Prince - 20Ten
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Prince - 20Ten (2010)

Purple Rain
80年代を代表するかのようなシンディ・ローパーがブルースアルバムをリリースして、マイケル・ジャクソンは鬼籍に入り話題を振りまいた、そしてプリンスもまた最近新作をリリースした。この人の場合はもう無制限に新作が出てくるので正直言って追いかけていられるはずもなく、とことん枯れることのない才能と常に斬新なアイディアを持ち合わせている本能には頭が下がる。ここまで天才ってそうそういないだろ、という認識は持ち合わせているのが、それが故に同じ傾向の作品は二度と出さないというような革新性もあるので、どこかの時期で気に入った作品があったらその作品前後くらいでしか同じような作風を聴くことが出来なかったものだ。
ところが新作「20Ten」では驚くことに80年代のプリンスを彷彿とさせるようなアルバム~というキャッチコピーが目に入ってきたおかげでかなり気になったので久々に聴いてみることに。しかも大ヒット作「パープル・レイン」に通じるような、とあるのでこれはまたファンクなロックアルバムか?と期待。
結果としては…、ココのところのプリンスの作風を知らないんだけど、最初からヘヴィなギターが右の奥のほうで鳴り続けていて、音だけ聴けば相当ヘヴィに歪んだ音で曲を支えているのだが、いかんせんミックス上ではおまけ扱い…。ここまで弾いててそんな扱いですか、とちょっと哀しくなるのだが、まぁ、楽曲の根本がダンサンブルでキャッチーなサウンドなのでやむを得ないのだろう。以降相変わらず多様なダンサンブルなサウンドが並ぶんだけど、特に面白いとも思わず、普通に聴けたってことは80年代のプリンスを踏襲しているからだろう。そうじゃなきゃ違和感ありありだったろうから。女性コーラスによる軽さとキャッチーさの強調、フワフワした感じでのエレクトリックポップス。
どこまで行ってもプリンスらしいビートは健在で、このビートの上を如何に軽やかに主張したメロディとファルセットが流れるか、みたいなトコロなんで、ギターの比率とか、なんかの比率なんてのはその都度変わる、それでプリンスらしさを主張しているのだ。手法はそれほど多くないのにいくらでも曲が出てくる…、凄いな。確かに80年代風かもしれないけど、別に古さはないし、やっぱり最新作だ。



80年代を代表するかのようなシンディ・ローパーがブルースアルバムをリリースして、マイケル・ジャクソンは鬼籍に入り話題を振りまいた、そしてプリンスもまた最近新作をリリースした。この人の場合はもう無制限に新作が出てくるので正直言って追いかけていられるはずもなく、とことん枯れることのない才能と常に斬新なアイディアを持ち合わせている本能には頭が下がる。ここまで天才ってそうそういないだろ、という認識は持ち合わせているのが、それが故に同じ傾向の作品は二度と出さないというような革新性もあるので、どこかの時期で気に入った作品があったらその作品前後くらいでしか同じような作風を聴くことが出来なかったものだ。
ところが新作「20Ten」では驚くことに80年代のプリンスを彷彿とさせるようなアルバム~というキャッチコピーが目に入ってきたおかげでかなり気になったので久々に聴いてみることに。しかも大ヒット作「パープル・レイン」に通じるような、とあるのでこれはまたファンクなロックアルバムか?と期待。
結果としては…、ココのところのプリンスの作風を知らないんだけど、最初からヘヴィなギターが右の奥のほうで鳴り続けていて、音だけ聴けば相当ヘヴィに歪んだ音で曲を支えているのだが、いかんせんミックス上ではおまけ扱い…。ここまで弾いててそんな扱いですか、とちょっと哀しくなるのだが、まぁ、楽曲の根本がダンサンブルでキャッチーなサウンドなのでやむを得ないのだろう。以降相変わらず多様なダンサンブルなサウンドが並ぶんだけど、特に面白いとも思わず、普通に聴けたってことは80年代のプリンスを踏襲しているからだろう。そうじゃなきゃ違和感ありありだったろうから。女性コーラスによる軽さとキャッチーさの強調、フワフワした感じでのエレクトリックポップス。
どこまで行ってもプリンスらしいビートは健在で、このビートの上を如何に軽やかに主張したメロディとファルセットが流れるか、みたいなトコロなんで、ギターの比率とか、なんかの比率なんてのはその都度変わる、それでプリンスらしさを主張しているのだ。手法はそれほど多くないのにいくらでも曲が出てくる…、凄いな。確かに80年代風かもしれないけど、別に古さはないし、やっぱり最新作だ。
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