Novalis - Sommerabend

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Novalis - Sommerabend (1976)
Sommerabend 銀河飛行  (紙ジャケット仕様)

 シンフォニック…叙情性…、似たような感じで言葉を使っているので雰囲気的に変わることはないんだけど、アチコチ見ているとロマン派シンフォニックとか出てくる…。日本語の使い方は難しいものだなぁとヘンなところで言葉に敏感になってしまうが、まぁ、ブログってのはその辺が適当でラクなのかもしれない。twitter行くともう適当も適当(笑)。そんなことで、シンフォニックなロマン大作を打ち出したバンドと言えばドイツでは有名だった、Novailsというバンドの「過ぎ去りし夏の幻影」というこれまたムード満点の邦題の付けられた作品「Sommerabend」。

 音を聴いて確かに「過ぎ去りし夏の幻影」と呼ぶに相応しい涼しさの漂う音の美しさ。ロマン派…ってのがどういう意味を持つかによるのだが、1976年にドイツからリリースされたNovailsの「Sommerabend」というアルバムは彼らにとっては3枚目の作品らしいが、「Sommerabend」以外の作品をまだ聴いたことないのでそもそもはどんなバンドかわからないのだけど、面白い部分はあるよね。ただ、面白いのはやっぱり硬質なドイツ的な音ってのはどんだけ叙情的な音をやっても変わらないのかっていうトコロ(笑)。かっちりしてて曖昧さがないというのか…、音そのものがクールなのでひんやりとした感覚なんだよ。メロトロンやネチッこいギターでもり立てているんだけど、どうしてか冷淡に聴こえてしまうのだ。面白い。メタルとかだとドイツも好きなのでそもそもドイツのバンドって結構気に入ることが多いハズなんだけど、こういう世界ではちょっと違うのかな。

 アルバム「Sommerabend」は大作が三曲収録されておしまい、っていう正に時代を感じる曲構成なんだけどね、もうそういう長さってのはあんまり気にならなくなってきてさ、だって聴いていると展開していくんだから結局一個の曲聴いているっていう感覚じゃなくなってくるしさ。ただ、テーマが壮大だったりすると面白い。しかし、突然に出てくる楽器の音がどんだけあっても冷たい…ってのは何故?なんでだろ?だんだん心地良くなってくるのも不思議だ(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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