもアネク嬢に先に行ってしまう。いや、それはともかく凄い面白いアーティストと作品。多彩で深いアルバムとしてはバラバラな印象すら受ける作品だけど、一本筋の通った統一感が作風として存在しているという面白さ。アネク嬢のカラフルさがしっかりとアルバムを彩っているのもいいね。
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