The Who - Live At Hull (Leeds 40th Anniversary Edition)

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The Who - Live at Leeds
Live at Leeds ライヴ・アット・リーズ<40周年記念スーパー・デラックス・コレクターズ・エディション>
Live at Leeds (Deluxe Edition) - The Who Live at Leeds (Deluxe Edition) Tommy (Deluxe Edition) - The Who Tommy (Deluxe Edition)

 年末まであと少し、いや新年まであと少し、って言う方が賢明なハズだ。終盤ドタバタで何も出来なくてこれからもしばらくドタバタしている環境に身を置くハメになっているのは辛いが、ジャズでやや落ち着きを取り戻していたここ最近、やはりジャズのハードさも良いけれど、あと少しの年の瀬を迎えて、やっぱりハードにロックが聴きたいっ!という子供のような欲望のままにぶっ飛びモノの名盤リマスター盤を派手に聴いてみた。先日もバンドの連中と話している時に話題になって、全然まともに聴けていなかった自分的にはあかんな~と反省した次第で、せっかく聴くなら、そして再度リリースされる意味ってのもやはりあるワケなのでしっかりと聴かないといかんです。そんな反省も込めながら、それでもやっぱり聴いていると燃えてしまったロック界の名盤。

The Who「Live at Leeds」の40周年記念盤にオマケとして付けられた…オマケなのかメインなのかとも思う部分があるんだけどさ、「Live at Leeds」ならぬ「Live At Hull」ですな。その昔からリーズ大学のライブとハル大学のライブを録音してあって出来が良かったリーズの方をレコードにしたんだ、と嘯いていたピートだったが、それから時代は40年経過して、こうしてめでたく世に出てきてくれたハル大学のライブ音源。聴いて驚くなかれと言わんばかりにリーズよりも全然ラフで荒っぽく、そして勢い満点のライブが聴けるという代物だ。確かに時代を鑑みてレコードリリースという商売を思えばハル大学ほどThe Whoらしいライブを記録したものよりもリーズくらいにまとまって(?)勢いを感じさせるライブ盤の方が良いのだろうというのはわかる。だからこそThe Whoは今でもその地位にいるのだろうから。

 しかしね、今こうして「Live at Leeds」を出してくれて「Live At Hull」を聴いてしまうとだ…、やっぱり凄いんだわ、これ。聞けば冒頭6曲はジョン・エントウィッスルのベースが録音されていなかったというので、リーズのライブからベースを編集しているらしいが、それってありか?ま、でもいいや、違和感ないから(笑)。「Heaven And Hell」の3分前後のあたりでベースのマイクが拾っているロジャーの雄叫びとかうっすらと聴こえるから余計にリーズのライブなんだなぁ…なんて思ってしまうけど、そんなんよりもキースのドラムの凄いこと。ピートのギターのキレの良さが圧倒的にわかってしまうのはリーズよりもハル。散々リーズを聴いていたのでハルの音が新鮮んい聴こえるってのはあるんだけど、それでも無茶苦茶凄いライブ盤ですよ、こいつは。とにかくギターの音が鮮明で無茶苦茶切れ味良くてシャープでソリッド。ベースも同じようにはっきりくっきりとした輪郭で出てくるしさ、よくこんな状態で残っていたものだ。ドラムに至っては過去最高に音のキレが良いんじゃないか?キースってライブだとこんなんだったんだ、ってのがよくわかるくらいに残響音とかドラムセットで叫んでいる様子なんかもわかる。MCだけは全体的にほとんど入っていないのでやや残念だけど、とにかくぶっ飛びもののサウンド。「A Quick One」なんてキースをはじめとして最後は全員ぶっ飛びものだしさ。「Tommy」セクションを切り離したディスク構成にしているんだが、まぁ、聴きやすさで言えばそうなるのかな。わかるんだが、別にライブの曲順通りで良いってのもある。ま、多分ピートの出したい形がこういう「Tommy」を纏め分けするパターンなんだろうな。でも、今時iPodで皆聴いているから聴きたいヤツは自分で並べ替えて聴くだろうよ、って感じに割り切ってるんだと思う。実際自分もそうするもんな。



