Carolyn Wonderland - Miss Understood




テキサスはヒューストン出身のブルースウーマンと聞いたらやっぱり何かを期待してしまう。そしてその期待にしっかりと答えてくれるかのような迫力と魂でギターを弾いて歌ってくれるのがCarolyn Wonderlandというブルースウーマンだ。宣伝文句的には歌はジャニス・ジョプリンの再来、ギターはジョニー・ウィンターの再来と言われているくらいのもので、なるほど、と興味を示して結構最初の頃から聴いているアーティストです。そんな時に知らなかったんだけど、丁度9月の終わり頃に日本に来日してライブを各地で行っていたらしい。Webで探すといっぱいその時の感想が出てくる。それなりに日本にもファンがいるみたいなので喜ばしいね。
そんなCarolyn Wonderlandの2009年の作品「Miss Understood」だが、既に90年代前半から活動していたCarolyn Wonderlandの遅咲きながらも代表作として名高い一枚となっているらしい「Miss Understood」だ。期待満点で聴いたんだよね。前評判と印象が良かったしさ、ジャケットがそのまま物語ってるじゃない?どんなシンガーなのかさ。んで聴いてみました。最初から小気味良いノリのシャッフルブルースでおぉっ!と気になるリフ。そして迫力満点のシャウトを聴かされて虜になります♪ちょっとしたバラード的な曲では正にブルース…ジャニスを思わせる歌と自身のギターでちょっとスワンプ的なサウンドで聴かせてくれるのもテキサス出身の荒くれイメージとは異なる。でも、良いな。3曲目の「Bad Girl Blues」ってさ、どこかUncle Dogの「Old Hat」でPaul Kossoffと一緒にやってる曲を思い出させる。マギー・ベルのね。正にスワンプバラード。いくつかのカバー曲もアメリカでウケるための選曲な気もするけど結構渋めのところからチョイスされているようだ。そしてCarolyn Wonderlandの歌声が存分に生かされているのが違和感ない。自分的にはオリジナルに馴染みがないから全然Carolyn Wonderlandの曲として聴いてるけどね。それでもリック・デリンジャーの「Still Alive And Well」はカッチョ良い♪
歌の迫力があるから歌聴いちゃうけど、ギターも乾いたトーンで要所要所キメてくれるんだよな。歌と絡むので心地良いし、ライブだったら凄いワンマンショーになるんだろうな、そのヘンがジョニー・ウィンター的かもしれん。元気になるブルースだよ。曲によってはホーンセクションも入ってくるし、どんどんブレイクしてほしい未来を背負うブルースウーマン♪ココのところ脚光を浴びる出来事が続いているようで更に躍進する年になっているみたい。うん、いいね。
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