Wig Wam - Hard To Be A Rock'n Roller...

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Wig Wam - ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー (2005)
ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー . ノン・ストップ・ロックンロール

 80年代ロックのオマージュ兼21世紀型ハードロックをしっかりと個性を交えて聴かせてくれるバンドと言えばノルウェーからユーロビジョンで一躍話題をさらっていったWig Wamです。とにかく面白くて真面目で上手くてかっこ良いので好きなんですね、こういうの。ってかさ真剣の音楽を冗談でやってるっつうか、真剣にやってる姿がもの凄くわかりやすくて…。みんな真剣なんだけどそこに冗談が入ってきて、愛が入ってきて…そういうのがさ、何かわかる感じ。そんなの無視して単にパフォーマンスと音楽だけでも十分に楽しめるっていうのがプロ。DVD「ロックン・ロール・レヴォリューション2005」ってのもあってさ、ライブはともかく、楽屋裏の姿とかツアーのドキュメンタリーとか見てるともうねぇ…、いいんだよ。わかるわ、みんな。だから頑張ってほしいバンドです。

 そんなWig Wamが自国内でリリースしていた作品をユーロビジョンで名を売ったおかげで一応ワールドワイドでリリースし直そうってことで出されたワールドワイド盤。故にアルバム「ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー」の冒頭がイントロの「667」じゃなくって、最高にキャッチーでロックな「In My Dreams」を加えた作品。これね、大正解なんだよ。とにかく最初の「Come on Come On…」のコーラスで惹き付けられること間違いなしの素晴らしい曲だから、その勢いでアルバム全部聞いちゃうだろうしさ。だってアルバム全編がキャッチーでポップでロックだから息つく間もなくどんどんと楽しんじゃうもん。思わず手を振りたくなってしまう「Bless the Night」とか「I turn To You」とかあるし…、あ「Mine All Mine」も「Crazy Things」もあるか。いやいや、どれ聴いてもホントに楽しめる曲ばかりでライブ見ても楽しいし、更にオールドなリスナーはギターのプレイやリフ、曲構成にフレーズを注意して聴いていると聞き覚えのあるものが続々と出てきます。Quiet Riot、Bon Jovi、QueenにもしかしたらCheap Trick、Van Halen…うん、とにかくキリがないくらいに80年代ロックへの尊敬を感じるし、真面目に自分たちの音楽を作ってるんだよ。そういうのなしでも面白いけどね。

 昨年も新作「ノン・ストップ・ロックンロール」をリリースして確か来日公演やってたハズだけどライブも上手いから好評だったんじゃないかな。自分は何となく知ってたけど行ってないんだよね。その前に見たことあるからまぁいいか、ってな感じで(笑)。車の中でよく聴いてるんだよ、Wig Wamは。気楽に聞けて新作でも知ってる気がして聴けるし、それでいて深みもきちんとあるっつうことで。「ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー」は最初のアルバムだけどもう出来上がっている。品質は滅茶苦茶高いし楽しませるってことを知ってるアルバムだからハズさない。セカンドの「ウィグ・ワマニア」はもう名盤の域に達しているし、とにかくロックってこういうもんだろ、ってのがわかる傑作♪





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フレ
Posted byフレ

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