Mott The Hoople - Live - Expanded Deluxe Edition
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Mott The Hoople - Live - Expanded Deluxe Edition (1974)

Live Fillmore West, San Francisco
In Concert
やっぱりロックのライブ盤はかっこ良い、かっこ良さが違う。この場合ジャズと比べて云々ではなくって素直に心が踊る音ってことで良いのだよ、ロックは。元気になる、っていうかやっぱ前向きになるっていうかね。内に篭ってひたすら激しく乗るってんじゃない世界がロックの一部でもあるじゃない?そういうのがさ、ロックに戻る、ロックのかっこ良さに改めて気づくっていうのか感動できるっていうのか、何度も聴いているのに今更まだ感動できるもん。だから旧譜が今でも売れるんだろうし、リマスターやらリミックスやらデラックス版やらがそこそこに売れるんだろうと思う。今やCD買うのはニッチな人か中年以上の人ばかりでしょ?渋谷のHMVも閉店したし、タワーレコードだって何店舗か数えるくらいしか残ってないし、そもそもCD屋ってもうあまり見なくなってるし、みんなどこで買ってるんだ?あ、アマゾンか(笑)。
1974年にリリースされた時には1枚ものだったし、ライブの内容だって73~74年のライブツアーから収録された「華麗なる扇動者」なんていうかっこ良い邦題が付いていて、買う側も煽られたんだろうというタイトル。この頃はアルバム二枚組でライブなんてのはリリースするが分からしたら高嶺の花って感じだったろうし、そんなことしているバンドも少なかっただろうし、ましてや下積みの長かったモット・ザ・フープルにしてみればとんでもない、ってのもあったのか、それともバンド内の事情によりお茶を濁す意味でのライブアルバムだったのか…いやいや、勝手な勘ぐりは止めておきましょう(笑)。
モット・ザ・フープル「Live - Expanded Deluxe Edition」の拡張盤として二枚組になって登場したもので、これはまた嬉しかったなぁ。正直これまでの「Live - Expanded Deluxe Edition」ってライブアルバムとは完全に別モノになってしまっていて、拡張盤2枚組って、結局ブロードウェイでのライブのほぼ完全版とハマースミスのライブのほぼ完全版がそれぞれのディスクに入っているという代物です。おかげでライブが二種類まとめて聴けるという素晴らしさ、そしてジャケットはコイツのままだから実によろしいのだな。アナログで聞いている時にはやや不満気なアルバムだったのは否めなくて、何回も何回も聴いたライブアルバムではない。だからそこまでの想い入れもないんだけどさ、モット・ザ・フープルって好きなんだよ。だけどどこか日陰者的な扱いってのが時代と共に表れてきていてさ、そんなことないんじゃないか?と思っていたんです。ただ、なかなか出てこれない。ところが去年かな?最後の再結成を行ってそれこそハマースミスでライブを5日間くらいやったらしくて、それもまた超満員だったってことで盛り上がったらしい。その辺のライブを聴いててさ、そのライブも「Live at the Hammersmith Apollo 2009」ってCD出てるんだけど、それがまたかっこ良くて、昔とあんまり変わらないじゃないかと。そりゃ昔から上手いバンドじゃなかったから歳取ってもそんなに変わらないっていうのはこういうバンドの強みか(笑)。
そういう環境と背景もあってこの「Live - Expanded Deluxe Edition」という拡張版がハマりました。どうしてこんなに余裕綽々のライブになるのか、単なるR&Rバンドなのに観客の心を掴むんだな。ディスク1のブロードウェイの方が曲が多くてハデハデなイメージでのライブ。疾走感があってノッてるな~っていうのがわかるので面白いしかっこ良い。イアン・ハンターってこんなにセクシーだったのか?っていうのもね、改めて聴くと、ライブをまとめて聴くとよくわかる。ハマースミスの方でもそれは同じで独特のノリと煽り方だもんな。曲だって売れたのはともかくかなりよく出来ている曲も多くてね、実は英国ロック好きな人はハマれるハズのバンド。ただ、なかなかここに辿り着けない人は多いと思う。それは別にそこまでハマる必要がないからなんだがww。
しかしこの美しさと気持良さの同居は他に類を見ない珍しいテンション。「Rose」とか泣けてくるもんな。冒頭の「Drivein' Sister」なんて最高にカッチョ良い部類の軽快なR&Rだし…「Roll Away The Stone」なんてもう本当に最高なイントとだし、名曲「All The Young Dudes」はもちろんながら最後はいつも「Walking With A Mountain」で白熱させてくれる。ブロードウェイの方が良いかもなぁ…。74年になるとちょっとだけ落ち着いてしまう感じはあるけど、それでも全然テンションは高い。ただブロードウェイのはやはりアメリカってのがあって変なテンションかも。いや~、どっちもどっちて良いところあるわ。やっぱ二枚組でここまでのボリュームで出してくれたからこそそんな比較をしてしまう名盤「Live - Expanded Deluxe Edition」。まだまだ聴くアルバムはたくさん出てくるね。




