Tony Spinner - Live In Europe

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Tony Spinner - ライブ・イン・ヨーロッパ (2007)

ライブ・イン・ヨーロッパ Saturn Blues
Live Live In Europe Rollin' Rollin' & Tumblin'

 今回はSRV直系のブルースロックギタリストっていう感じのを聴きたくて探しているトコロなんで、生粋のブルースみたいなのはちとパスして新しいものを…ってのが多いです。なので古目の人には割と馴染みがない名前ばかりなんだろうけど、それでも時代の流れで次世代を担っていくブルースメンってどんなん?っていう興味があってさ、アチコチと聴きまくってたりします。

 そんな中、実は凄い知名度を誇っていたんじゃないか?ってのがこのTony Spinnerです。聴いた作品は2007年にリリースしたライブアルバム「ライブ・イン・ヨーロッパ」ってので、ブルースメンの本領ってライブだろうし…ってだけなんだけどね。あとはジミヘンの「Spanish Castle Magic」や「Have You Ever Loved A Woman」っつう知ってるのをやってたりするので聴きやすいだろうってことでチョイス。聴いてみるともうそりゃ本格的なブルースロックギタリストとバンドのライブアルバムでかなり弾きまくってます。同じくらいに歌も熱唱しているのでこれは青っちろい新人じゃないなぁ~、って調べてるとなるほど、現在のTOTOのサポートメンバーになってるのね。それとポール・ギルバートやパット・トラバースと一緒にやってたりする強者らしい。そりゃこんだけのライブになるわな。単なるブルースロックではなくってやはり幅があるサウンドを意識しているから曲のレベルが高い。面白いかどうかっつうのはなぜかギタープレイに懸かってるんで、一気に趣味的になっちゃうけどさ(笑)。

 1993年にデビューしているんだけど遅咲きな人で、実は1969年のウッドストックで衝撃的な影響を受けてAlvin Leeやジミヘンに影響されている世代とのこと。しかも最初のアルバム「Saturn Blues」ではドラマーにエインズレー・ダンバーが参加しているという本格的なプレイヤーってのも見事。まだまだ知らない世界にこういう人はいるんだなぁ…と実感です。確かにヒットするような曲は何となくなさそうだけどギター一本でやってますってとこか。Humble Pieとか好きな人はイケるかも。





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フレ
Posted byフレ

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zagan  
貢ぎ物

去年の入院中に、貢ぎ物として収穫したCDの中にありました。
"Rollin & Tumblin"という2009年ものらしいです。

簡単に人が死んでく病室では、「しゃかしゃか」と音を立てるのがなんだかなぁと思ってたので、一般病棟へ移動するまでは聞いてませんでした。そのうち、あるのを忘れちゃったんですが…(笑

思い出して聞いてます。
なかなか良いですな。うん。

2010/10/01 (Fri) 13:45 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>zaganさん

おぉ~、やはり知られている人なんですね。自分では実感ないまま聴いているので他の方から言われるとなんか安心します(笑)。アメリカの音ってほんと鈍感なのでこういう機会に楽しんでます。

2010/10/02 (Sat) 10:39 | EDIT | REPLY |   

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