Public Image Limited - Public Image
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Public Image Limited - Public Image (1978)

ライブ アット ブリクストン アカデミー トゥーサウザンドナイン
金属的な響きと言って思い出すのは多分多くの人が(?)P.I.Lの「Metal Box」じゃかなかろうか、なんていうことも考えられる。自分的にはまだきちんと聞き直していない作品なのでこの場で出せないんだけど、ちょっと恐る恐るの名盤って感じかな。ただ、P.I.Lってのはちょこっとこの辺のポストパンクっつうか革新的なサウンドってバンドの印象は強くて、それが故にパンクから流れて入っていった人間からすると受け入れにくい音世界だったのも確か。もっともっと外に向けた攻撃性を期待していたからだろうね。ところが巧者のジョン・ライドンは同じ路線を歩まずに更に内に向けた攻撃性を秘めたプロジェクトとしてP.I.Lを結成したようだ。
1978年に早速ファーストアルバム「Public Image」をリリース…、1978年の年初にSex Pistolsを解散させているので同じ年の暮れに新たなバンド結成とアルバムリリースというのも早業だが、それくらいの感性がなかったら音楽シーンにすらいなかっただろう研ぎ澄まされた才覚。世間がSex Pistols解散でまだまだ話題になっている内に新しいバンドでしょ?それでこの音。聴かせるには十分インパクトのあるサウンドで、拒絶する人も多数いるだろうけど話題性は高いから芸術肌の最先端のリスナーはかなり衝撃的だったのでは?今聴いてみてもやはりなかなか聴くことのない音を出していると思うし、今のシーンでもこういうエッセンスはしっかりと受け継がれているように思う。多分ここでのP.I.Lの音は革新的な音だったはずだ。ジョン・ライドンって頭切れるな、と。
そんな「Public Image」だけど、インダストリアルというか金属的と言うか、無機質的サウンドを中心に…とは言え、キース・レヴィンによるギターの音が中心だし、ドラムの処理が金属的なんだろうけど、そこにSex Pistolsでのがなり立てた歌い方とは異なるジョン・ライドンの甲高い歌が宙を舞うというスタンス。中には昔ながらのオーソドックスなパンク的サウンドじゃないかってのもあるけどさ。しかしこの周辺ってキース・レヴィンにしてもGeneration Xのトニー・ジェイムズにしても革新的な方向に進みたがるアーティストが多かったんだな。パンクの波はミュージシャンと言うよりもアーティストを飛翔させる意味では大いにシーンに貢献している。
P.I.Lに対する評価は世間的も非常に高いんだけど、それはちょっと深みのある音楽家達の間であって一般論からしたらやっぱりどこか生理的に受け付けにくい部分が多いんだろうと。自分的にはなんかね、そういうのある。多分歌声とか音の作りが生理的に受け付けない感強い。それでも音としては凄いアプローチだな、と思うからやっぱり本物だ。



金属的な響きと言って思い出すのは多分多くの人が(?)P.I.Lの「Metal Box」じゃかなかろうか、なんていうことも考えられる。自分的にはまだきちんと聞き直していない作品なのでこの場で出せないんだけど、ちょっと恐る恐るの名盤って感じかな。ただ、P.I.Lってのはちょこっとこの辺のポストパンクっつうか革新的なサウンドってバンドの印象は強くて、それが故にパンクから流れて入っていった人間からすると受け入れにくい音世界だったのも確か。もっともっと外に向けた攻撃性を期待していたからだろうね。ところが巧者のジョン・ライドンは同じ路線を歩まずに更に内に向けた攻撃性を秘めたプロジェクトとしてP.I.Lを結成したようだ。
1978年に早速ファーストアルバム「Public Image」をリリース…、1978年の年初にSex Pistolsを解散させているので同じ年の暮れに新たなバンド結成とアルバムリリースというのも早業だが、それくらいの感性がなかったら音楽シーンにすらいなかっただろう研ぎ澄まされた才覚。世間がSex Pistols解散でまだまだ話題になっている内に新しいバンドでしょ?それでこの音。聴かせるには十分インパクトのあるサウンドで、拒絶する人も多数いるだろうけど話題性は高いから芸術肌の最先端のリスナーはかなり衝撃的だったのでは?今聴いてみてもやはりなかなか聴くことのない音を出していると思うし、今のシーンでもこういうエッセンスはしっかりと受け継がれているように思う。多分ここでのP.I.Lの音は革新的な音だったはずだ。ジョン・ライドンって頭切れるな、と。
そんな「Public Image」だけど、インダストリアルというか金属的と言うか、無機質的サウンドを中心に…とは言え、キース・レヴィンによるギターの音が中心だし、ドラムの処理が金属的なんだろうけど、そこにSex Pistolsでのがなり立てた歌い方とは異なるジョン・ライドンの甲高い歌が宙を舞うというスタンス。中には昔ながらのオーソドックスなパンク的サウンドじゃないかってのもあるけどさ。しかしこの周辺ってキース・レヴィンにしてもGeneration Xのトニー・ジェイムズにしても革新的な方向に進みたがるアーティストが多かったんだな。パンクの波はミュージシャンと言うよりもアーティストを飛翔させる意味では大いにシーンに貢献している。
P.I.Lに対する評価は世間的も非常に高いんだけど、それはちょっと深みのある音楽家達の間であって一般論からしたらやっぱりどこか生理的に受け付けにくい部分が多いんだろうと。自分的にはなんかね、そういうのある。多分歌声とか音の作りが生理的に受け付けない感強い。それでも音としては凄いアプローチだな、と思うからやっぱり本物だ。
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