やっぱりロックのライブ盤はかっこ良い、かっこ良さが違う。この場合ジャズと比べて云々ではなくって素直に心が踊る音ってことで良いのだよ、ロックは。元気になる、っていうかやっぱ前向きになるっていうかね。内に篭ってひたすら激しく乗るってんじゃない世界がロックの一部でもあるじゃない?そういうのがさ、ロックに戻る、ロックのかっこ良さに改めて気づくっていうのか感動できるっていうのか、何度も聴いているのに今更まだ感動できるもん。だから旧譜が今でも売れるんだろうし、リマスターやらリミックスやらデラックス版やらがそこそこに売れるんだろうと思う。今やCD買うのはニッチな人か中年以上の人ばかりでしょ?渋谷のHMVも閉店したし、タワーレコードだって何店舗か数えるくらいしか残ってないし、そもそもCD屋ってもうあまり見なくなってるし、みんなどこで買ってるんだ?あ、アマゾンか(笑)。
1974年にリリースされた時には1枚ものだったし、ライブの内容だって73~74年のライブツアーから収録された「華麗なる扇動者」なんていうかっこ良い邦題が付いていて、買う側も煽られたんだろうというタイトル。この頃はアルバム二枚組でライブなんてのはリリースするが分からしたら高嶺の花って感じだったろうし、そんなことしているバンドも少なかっただろうし、ましてや下積みの長かったモット・ザ・フープルにしてみればとんでもない、ってのもあったのか、それともバンド内の事情によりお茶を濁す意味でのライブアルバムだったのか…いやいや、勝手な勘ぐりは止めておきましょう(笑)。
モット・ザ・フープル「Live - Expanded Deluxe Edition」の拡張盤として二枚組になって登場したもので、これはまた嬉しかったなぁ。正直これまでの「Live - Expanded Deluxe Edition」ってライブアルバムとは完全に別モノになってしまっていて、拡張盤2枚組って、結局ブロードウェイでのライブのほぼ完全版とハマースミスのライブのほぼ完全版がそれぞれのディスクに入っているという代物です。おかげでライブが二種類まとめて聴けるという素晴らしさ、そしてジャケットはコイツのままだから実によろしいのだな。アナログで聞いている時にはやや不満気なアルバムだったのは否めなくて、何回も何回も聴いたライブアルバムではない。だからそこまでの想い入れもないんだけどさ、モット・ザ・フープルって好きなんだよ。だけどどこか日陰者的な扱いってのが時代と共に表れてきていてさ、そんなことないんじゃないか?と思っていたんです。ただ、なかなか出てこれない。ところが去年かな?最後の再結成を行ってそれこそハマースミスでライブを5日間くらいやったらしくて、それもまた超満員だったってことで盛り上がったらしい。その辺のライブを聴いててさ、そのライブも「Live at the Hammersmith Apollo 2009」ってCD出てるんだけど、それがまたかっこ良くて、昔とあんまり変わらないじゃないかと。そりゃ昔から上手いバンドじゃなかったから歳取ってもそんなに変わらないっていうのはこういうバンドの強みか(笑)。
そういう環境と背景もあってこの「Live - Expanded Deluxe Edition」という拡張版がハマりました。どうしてこんなに余裕綽々のライブになるのか、単なるR&Rバンドなのに観客の心を掴むんだな。ディスク1のブロードウェイの方が曲が多くてハデハデなイメージでのライブ。疾走感があってノッてるな~っていうのがわかるので面白いしかっこ良い。イアン・ハンターってこんなにセクシーだったのか?っていうのもね、改めて聴くと、ライブをまとめて聴くとよくわかる。ハマースミスの方でもそれは同じで独特のノリと煽り方だもんな。曲だって売れたのはともかくかなりよく出来ている曲も多くてね、実は英国ロック好きな人はハマれるハズのバンド。ただ、なかなかここに辿り着けない人は多いと思う。それは別にそこまでハマる必要がないからなんだがww。
しかしこの美しさと気持良さの同居は他に類を見ない珍しいテンション。「Rose」とか泣けてくるもんな。冒頭の「Drivein' Sister」なんて最高にカッチョ良い部類の軽快なR&Rだし…「Roll Away The Stone」なんてもう本当に最高なイントとだし、名曲「All The Young Dudes」はもちろんながら最後はいつも「Walking With A Mountain」で白熱させてくれる。ブロードウェイの方が良いかもなぁ…。74年になるとちょっとだけ落ち着いてしまう感じはあるけど、それでも全然テンションは高い。ただブロードウェイのはやはりアメリカってのがあって変なテンションかも。いや~、どっちもどっちて良いところあるわ。やっぱ二枚組でここまでのボリュームで出してくれたからこそそんな比較をしてしまう名盤「Live - Expanded Deluxe Edition」。まだまだ聴くアルバムはたくさん出てくるね。
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