Ange - Au Dela Du Delire
0 Comments
Ange - Au Dela Du Delire (1974)

Le Cimetière des Arlequins
やはりフランスのバンドの中でも異質だと思われるMagmaとBooz…、まぁ、だからこそ世界的に知られるまでに大成したのだろうし、フランスらしい~ってのをやってたら出てこなかっただろうとは思う。そこで一方ではしっかりとおフランス的にフランス語で歌いながらも音は英国的な叙情性をモチーフとして、実はフランスだからこそよりメランコリックに展開できてしまうというのがAngeというバンドだった。そういえばTai Phongなんかもフランスだったっけ。
Angeが1974年にリリースした3枚目の作品「Au Dela Du Delire」。邦題は「新ノア記」と言うからそれらしい歌詞が並んでいるのだろうと思う。うん、歌詞って気にしてないのであまりよく把握していない…、もったいないかもしれんね。まぁ、ちょっと気になったので調べてみるとやっぱり救世主的な感じの歌詞で彩られているようで、寓話的と言うのかメルヘンチックというのか、音の情景がそのまま歌詞に…普通は逆だが(笑)、表れているっていうところか。
その音ってのはもうね、フランス語だからってのがあるかもしれないけど、ボソボソってフランス映画みたいに情景が浮かぶ…もうちょっと派手かな。戯曲的な展開を魅せるところもあるし、音だけをドラマティックに聴かせるシーンもあって、ひとつのドラマを見ているかのような構成に驚く。やはり文化の形成が違う国なのかな、なんて思うくらいによく出来ている。イタリアとか英国とかの同時期の世界観とはちょっと違う方向性を見出した作品ってトコです。
「Au Dela Du Delire」のモチーフ的にはジェネシスあたりの印象で、テクニック的に凝ったプログレッシブバンドではないけど雰囲気がものすごいので最初から最後まで一気に聴けてしまう作品。アナログ時代の方が休憩できたから聴きやすかったような気がするが、この作り込みは見事。今の時代に聴いても特異な性格を持った作品じゃないだろうか。割とどこでも見かけるからちと聴いてみるのもオススメします。日本人は好きな感じだろうと思います。



やはりフランスのバンドの中でも異質だと思われるMagmaとBooz…、まぁ、だからこそ世界的に知られるまでに大成したのだろうし、フランスらしい~ってのをやってたら出てこなかっただろうとは思う。そこで一方ではしっかりとおフランス的にフランス語で歌いながらも音は英国的な叙情性をモチーフとして、実はフランスだからこそよりメランコリックに展開できてしまうというのがAngeというバンドだった。そういえばTai Phongなんかもフランスだったっけ。
Angeが1974年にリリースした3枚目の作品「Au Dela Du Delire」。邦題は「新ノア記」と言うからそれらしい歌詞が並んでいるのだろうと思う。うん、歌詞って気にしてないのであまりよく把握していない…、もったいないかもしれんね。まぁ、ちょっと気になったので調べてみるとやっぱり救世主的な感じの歌詞で彩られているようで、寓話的と言うのかメルヘンチックというのか、音の情景がそのまま歌詞に…普通は逆だが(笑)、表れているっていうところか。
その音ってのはもうね、フランス語だからってのがあるかもしれないけど、ボソボソってフランス映画みたいに情景が浮かぶ…もうちょっと派手かな。戯曲的な展開を魅せるところもあるし、音だけをドラマティックに聴かせるシーンもあって、ひとつのドラマを見ているかのような構成に驚く。やはり文化の形成が違う国なのかな、なんて思うくらいによく出来ている。イタリアとか英国とかの同時期の世界観とはちょっと違う方向性を見出した作品ってトコです。
「Au Dela Du Delire」のモチーフ的にはジェネシスあたりの印象で、テクニック的に凝ったプログレッシブバンドではないけど雰囲気がものすごいので最初から最後まで一気に聴けてしまう作品。アナログ時代の方が休憩できたから聴きやすかったような気がするが、この作り込みは見事。今の時代に聴いても特異な性格を持った作品じゃないだろうか。割とどこでも見かけるからちと聴いてみるのもオススメします。日本人は好きな感じだろうと思います。
- 関連記事
-
- Atoll - Tertio
- Ange - Au Dela Du Delire
- Emmanuel Booz - Dans Quel Etat J'Erre