Bob Dylan - Bringing It All Back Home

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Bob Dylan - ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム (1965)
ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム 追憶のハイウェイ61

 普段はまるで聴かないアメリカのシンガーソングライター陣だけど、せっかくなので聴いておこう~ってことでこれは久々というか初めてと云うか、アルバムとしてちゃんと聴いたことは多分ないんだろうな、と思うディランの「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」。他のアルバム何枚かは聴いたりしたんだけど…、そういえばちょっと前にもディランのライブアルバム取り上げたよな。ま、いいか。ここ数日間のブログの流れの変化も凄い角度だなと自分で思うんだけど根っこは繋がってるってことで…。

1965年リリースのボブ・ディラン5作目のアルバムにしてロックの転機ともなった「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」。正直言ってボブ・ディランって意識しなくてもどこからか何かしら色々とディランの曲ってのは入ってくるし、聴くことも多いしカバーされてることも多いから全く知らない~ってことにはならないんだよな。「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」にしてもアルバムとして聴くのは初めてに等しいけど、1/3くらいは知ってるじゃないかっていう(笑)。それとボブ・ディランって人のテンポと展開に慣れてきているので、違和感もないし新たに聴くっていうんでもないから自然に聴けてしまうね。

 んで「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」がすごく良いとか悪いとか…わからん(笑)。多分かなり面白いし名盤の域に入る作品なんだろうという気はしているんで聴いてて苦痛にならないんだろうし、さすがだな~って気になるんだと思う。何つうのかね、ゆとりや遊びもあるからさ。そしてかなりバリエーションに富んだ作風の曲が多いから、この後のフォークロック時代を築き上げた一枚ってトコなのかな。

 よくロックに近づいたアルバムって言われるんだけど、65年当時のロックって何があったんだ?と不思議になる。誰もロックなんて意識なかった時代じゃないかなぁ。ま、ロカビリーはあったけどR&Rでしょ?R&R風の曲って「On THe Road Again」くらいで、それが珍しいパターンだったのかな?イマイチ、ピンと来ない解説があるんだけど自分が未熟なんだろうな、その辺は。今となってはフォークもフォークロックもロックも大して差別できる要素ないかもしれないし。

 でも、ディランってロックでしょ?と思うのだが…。姿勢の問題かな。…ってな余計なことはともかく、「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」を絶対に聴かなきゃっていうアルバムとはまだまだ言えないんだが、こういう世界を展開している人っていう存在をしっかりと認識しておくに越したことはないだろう作品。個人的には毎回書くけどこの後の「追憶のハイウェイ61」が大傑作だと思ってるからさ。「Mr,Tambourine Man」じゃないんだよね。





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フレ
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