Chapman Whitney - Streetwalkers
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Chapman Whitney : Streetwalkers (1974)

First Cut
1.Parisienne High Heels
2.Roxianna
3.Systematic Stealth
4.Call Ya
5.Creature Feature
6.Sue and Betty Jean
7.Showbiz Joe
8.Just Four Men
9.Tokyo Rose
10.Hangman
古き良き英国ロックの世界に戻ってみて、白人ながらもソウルフルな歌声を持つ人物ってのも何人も存在するんだけど、多分一番不運だったような気がするのがファミリーで知られたロジャー・チャップマンじゃないだろうか?いや、不運っていうのも言い方が悪いんだけど、凄い歌声持ってるんだけどパートナーに恵まれなかったというのか、もう一つ弾けてもらってもよかった、みたいな感が強いんだよね。FamilyってJohn Wettonが在籍していたおかげで、知られているっていう側面の方が大きい感じがしてさ、結局John Wetton在籍時はイマイチ、っていうのにも拘わらずね。まぁ、そんなこともあって勢い余ってFamilyを解散させたロジャー・チャップマンが同胞のチャーリー・ホイットニーと共に再度創り上げたプロジェクトがこのChapman Whitneyの「STREETWALKERS」で、この後は「 Streetwalkers」をバンド名として活動していくこととなる。蛇足だけど、今のIron MaidenのドラマーであるニッコはこのStreetwalkersのドラムでもあったという繋がり。英国ロックは深いのだ。
そんでまたこの「 Streetwalkers」という作品に招集されたゲスト陣営がものすごい豪華になっていて、こんな感じ。
Roger Chapman (vocals, percussion), Charlie Whitney (guitars, steel guitars), Max Middleton (keyboards), Tim Hinkley (keyboards, vocals), John Wetton (bass, Vocals), Ric Grech (bass), Neil Hubbards (guitar), Ian Wallace (drums), Mike Giles (drums), Godfrey McLean (congas), Poli Palmer (electric vibes), Linda Lewis (backing vocals), Jim Cregan (backing vocals), Boz Burrell (backing vocals), Mel Collins (all brass and woodwind and arrangement on "Showbiz Joe"), Del Newman (string arrangements)。
ざっと見てわかるようにKing Crimson陣営がガンガン参加しているし、マックス・ミドルトンやリンダ・ルイス、ジム・クリーガンなんて布陣も参加しているのでその実英国ロック一大セッションにもなっているのでもっともっと話題になっていてもおかしくないのだが、そこはロジャー・チャップマンの不運さを物語っている(笑)。アルバム的に面白くないんですよ…、いや面白くないというよりもセッション的に個性がそれなりに際立った作品ではあるけど平凡になってしまっているんです。どれもプレイヤーとしての力量は存分に発揮していると思うが、楽曲の問題かねぇ。セッションプレイヤーに罪はないんだけどね、地味になってしまってる。
それでもやっぱりKing Crimson的な位置を期待してしまうんだが、そこはメル・コリンズが美味しいところを持っていきます。アチコチで独特の演奏を聴かせてくれるもんね。数多くのドラマー勢は期待したほどの個性を発揮できていない…のはやっぱり楽曲の問題かなぁ。悪くないし、英国的だけどな…。FamilyとKing Crimsonって別に音楽的にリンクすることはないんだけどバンド単位では割と遭遇しているので、「 Streetwalkers」ではその二つを組み合わせたようなサウンドになっているのは面白い試みだけどね。でもやっぱロジャー・チャップマンは小技使うよりも熱唱していてもらいなぁ。どうも今は「First Cut」ってタイトルとジャケットで曲順が変わってアメリカ盤がリリースされて容易に手に入るらしいので聴いてみて下さい。



1.Parisienne High Heels
2.Roxianna
3.Systematic Stealth
4.Call Ya
5.Creature Feature
6.Sue and Betty Jean
7.Showbiz Joe
8.Just Four Men
9.Tokyo Rose
10.Hangman
古き良き英国ロックの世界に戻ってみて、白人ながらもソウルフルな歌声を持つ人物ってのも何人も存在するんだけど、多分一番不運だったような気がするのがファミリーで知られたロジャー・チャップマンじゃないだろうか?いや、不運っていうのも言い方が悪いんだけど、凄い歌声持ってるんだけどパートナーに恵まれなかったというのか、もう一つ弾けてもらってもよかった、みたいな感が強いんだよね。FamilyってJohn Wettonが在籍していたおかげで、知られているっていう側面の方が大きい感じがしてさ、結局John Wetton在籍時はイマイチ、っていうのにも拘わらずね。まぁ、そんなこともあって勢い余ってFamilyを解散させたロジャー・チャップマンが同胞のチャーリー・ホイットニーと共に再度創り上げたプロジェクトがこのChapman Whitneyの「STREETWALKERS」で、この後は「 Streetwalkers」をバンド名として活動していくこととなる。蛇足だけど、今のIron MaidenのドラマーであるニッコはこのStreetwalkersのドラムでもあったという繋がり。英国ロックは深いのだ。
そんでまたこの「 Streetwalkers」という作品に招集されたゲスト陣営がものすごい豪華になっていて、こんな感じ。
Roger Chapman (vocals, percussion), Charlie Whitney (guitars, steel guitars), Max Middleton (keyboards), Tim Hinkley (keyboards, vocals), John Wetton (bass, Vocals), Ric Grech (bass), Neil Hubbards (guitar), Ian Wallace (drums), Mike Giles (drums), Godfrey McLean (congas), Poli Palmer (electric vibes), Linda Lewis (backing vocals), Jim Cregan (backing vocals), Boz Burrell (backing vocals), Mel Collins (all brass and woodwind and arrangement on "Showbiz Joe"), Del Newman (string arrangements)。
ざっと見てわかるようにKing Crimson陣営がガンガン参加しているし、マックス・ミドルトンやリンダ・ルイス、ジム・クリーガンなんて布陣も参加しているのでその実英国ロック一大セッションにもなっているのでもっともっと話題になっていてもおかしくないのだが、そこはロジャー・チャップマンの不運さを物語っている(笑)。アルバム的に面白くないんですよ…、いや面白くないというよりもセッション的に個性がそれなりに際立った作品ではあるけど平凡になってしまっているんです。どれもプレイヤーとしての力量は存分に発揮していると思うが、楽曲の問題かねぇ。セッションプレイヤーに罪はないんだけどね、地味になってしまってる。
それでもやっぱりKing Crimson的な位置を期待してしまうんだが、そこはメル・コリンズが美味しいところを持っていきます。アチコチで独特の演奏を聴かせてくれるもんね。数多くのドラマー勢は期待したほどの個性を発揮できていない…のはやっぱり楽曲の問題かなぁ。悪くないし、英国的だけどな…。FamilyとKing Crimsonって別に音楽的にリンクすることはないんだけどバンド単位では割と遭遇しているので、「 Streetwalkers」ではその二つを組み合わせたようなサウンドになっているのは面白い試みだけどね。でもやっぱロジャー・チャップマンは小技使うよりも熱唱していてもらいなぁ。どうも今は「First Cut」ってタイトルとジャケットで曲順が変わってアメリカ盤がリリースされて容易に手に入るらしいので聴いてみて下さい。
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