 「Tommy」セクションをまだまだじっくりとは聴けていない。でも本編は何度か聴く時間を取って聴いた…ってか聴きたくなったのでじっくりと聴いてみた。やっぱり音のせいかのかリーズよりも迫力満点で切れ味抜群。こんな感じでThe Whoのライブがもっともっと残っているならどんどんリリースしてほしいよな。いつの時代でもライブは圧倒的なパフォーマンスだったワケだし、そのライブでアメリカを制覇して行ったんだし。今のThe Whoだってあんだけカッチョ良いんだからさ。そういえば来年あたりに新作出すとかウワサがあったりするけどさ、ま、新作はいいや。それよりもこういうアーカイブを続々と適度に、あくまでも適度にリリースしてほしいよな。2002年以降のThe Whoのライブをオフィシャルでまとめて出されても聴けないからさ(笑)。映像もまだまだありそうだし、これからも楽しみなんだがもうちょっとしたらピートもロジャーもやっぱり消えていくのかもしれないな。もう70くらいでしょ?少なくともライブは難しくなるだろうな…、皆が求めるThe Whoの、という意味では。っつうか、もういいんじゃない?って。

 「Live at Leeds」の豪華さはハル大学のライブに限らずアナログフォーマットでの再リリースもあるんだけど、このアナログもまた音が違うらしい。CDのリマスターとはまた異なっていてアナログのリマスターということのようで、CDのリーズも更にリマスタリングされているから結局何度も買わされているリーズにしても今までと同じものは出されていないということだ。それなら聴いてもいいんじゃない?なんて現金に買いたくなるのもあるんだろうけど、ま、ハル大学のライブがある時点で7000円くらいの価値はあるでしょ。国内盤の「ライヴ・アット・リーズ<40周年記念スーパー・デラックス・コレクターズ・エディション>」は高すぎてアホみたいな気がするけど輸入盤で入手しておくには良いんじゃない?しかしライブ丸ごと聴いていると気合が入るからか無茶苦茶疲れるなww。





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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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ひで  

これ知らなかったです。こんな物が発売されていたんですね~!
このアルバムは国内初回プレスのアナログと、たぶん一番最初(25周年記念)の豪華仕様で出たCDで持ってます。
その後も度々増強されて出てるからいったい何回、何種類あるのやら、、

今までで一番豪華で完璧なセットらしいですけど、これで打ち止めとなるんでしょうか?
リーズの方の内容は確かに素晴らしいのですが、ハルの方は全く聴いた事も無いので興味津々です。
国内盤は輸入盤の二倍以上の値段で驚きますね!どんなボッタクリ商売してんだか…

2010/12/28 (Tue) 13:34 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ひでさん

もうね、何種類持ってるのかよくわかんないけど毎回それなりにオマケが増えてる。
今回のは極めつけだろうな、ってことで是非是非、って感じ。
ハル大学のライブがこれまたリーズよりも粗くて良いんですよ~♪

2010/12/30 (Thu) 11:45 | EDIT | REPLY |   
ドイツ特派員  
熱入りまくりですな

フレさん、誰かさんのライブレポくらい気合入ってますねえww

The Whoってちゃんと聴いてないんですよ。これも持ってるし「Who's Next」も「Who are You」も聴いてるし、代表曲も聞いているはずなんですが、何でかピンときてない。結局自分がギター弾きで、表に出る音はリズム隊というのがその原因な気がします。ただねえ、ここまでHullの音源を押されたらそりゃ聴くしかないわけでね。もう一度Leeds聴いてみよう。

基本的にはThe Whoってピートのポップ感覚が主軸にあって、それを気が狂ったような(まあ狂ってたわけですが)リズム隊が色付けするという感じですから当時のブリティッシュ一派でも独特でKinksなんかとも少し違うし。インテリジェンスとしては同じ方向な気がするんですけどね。

2010/12/30 (Thu) 14:49 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ドイツ特派員さん

ははは~(笑)。いやいや、アレのライブレビューは実は凄く書きたいんだけどさ、実は感動のあまり曲順とか曲目がものすごい曖昧になってて…、故に凄く抽象的な言葉しか思いつかないので書けないというだけだったり…(涙)。その辺が生ライブの必要悪ってヤツでしてね、ライブが凄すぎて記憶が飛んでるっつう状態ですわ。ラスト2曲にぶっ飛んでたからさ。

んで、The Whoのコイツはね、実は自分のバンドの仲間も全然同じようなこと言ってたんだけど、そして基本メタラーなんだけど、今やすっかりThe Who漬けになってるから多分素地はあるんだろうな、と。なので、どこかで「おおお?」となったら早いと思います。ギターとかベースとかドラムとかどれも最高峰だし、ポップとは全然異なる超ハードロックなライブですからね。滅茶苦茶ハートに来ます。Kinksも実はライブは凄いアドリブ大会で凄いんですけどね♪

2010/12/31 (Fri) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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