Anglagard - Hybris
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Anglagard : Hybris (1992)

北欧のプログレッシブバンドという定義はつい最近にして確立されたものではないかと…、つい最近ってももう20年経過しているワケだから立派な一時代なのだが、こういう感覚ってのはいつまでも抜けないね。年取ったからかな(笑)。90年代に70年代を考えると凄く古い気がしたけど、2010年に90年代を考えても、あぁ、最近のことか…と流れてしまう自分をちょっと反省(笑)。Anekdotenで一躍話題をさらったスウェーデンのプログレッシブロックシーン、実はその前にシンフォニックな世界観を打ち出したAnglagardというバンドがしっかりと出ていたようだ。
いや~、これもバンド名で聴かず嫌いしてまして…、うん、メタルバンドにAngraってのがあってさ、それと一緒くたにしていた部分があったんですよね。いや、しっかり識別していなかったというのか、アレ?みたいな感じがあって、メタルじゃないの?シンフォニックプログレバンド?なんて変わったんかな…とか。もっとしっかり掌握しないとイカンですよね、まったく。
ってなことで1992年にリリースされたAnglagardのファーストアルバム「Hybris」ですが、見事に1992年という時期に10分超えの大作3曲と8分の大作一曲と合計4曲しか入っていないアルバムなのです。ちょっと期待して聴いてしまうんですよ、こういうのは。曲が長いってのは大体なんかしら面白い試みがあるだろう、っていう感覚があるのでね。…とするとネットとかでレビューされているような音の印象と自分で聴く印象ってのはやっぱり違うものだなぁと思うものだ。ネットなどでは中期クリムゾンの~とか色々書かれているけど、えらくソフトで優しい音色を醸し出すバンドじゃないですか。もっと硬質で攻め立ててくるような音をイメージしてたけど、割と優しいです。いや、ベースの音とかブリブリなんだけど硬くない…これはミックスの問題かもしれないけど、どっちかっつうとフルートや鍵盤が前に出てくるからソフトタッチになってるのかも。よくわからんが、ジェネシス的なソフトさ…、決してソフトじゃないんだろうけど、クリムゾンと比べたら、っつうところです。アコースティックな美しさとかコーラスの少なさってのもなかなかよろしいんだけど、もっとガツンと来るかと思ってたのとは違った。これはこれでもちろん良い作品なんだろう。最初の曲を聴いていると結構期待するサウンドなんだけどなぁ…。
とは言え、「Hybris」と共にAnglagardは北欧で評価を博したバンドというのはもちろんテクニックの面もあるし音の面も受け入れやすい部分があるからだろう。サウンドで言えば70年代英国のサウンドの香りはするからしっかりと影響下にあるのはわかるもんね。


北欧のプログレッシブバンドという定義はつい最近にして確立されたものではないかと…、つい最近ってももう20年経過しているワケだから立派な一時代なのだが、こういう感覚ってのはいつまでも抜けないね。年取ったからかな(笑)。90年代に70年代を考えると凄く古い気がしたけど、2010年に90年代を考えても、あぁ、最近のことか…と流れてしまう自分をちょっと反省(笑)。Anekdotenで一躍話題をさらったスウェーデンのプログレッシブロックシーン、実はその前にシンフォニックな世界観を打ち出したAnglagardというバンドがしっかりと出ていたようだ。
いや~、これもバンド名で聴かず嫌いしてまして…、うん、メタルバンドにAngraってのがあってさ、それと一緒くたにしていた部分があったんですよね。いや、しっかり識別していなかったというのか、アレ?みたいな感じがあって、メタルじゃないの?シンフォニックプログレバンド?なんて変わったんかな…とか。もっとしっかり掌握しないとイカンですよね、まったく。
ってなことで1992年にリリースされたAnglagardのファーストアルバム「Hybris」ですが、見事に1992年という時期に10分超えの大作3曲と8分の大作一曲と合計4曲しか入っていないアルバムなのです。ちょっと期待して聴いてしまうんですよ、こういうのは。曲が長いってのは大体なんかしら面白い試みがあるだろう、っていう感覚があるのでね。…とするとネットとかでレビューされているような音の印象と自分で聴く印象ってのはやっぱり違うものだなぁと思うものだ。ネットなどでは中期クリムゾンの~とか色々書かれているけど、えらくソフトで優しい音色を醸し出すバンドじゃないですか。もっと硬質で攻め立ててくるような音をイメージしてたけど、割と優しいです。いや、ベースの音とかブリブリなんだけど硬くない…これはミックスの問題かもしれないけど、どっちかっつうとフルートや鍵盤が前に出てくるからソフトタッチになってるのかも。よくわからんが、ジェネシス的なソフトさ…、決してソフトじゃないんだろうけど、クリムゾンと比べたら、っつうところです。アコースティックな美しさとかコーラスの少なさってのもなかなかよろしいんだけど、もっとガツンと来るかと思ってたのとは違った。これはこれでもちろん良い作品なんだろう。最初の曲を聴いていると結構期待するサウンドなんだけどなぁ…。
とは言え、「Hybris」と共にAnglagardは北欧で評価を博したバンドというのはもちろんテクニックの面もあるし音の面も受け入れやすい部分があるからだろう。サウンドで言えば70年代英国のサウンドの香りはするからしっかりと影響下にあるのはわかるもんね。
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