Lordi - Babez for Breakfast


モンスターバンドとして出てきたフィンランドの国民的バンドとまで知名度を上げたLordiが早くも5枚目の作品「Babez for Breakfast」をリリースしてきた。この前の「Deadache」からまだ一年強くらいじゃないの?もっと経ってるかな?あ、2年くらいか…、それでも結構なペースの速さで出してくるなぁ…。もっとも音的には飽き易いサウンドだから早い段階でどんどんアルバムを出してくれないと忘れてしまうというのも事実か…(笑)。
80年代風ヘヴィメタルの再来とモンスターの衣装で超個性的な集団として名を馳せているLordi、今回のアルバム「Babez for Breakfast」にしてもそれは全く変わっておらず、それでいてその中にはしっかりとLordi節っていうのがあってさ、聴けば一発でLordiの音だなぁ、と納得するサウンドの個性は見事。ボーカルの歌声のみならず楽曲構成とメロディだな。やっぱりフィンランドのメロディセンスは好みなのだ。そして今回ちょっと出てきたのがMotley Crue的なパーティロックンロールに近づいた側面かね。簡単に言えば三曲目のベタなタイトル「This Is Heavy Metal」なんつう曲では思い切りMotley Crueなサウンドなんだよね。逆にカバーされてもおかしくないくらいにハマってたりして笑える。うん、相変わらずどの曲聴いてもレベルの高さはキープされてるし、これもまた聴き込むのが楽しみな一枚。
「Babez for Breakfast」でのアルバムジャケットはこれまでとガラリと趣向を変えたコミカルなものになっているんだが、何か意図があるのかもね。それとも単に余裕をぶちかましているだけ?まぁ、こんなふざけ方もLordiらしいっちゃあLordiらしいが。
「Babez for Breakfast」はまだ数回しか聴いてないけど、これもまた良い作品だ。キラーチューンをどれにするか難しいんだけど、どれもこれも良質で聴きやすいからアルバムとしてまとまっている。今時のメタルなんぞはやたらと展開が凝っていたりして音数が多いのだが、Lordiはその辺シンプルで大人のメタラーには受けやすいハズだ。なんせ歌メロもポップスに引けを取らないくらいメロディアスなのだから。全15曲入りながらもどれもこれも3分台の曲ばかりなので聴きやすい。ジャケットのエグさにビビらず手に取って、更に言えばビデオを見てもらう方が楽しさ倍増のバンドだね。
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