Coco Montoya - Gotta Mind to Travel

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Coco Montoya - Gotta Mind to Travel (1995)
Gotta Mind to Travel Dirty Deal
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 1995年にデビューした新人ブルースギタリストのアルバム、と言えば事実その通りなんだけどそれまでの経歴ってのを簡単に見てみると驚くことってのが稀にある。もっともポンッとシーンに出てくるなんてのは半分くらいなんだろうから、多くは下積みなり経歴なりってのがあるんだろうなぁとは思ってるけどさ。本日紹介のCoco Montoyaは元々ドラマーだったらしく、あ、白人ですよ、ちなみに。んで、アルバート・コリンズのところでドラムを叩いていたらしいんだが、その5年くらいの間にアルバート・キングからギターを教わったらしく、一介のブルースギタリストになっちゃったらしいんですな。その後にはジョン・メイオールのところでギターを弾いていたのかな?ドラムなのかな?わかんないけど、何かそんな感じでビッグネームと修行をしながらプレイを磨いていた人らしい。そんな人が御大二人にお墨付きをもらいながらリリースした作品が本日の主役。

 1995年リリースの「Gotta Mind to Travel」ですが、まずは3曲目にてアルバート・コリンズ自らが出演してゲスト参加でギターを共演している。ソロとか聴いてるとどっちだ、これ?って思うくらいにプレイが似ているので困る(笑)。少なくとも音はかなり一緒だぞ、と。アルバート・コリンズはもちろんテレキャスだろうから、ココ・モントーヤの方はジャケットからするにストラト?まぁ、似たような音は出るけどさ。シングルコイルを如何に太く鳴らすか、ってのもコリンズの教えのような気がして(笑)。

 そのココ・モントーヤの「Gotta Mind to Travel」だけど、結構これもモダンに纏め上げていてブルース一辺倒ではなくってどこかブルーアイドソウル的な側面があるのかな、引き締まった感じのおしゃれさがあるんだよね。そこが1995年っていう年を表しているのかもしれない。それと自分で歌っているんだろうが、妙に黒人らしい歌い方で、だからこそブルーアイドソウルなんだな。面白い人がいたもんだ。その熱唱とプレイをフルに使っているのが最後の「Am I Losing You」というソウルバラードみたいな歌かね。何か歌モノって感じなのであまり好みではないけど、評判は良さそう。それよりも自分的には6曲目の「Same Dog」の方がモダンなブルーアイドソウルとブルースギターで良いかな、と。

 結構アルバムをリリースしているみたいで日本のアマゾンにもあるので試せるってのはいいかも。自分的にはこの「Gotta Mind to Travel」くらいで良いかな、って具合ではあるが…(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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