The Crazy World of Arthur Brown

Journey
 サイケデリックの波はアメリカで起きたヒッピームーブメントによって引き起こされ、そのまま英国に輸入されることとなるが一方の英国では独自のサイケデリック文化が形成されつつあった。UFOクラブという有名なライブハウスでの模様はアングラの帝王でもあったピンク・フロイドが日夜実験的な演奏を繰り広げており、その模様はシド・バレット在籍時の唯一の映像となるビデオにもしっかりと収められており、ソフト・マシーンと共に築き上げてきたライティングショウとも相見えて英国サイケの象徴となった。そこではジョン・レノンやミック・ジャガーの姿も見られ、英国アングラシーンの重要さを見せつけることとなっていた。

 その中でも圧倒的なパフォーマンス性を誇っていた一人のアーティストをご存じだろうか?名をアーサー・ブラウンと言い、自身のバンド、The Crazy World Of Arthur Brownを率いて数々のショウを行っており、その突出性は後のロックシーンに大きな影響を及ぼしている。古い映像では「Fire」というものがもっともメジャーな曲で、頭の上で火を燃やしながら「Fire〜チャチャチャ〜」と歌う姿は一度見れば一発で印象に残るくらいの衝撃。しかも顔面は銀ラメで塗りたくっているんだから、もうエンターティンメントでしかありえない、でも音楽は凄くマジメだったりする。後にEL&Pのドラマーとなるカール・パーマーも在籍していて、鍛えられた面は大きいだろう。そして当時圧倒的人気を誇っていたThe Whoのピート・タウンジェンドが彼等のファーストアルバムをプロデュースしており、同じポリドール系列だからとは言えども才能を認めたからこそのプロデュースだろう。アルバム全体を通してエネルギッシュなパフォーマンスが容易に想像の付くサイケデリック…と言うには少々エナジーが有りすぎるくらいのサウンドを奏でており、アーサー・ブラウンの際立った才能が目立つ作品になっている。もちろんアルバムジャケットでのインパクトも絶大で、当時のリスナーには相当の衝撃があったんじゃないかなと思われる凄い作品。DVD映像付きででもリリースすべき傑作…でしょう。

 このスマッシュヒット以降はキングダム・カムというスペーシーロックなバンドを組み、何枚かアルバムをリリースした後もソロ作を発表するが、このファーストアルバムほどのインパクトはもちろんないのでちょっと残念。ただ、キングダム・カムの三枚目は硬質なリズムマシーンの上で繰り広げられるサウンドの作りがアンマッチで面白く、ジャケットの良さも手伝ってプログレマニアからの名盤として語り継がれている。

Comment

[1249]

これについては、コメント書きたくてもわからんでしょうが!
頭にろうそくおったててどうすんの!みたいな・・・音的にはその後のアトミック・ルースター、ガンあたりにも影響しているとでも書いとくか〜?

実は、深夜放送でめちゃ当時ヒットしてました・・・(笑)

[1251] >evergreenさん

そっか、そりゃそうかもしれん(笑)。目で見て分かる人だからねぇ。深夜放送でヒットしてたって面白いね。ウケる、ってことかな。

[1263]

TBついてるよお〜〜〜
おっどろいた〜〜〜
夜響さんか!
お疲れ様です!

[3040]

こんな前に書いてるとは・・・恐ろしい〜〜〜
自分がコメント、しかも入れてるよ・・・覚えない・・・笑

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あ!頭に炎が!

JUGEMテーマ:progressive rock  アーサー・ブラウンというイギリスのミュージシャンは日本ではあまり知られてませんが、不思議な才能の持ち主です。かなり気に入ってます。今やハード・ロックやソウルで中心的な歌い方として叫ぶように歌う、シャウト唱法とかフ...

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11月22日
 最近どういうワケだか時間がある時に見る映画はブラッド・ピットが出ているものばかりだ。もちろんイケメンっつうのもあって作品数が多いんだろうけど、見ていて凄いなぁと思うのはやはりその役者としての巧さ。役柄的には実に多彩な役を演じているので見る映画見る映画でキャラはかなり異なる。狂人からネクラ、爽やかな青年から知的な大人などなど様々。その変幻自在のキャラを巧く活用したファンタジー作「ジョー・ブラックをよろしく」なんてのもこないだ見てしまった。まぁ、あり得ないけどブラピならではの役柄だし、その後「オーシャンズ13」を見ててそのスマートな詐欺師的役割にも巧さを感じた。本来のキャラってどんなのか知らないけど、あそこまで表情とか目の色とか振る舞いなどを変えられる人ってなかなかいないんじゃないかな。だからこそ役者としてもてはやされるんだろうし、才能あるんだろう。なるほどねぇ…、なんだかんだとブラピの映画って結構見てるかも…。
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