Buddy Guy - Living Proof
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Buddy Guy - Living Proof (2010)

Skin Deep
Stone Crazy!
ジミヘンのカバーをやらせたらとんでもなくダントツのギタープレイと歌を聴かせられる男、それはジミヘンに影響を与えたでもあろうバディ・ガイってなもんだ。ジミヘンがバディ・ガイに影響を受けてあのスタイルになったというのもわかるし、バディ・ガイがジミヘンの影響を受けて今のスタイルになったというのも頷けるという不思議な関係。実際に「Little Wing」とかをバディがカバーしているのを聴くと、正にジミヘンって感じするもんね。SRVよりも説得力あったりするからコワイ。
そんなバディ・ガイがこないだ出した新作が「Living Proof」。驚くことに74歳の若造にしてこの味だ。いや、若造ってのはさ、アルバムジャケットに「74 years young」って書かれているんですよ。「old」じゃなくてね。イカしてる爺いだと思いません?全く。ジャケットもバーボンに貼れるような感じで作ってあって、どこかのサイトではコイツをホントにバーボンに貼りつけた写真なんてのもあった。粋ですよ、これは。
前作「Skin Deep」では多彩なゲスト陣を迎えて話題作りしてたけど、今回はシンプルにBBキングとサンタナのふたりだけ。まぁ、そんで中味を聴くんだけどさ、もう思い切りハードブルースでして、どこが74歳なんだこの爺さん?ってくらい気合の入ったギターと歌が聴けます。音も弾いてるふだけじゃなくて音色にこだわってるし、歪んでるし泣いてるし…、全くこれこそ職人芸なんだろうけどとんでもなく良い作品に仕上げているんだから凄い。こういう味が簡単に出せるのはもうキャリアの差ですかね。この境地に辿り着くのはそんじょそこらの気合じゃ無理だ。そんなこと意識しなくても普通にこんな風にギター弾きまくってブルースしてくれ。いや、かっこ良い音の連発です。メロウなブルースからハードなブルース、弾きまくりのブルース、歌いまくりのブルース…、どれを取っても見事な作品としか言えない。こんな新作出せるんだったらいくらでも出してくれよ。
2曲目の「Thank Me Someday」なんてもう大好きな作品ですね。こんだけ弾いて泣いて歌ってアグレッシブに迫ってくるブルースってさ。この人のは毎回出る度に聴くんだけど、いつもノックアウトさせられる。古い作品よりも今の作品の方が面白いっつうか、ロックからの吸収を見事に昇華させてブルースと合わせている。その辺がスタンダードなブルースしかやらない往年の巨人達とは違う。74歳になっても「Living Proof」を聴くとわかるが、成長し続けているブルースメンなんです。とんでもねえ爺さんだわ、バディ・ガイってのは(笑)。




ジミヘンのカバーをやらせたらとんでもなくダントツのギタープレイと歌を聴かせられる男、それはジミヘンに影響を与えたでもあろうバディ・ガイってなもんだ。ジミヘンがバディ・ガイに影響を受けてあのスタイルになったというのもわかるし、バディ・ガイがジミヘンの影響を受けて今のスタイルになったというのも頷けるという不思議な関係。実際に「Little Wing」とかをバディがカバーしているのを聴くと、正にジミヘンって感じするもんね。SRVよりも説得力あったりするからコワイ。
そんなバディ・ガイがこないだ出した新作が「Living Proof」。驚くことに74歳の若造にしてこの味だ。いや、若造ってのはさ、アルバムジャケットに「74 years young」って書かれているんですよ。「old」じゃなくてね。イカしてる爺いだと思いません?全く。ジャケットもバーボンに貼れるような感じで作ってあって、どこかのサイトではコイツをホントにバーボンに貼りつけた写真なんてのもあった。粋ですよ、これは。
前作「Skin Deep」では多彩なゲスト陣を迎えて話題作りしてたけど、今回はシンプルにBBキングとサンタナのふたりだけ。まぁ、そんで中味を聴くんだけどさ、もう思い切りハードブルースでして、どこが74歳なんだこの爺さん?ってくらい気合の入ったギターと歌が聴けます。音も弾いてるふだけじゃなくて音色にこだわってるし、歪んでるし泣いてるし…、全くこれこそ職人芸なんだろうけどとんでもなく良い作品に仕上げているんだから凄い。こういう味が簡単に出せるのはもうキャリアの差ですかね。この境地に辿り着くのはそんじょそこらの気合じゃ無理だ。そんなこと意識しなくても普通にこんな風にギター弾きまくってブルースしてくれ。いや、かっこ良い音の連発です。メロウなブルースからハードなブルース、弾きまくりのブルース、歌いまくりのブルース…、どれを取っても見事な作品としか言えない。こんな新作出せるんだったらいくらでも出してくれよ。
2曲目の「Thank Me Someday」なんてもう大好きな作品ですね。こんだけ弾いて泣いて歌ってアグレッシブに迫ってくるブルースってさ。この人のは毎回出る度に聴くんだけど、いつもノックアウトさせられる。古い作品よりも今の作品の方が面白いっつうか、ロックからの吸収を見事に昇華させてブルースと合わせている。その辺がスタンダードなブルースしかやらない往年の巨人達とは違う。74歳になっても「Living Proof」を聴くとわかるが、成長し続けているブルースメンなんです。とんでもねえ爺さんだわ、バディ・ガイってのは(笑)。
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