King Crimson - Epitaph Vol.1

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King Crimson - エピタフ Vol.1 (1969)
エピタフ Vol.1-Vol.4(紙ジャケット仕様) ザ・グレート・ディシーヴァー パート1(紙ジャケット仕様)

 バッド・カンパニーと言うバンドは当時スーパーバンドとして騒がれて鳴り物入りでデビューしているのだが、ポール・ロジャースとサイモン・カークはもちろんFREEからの繋がりだし、ミック・ラルフスはMott The Hoopleのギタリストとして名を馳せていたワケだ。そして異質な繋がりなのがボズ・バレルという人。King Crimsonに在籍していた後にバドカンに参加しているんだが、一見音楽性には何の繋がりもなく、何でまた?っていう不思議感が募ったものだ。今でもよくわからない繋がりではあるが、ボズ・バレルと言う人はそんなに音楽性が云々とかベーシストとして云々っていうのは主張しない人だったんじゃないだろうか?そもそもロバート・フリップにベースを教わってそのままベース弾いてましたっていう人だしさ。なので音楽的に云々よりもたまたまその周辺に居合わせてそれなりに名も売れていたこともあってのバドカン参加だったんだろうな、と思っている。んで、King Crimsonかぁ…、最近聴いてないわ、と。ココのところ40周年記念盤などでやたらとボーナストラックやDVDを付けてCDがリリースされているのは知ってるけど、さすがにもう食傷気味なのでね…。なので、ぶっ飛ぶライブ特集していることだし、何かあったな…と。何かあったな、どころかKing Crimsonのライブって今じゃもう山のように出ているから訳分かんないんだけどさ。

 1997年にリリースされた当時はもう驚いたの一言に尽きるぶっ飛びのライブアルバム「エピタフ Vol.1-Vol.4」。今じゃ4枚組でまとめて出ているけど、当時は最初にボックスで2枚組が出て、その後に更に2枚組がリリースされたんだけどさ、まさかまさかのオリジナルKing Crimsonの1969年のライブを記録したアルバムが出てくるなんて想像もしなかったからぶっ飛んだ。1973-74年頃のはこの前に「ザ・グレート・ディシーヴァー パート1(紙ジャケット仕様)」で4枚組がリリースされていたんで、聴き倒していたんだけど、その他そんなに出てこないだろうなと勝手に思ってたからさ。それがいきなりファンの誰もが聴きたいと願っていた1969年のオリジナルメンバーでのライブをガンガンと出してくれたっつう快挙。しかもブートレッグではリリースされたことのないフィルモアのライブが入っていたってのがさすがにオフィシャルの凄さと感動させてくれましてね。BBC音源だってぶっ飛ぶくらいの演奏で感動的なのにフィルモアのライブなんて何だこりゃ?ってくらいの激しい演奏と破壊的なライブで、スタジオ盤の「クリムゾン・キングの宮殿」の繊細で恍惚とした美しさをイメージしていると全くぶち壊されるくらいに美しくも破壊的自滅的ですらあるKing Crimsonの凄まじさに驚く。もちろん繊細さはあるんだけど、壊れ方が凄いんだよね。音が悪いから余計にそう聴こえるんだろうけど、生々しくて迫力満点のかっこ良さ。結局スタジオ盤を発表することのなかった曲もたくさんあって聴き応えあるし…、それにしてもこれだけライブでやっていたのにスタジオテイクが出てこなかったのは、楽曲としての完成度が足りなかったから?もうちょっと纏めて楽曲らしくしてからにしようと思ったらメンバーが替わっていってしまって新しい方向に進んでいったからかもしれないね。

 しかし久々にクリムゾンかぁ~と盛り上がって聴いていたのはいいんだけど、こんなにヘヴィで破壊的で美しいものをひたすら聴いていたら無茶苦茶疲れてきた(笑)。やっぱりこの手の音は一人でじっくりと音と向き合って聴いているものだからどうしても集中してしまって疲れるな。グレッグ・レイクのベースとか面白いもんなぁ…、この後EL&Pに行っちゃったのは良かった事なんだろうけど、凄いプレイと歌だ。これこそ最初期King Crimsonの声。タイトル曲にもなってる「Epitaph」はこの声じゃないとね♪

 う~ん、結局Disc 1聴いただけで思い切り疲れたからまた今度にしよう(笑)。ってことはBBCと11月のフィルモアだけか?このフィルモアのライブがホントにかっこ良いKing Crimsonで、別にロパート・フリップが主導権握ってるとかあんまり意識することないくらいにバンドとして均衡したバランスでライブが繰り広げられている気がするもんね。曲が少ないから色々やってるのも面白いし、この時期でしか聴けないよな、こういうのは。ただ、普通に時代を遡って聴いているとこれくらいの演奏をするバンドって決してクリムゾンだけじゃないとは思うんだけど、アグレッシブな活動が生き残った要素でもあるんだろう。しかし最強のクリムゾンはこの頃からのものではある…。始めからこのインプロ合戦の嵐はクリームのそれとは一線を画すものというのがよくわかる。やっぱ凄い。



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フレ
Posted byフレ

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風呂井戸*floyd  
年末年始は、やっぱりクリムゾン?

 昨年(2009)の末には、「レッド」や「宮殿」の3回目のリマスターで5.1サラウンドまで登場したクリムゾン。今年はそれでも静かなほうでしたが、やっぱり年末年始になってふと思い起こすとやっぱりクリムゾンなんですね。それもあのビートルズをけ落としたクリムゾンのニュースに驚いたあの時代、なかなか手に入らなかったアルバム「宮殿」など・・・・あの当時は若かった(笑)。
 この「Epitaph」は、私は1&2のボックス、そしてその後の厚手の紙ジャケの3&4と分けて買わされたのは1997年だったんですね。ありゃ~~もうそんなに経つんですね。69年もののブートはそれなりに持ってますが、あの4枚で締めくくりとなりました。それでは私もこの2-3日この4枚で過ごそうかとまず一枚をプレイヤーに入れたところです。

2010/12/30 (Thu) 20:50 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>風呂井戸*floyd さん

69年のクリムゾンライブにはホント驚きました。もちろんブートですけど、その後にこんなフィルモアとかオフィシャルで出してきて、更にぶっ飛びまして…、うん、連続して出された1&2と3&4はもうひたすら聴きました。73-74ライブ箱と共に疲労しまくりましたけどね(笑)。最近のリリースラッシュは既に食傷気味なんですけど、ライブはやっぱり燃えます。うん。

2010/12/31 (Fri) 00:03 | EDIT | REPLY |   

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