Slash - Slash
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Slash - Slash (2010)

放浪のギタリストとしか思えない状態が長々と続いている今では伝説のバンドとなってしまっているGuns'n Rosesのギタリスト、Slash。あ、でもGuns'n Rosesってのはまだアクセル一人で持っているのか…。まぁ、アクセルとスラッシュが一緒にやってこそのバンドという認識だから既に終わって久しいバンドと思ってる。まぁ、そんなスラッシュってのにはそれほど興味が失くて、何枚かプロジェクトでアルバムを作ったりしていたのは知ってたが、その後はVelvet Revolverか…、結構この二十数年間で活動しているのか?いや~、ちょっと少ないだろうね。でも、勿体無い人だとは思う。元来バンドのギタリストとして才能を発揮するのになかなか出てこないってのは本人が怠慢なのか力量差がありすぎるのか…。
それはともかく、ようやく自身のソロアルバム「スラッシュ」、本当の意味でのソロアルバムを作ったスラッシュが選択した手法は、曲を全部自分で作り、もちろんギターを弾くんだけど、あちこちのボーカリストにそれを歌わせてひとつのアルバムとしたやり方だった。ポール・ロジャースが「Muddy Water Blues」ギタリストを取っかえ引っかえしてブルースアルバムを作った時と同様にボーカルを変えていくってのは面白い試み。それと、SommerSonicで来日した時にマイケル・モンローが大阪では飛び入りしました、ってのは聞いてたが、一体それで何を歌ったんだ?と気になって追っかけてて、それが「We're All Gonna Die」という曲で、何だこりゃ?って調べてみたら今回のスラッシュのソロアルバムの中の最後に収録されている曲で、なんとIggy Popが歌っている曲だった。なるほど、だからマイケル・モンローが一緒に歌っていたのか、とマイケル・モンローのここまで来てもまだミーハーなトコロに感動した。イギー大好きだからねぇ…。
それでアルバム「スラッシュ」を最初から聴いてみると、知ってるボーカリストの名前はそれほど多くないが、来日公演に連れてきていたMyles Kennedyってボーカリストの評判が良かったのでなるほど、と云う感じ。ハイトーンでも声が痩せないでしっかりと出ているもん。それもそうかと…、この人って2007年のZeppelin再結成後にバック三人のメンバーが集まってプラントなしのZeppelinをやろうとしていた時に一緒にセッションしていたボーカリストだったんだよ。だから相当の実力者なんだろうと思うし、結局ポシャってしまったプロジェクトでそれはその方が良かったんだが、どんな歌なんだろ?って。それと、大御所オジーもあの独特の歌い方で参加していて、まぁ、ちょっと聴けば分かるさ。それと圧巻の迫力を示していたのがWolfmotherのアンドリュー君。スラッシュをバックにして自分の世界を作ってしまっていて、それはスラッシュが思い描く世界とWolfmotherがやってる世界が似ているからだろう。そして期待はモーターヘッドのレミーの歌だ。スラッシュも見事なもので、しっかりとそれにマッチした曲を準備していて適切な人物に歌わせているので、ここでは見事な融合を果たしている。そしてどこでも名前を見かけるデイヴ・グロールがここではドラムで参加、ベースは元ガンズのダフという構成でロックなインストを展開。面白い試みだね。お馴染みのA7Xのボーカルも参加して今度はスラッシュらしからぬリフを奏でるジャムも意外性に富んでいるが、う~ん、A7Xの世界観に近いかも。んで、最後はイギーの歌。マイケル・モンローが歌うのとは全然異なる世界で、どっちかっつうとスラッシュがイギーを選んだことの方が不思議な感じ。
ってなことで、なかなか楽しめるアルバムに仕上がっているのでハードロック好きな人には何かと面白い作品です。問題はどれもこれもボーカルの個性で生きているけど、楽曲そのものがあまりインパクトが無いってことか。ギタリスト的にはスラッシュらしいフレーズだ~ってのがあちこちで聴ける。


