John & Yoko / Plastic Ono Band - Some Time In New York City
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John & Yoko / Plastic Ono Band - サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ (1971)

Sometime In New York City
Live Peace In Toronto
ザッパの1971年のフィルモアライブと言えば自分的には「フィルモア・ライヴ '71」「Just Another Band From L.A.」の二枚だよな、とピピピッと頭の中にジャケットが浮かぶのだが、一方別のニッチな人の頭の中ではジョン・レノンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」のジャケットが浮かび、更にそのD面が頭をよぎり、表情が曇る人もこれまた割と多いハズだ。まぁ、多くのロックファンになら知られている事実だけど、ジョン・レノンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」のD面には1971年にフィルモアイーストでザッパがショウをやっていて、その時にジョン・レノンがヨーコと共に飛び入りした時の様子が収録されているワケですね。
ジョン・レノンはその時のライブの模様をもちろん速攻で「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」のD面に入れてリリースしたワケですが、ザッパの方はそれから20年以上経ってからアングラな形で「Playground Psychotics」としてひっそりとリリースしているんだけど、これがまた両者のミックスの違いが色々とあって面白い。音楽作品的にはザッパの「Playground Psychotics」の方が自然で普通に聴こえるのだけど、ま、そこはジョン・レノンという人物のアルバムなので如何にもジョン・レノン的なミックスにしてリリースしているのが当たり前…ですな。
そんな経緯のあるジョン・レノンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」はどちらかと言うとヨーコのパフォーマンスのインパクトが強い印象のライブアルバムで、実際ジョン・レノンよりもヨーコのパフォーマンスが凄く評価されているんじゃないか?ジョン・レノンの得意とする泣かせる側面ってのがヤケに耳についてしまう感じがあって、それはアルバム冒頭の「女は世界の奴隷か!」と次の「シスターズ・オー・シスターズ」の雰囲気の明らかな違いからしてどうにも場違いな雰囲気なワケだ。ま、此頃のジョン・レノンってのはそういう活動家的なシンボルにもなっていたからいいんだけどね。それでももちろんジョン・レノンのR&Rはさすがです。シンプルに歌とスタンダードなノリで聴かせてくれるワケで、そこには特に音楽的な進化とかってのはあまり感じられないのがやや飽きるキライもあるんですけどね…。
1971年でしょ?もう時代は英国ハードロックとかガンガンある頃だから、こういう音にこだわる人以外が割と流れていっているんじゃないかな。そこにザッパとのジャムセッションがあって、急いで収録したってのはやっぱプログレッシブな時代の流れに乗り遅れまいとした背景があったりするんだろうか?いや、自分この辺全然深く聴いてないから感覚だけで書いてますが(笑)。ただ、聴いているとやっぱりジョン・レノンとヨーコってすごいパフォーマーだなぁと。バックの面々による音楽的ライブ的なかっこ良さはあるけど、本質的な曲とか表現の凄さって他で追随できない世界だもんな。こうして聴くとヨーコってすごいな。ジョン・レノンが明らかに引きづられているのがわかるからさ。
ってなことで、ジョン・レノンの作品の中ではあまり評価の高くない「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」だっていろいろな意味でのロックライブ名盤になるはずなので…D面のセッションも今なら結構聴けるんじゃない?




ザッパの1971年のフィルモアライブと言えば自分的には「フィルモア・ライヴ '71」「Just Another Band From L.A.」の二枚だよな、とピピピッと頭の中にジャケットが浮かぶのだが、一方別のニッチな人の頭の中ではジョン・レノンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」のジャケットが浮かび、更にそのD面が頭をよぎり、表情が曇る人もこれまた割と多いハズだ。まぁ、多くのロックファンになら知られている事実だけど、ジョン・レノンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」のD面には1971年にフィルモアイーストでザッパがショウをやっていて、その時にジョン・レノンがヨーコと共に飛び入りした時の様子が収録されているワケですね。
ジョン・レノンはその時のライブの模様をもちろん速攻で「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」のD面に入れてリリースしたワケですが、ザッパの方はそれから20年以上経ってからアングラな形で「Playground Psychotics」としてひっそりとリリースしているんだけど、これがまた両者のミックスの違いが色々とあって面白い。音楽作品的にはザッパの「Playground Psychotics」の方が自然で普通に聴こえるのだけど、ま、そこはジョン・レノンという人物のアルバムなので如何にもジョン・レノン的なミックスにしてリリースしているのが当たり前…ですな。
そんな経緯のあるジョン・レノンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」はどちらかと言うとヨーコのパフォーマンスのインパクトが強い印象のライブアルバムで、実際ジョン・レノンよりもヨーコのパフォーマンスが凄く評価されているんじゃないか?ジョン・レノンの得意とする泣かせる側面ってのがヤケに耳についてしまう感じがあって、それはアルバム冒頭の「女は世界の奴隷か!」と次の「シスターズ・オー・シスターズ」の雰囲気の明らかな違いからしてどうにも場違いな雰囲気なワケだ。ま、此頃のジョン・レノンってのはそういう活動家的なシンボルにもなっていたからいいんだけどね。それでももちろんジョン・レノンのR&Rはさすがです。シンプルに歌とスタンダードなノリで聴かせてくれるワケで、そこには特に音楽的な進化とかってのはあまり感じられないのがやや飽きるキライもあるんですけどね…。
1971年でしょ?もう時代は英国ハードロックとかガンガンある頃だから、こういう音にこだわる人以外が割と流れていっているんじゃないかな。そこにザッパとのジャムセッションがあって、急いで収録したってのはやっぱプログレッシブな時代の流れに乗り遅れまいとした背景があったりするんだろうか?いや、自分この辺全然深く聴いてないから感覚だけで書いてますが(笑)。ただ、聴いているとやっぱりジョン・レノンとヨーコってすごいパフォーマーだなぁと。バックの面々による音楽的ライブ的なかっこ良さはあるけど、本質的な曲とか表現の凄さって他で追随できない世界だもんな。こうして聴くとヨーコってすごいな。ジョン・レノンが明らかに引きづられているのがわかるからさ。
ってなことで、ジョン・レノンの作品の中ではあまり評価の高くない「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」だっていろいろな意味でのロックライブ名盤になるはずなので…D面のセッションも今なら結構聴けるんじゃない?
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