Karnataka - Delicate Flame of Desire

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Karnataka : Delicate Flame of Desire (2003)

Delicate Flame of Desire Storm

 音楽の旅には尽きるということがない。次から次へと新しい出会いが生まれ、決して飽きることのない、そして繰り返されることのない巡り逢いが実に心地良く頼もしい。一つ所に落ち着いた音楽を聴き続け愛するのも良い。それこそ真なるアーティストへの忠義であり音楽性を理解し、人間性を理解してより深く付き合っていける楽しみ方だ。一般的には掌握できるだけのバンドの中である程度のサイクルで、そして新しい発掘音源なんかも拾いながら深めていくものだ。その最中には新しい音との出会いもあったりするだろう。ところが、一般的ではない音楽に敢えて刺激を求めて出会って行けるのはなかなか意思を持たないと困難だったり忘れ去ったりしてしまう。だからこそブログを書いてメモしているのかもしれない。ただ、聴いた音ってのは実は割と忘れない。それが素晴らしければ必ず。そうじゃない場合は…、なかったことになることもあるが(笑)。

 長々と何を書いていたのかと…、こんだけ色々とアンテナを張って情報もらって手を出している浮気者なクセにまだまだ知らない世界が英国を基本としたロックの世界にあるのかと思ってさ。なんて広い世界なんだ…と自分の浅はかさを知る…っつうか元々全部を制覇しようとかいう大胆なことは思っていないのだけれど、多少は英国ロックわかるかな、って思ってたからさ。70年代はそれなりかもなぁ…、でも、まぁ、以降はそれほど追求もしてないから当たり前か…。

 Karnatakaっつうバンドがあって…、こないだのPanic Roomの母体となったバンドらしいが、これがまた最高に素晴らしくて美しくて幻想的でシンフォニックで浮遊感漂いまくって心地良くって綺麗で自然なアルバムなんだ。「Delicate Flame of Desire」という2003年の作品にして最高傑作と名高いアルバムなのだが、全く謳い文句に引けを取ることのなく素晴らしい。こんな音世界を創り上げている人達がいるのか、ってくらいだもん。古い言い方すればRenaissanceの世界の拡張版で、歌声ももちろんクリスタルだけど優しいし、曲調はあそこまで躍動感に充ち溢れたものではないからもう少し落ち着いて聴けるという微妙な展開で、素晴らしい。なんて美しいのだろう…。実に優雅で高尚な音楽とは「Delicate Flame of Desire」のようなアルバムの事を指すのだろう。素晴らしい以外の言葉が出てこないんだよな。秋から冬にかけてハマりまくりたいバンドです。



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フレ
Posted byフレ

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