放浪のギタリストとしか思えない状態が長々と続いている今では伝説のバンドとなってしまっているGuns'n Rosesのギタリスト、Slash。あ、でもGuns'n Rosesってのはまだアクセル一人で持っているのか…。まぁ、アクセルとスラッシュが一緒にやってこそのバンドという認識だから既に終わって久しいバンドと思ってる。まぁ、そんなスラッシュってのにはそれほど興味が失くて、何枚かプロジェクトでアルバムを作ったりしていたのは知ってたが、その後はVelvet Revolverか…、結構この二十数年間で活動しているのか?いや~、ちょっと少ないだろうね。でも、勿体無い人だとは思う。元来バンドのギタリストとして才能を発揮するのになかなか出てこないってのは本人が怠慢なのか力量差がありすぎるのか…。
それはともかく、ようやく自身のソロアルバム「スラッシュ」、本当の意味でのソロアルバムを作ったスラッシュが選択した手法は、曲を全部自分で作り、もちろんギターを弾くんだけど、あちこちのボーカリストにそれを歌わせてひとつのアルバムとしたやり方だった。ポール・ロジャースが「Muddy Water Blues」ギタリストを取っかえ引っかえしてブルースアルバムを作った時と同様にボーカルを変えていくってのは面白い試み。それと、SommerSonicで来日した時にマイケル・モンローが大阪では飛び入りしました、ってのは聞いてたが、一体それで何を歌ったんだ?と気になって追っかけてて、それが「We're All Gonna Die」という曲で、何だこりゃ?って調べてみたら今回のスラッシュのソロアルバムの中の最後に収録されている曲で、なんとIggy Popが歌っている曲だった。なるほど、だからマイケル・モンローが一緒に歌っていたのか、とマイケル・モンローのここまで来てもまだミーハーなトコロに感動した。イギー大好きだからねぇ…。
それでアルバム「スラッシュ」を最初から聴いてみると、知ってるボーカリストの名前はそれほど多くないが、来日公演に連れてきていたMyles Kennedyってボーカリストの評判が良かったのでなるほど、と云う感じ。ハイトーンでも声が痩せないでしっかりと出ているもん。それもそうかと…、この人って2007年のZeppelin再結成後にバック三人のメンバーが集まってプラントなしのZeppelinをやろうとしていた時に一緒にセッションしていたボーカリストだったんだよ。だから相当の実力者なんだろうと思うし、結局ポシャってしまったプロジェクトでそれはその方が良かったんだが、どんな歌なんだろ?って。それと、大御所オジーもあの独特の歌い方で参加していて、まぁ、ちょっと聴けば分かるさ。それと圧巻の迫力を示していたのがWolfmotherのアンドリュー君。スラッシュをバックにして自分の世界を作ってしまっていて、それはスラッシュが思い描く世界とWolfmotherがやってる世界が似ているからだろう。そして期待はモーターヘッドのレミーの歌だ。スラッシュも見事なもので、しっかりとそれにマッチした曲を準備していて適切な人物に歌わせているので、ここでは見事な融合を果たしている。そしてどこでも名前を見かけるデイヴ・グロールがここではドラムで参加、ベースは元ガンズのダフという構成でロックなインストを展開。面白い試みだね。お馴染みのA7Xのボーカルも参加して今度はスラッシュらしからぬリフを奏でるジャムも意外性に富んでいるが、う~ん、A7Xの世界観に近いかも。んで、最後はイギーの歌。マイケル・モンローが歌うのとは全然異なる世界で、どっちかっつうとスラッシュがイギーを選んだことの方が不思議な感じ。
ってなことで、なかなか楽しめるアルバムに仕上がっているのでハードロック好きな人には何かと面白い作品です。問題はどれもこれもボーカルの個性で生きているけど、楽曲そのものがあまりインパクトが無いってことか。ギタリスト的にはスラッシュらしいフレーズだ~ってのがあちこちで聴ける。
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