Valravn - Koder på snor
1. Koder pa snor
2. Kelling
3. Sjon
4. Kraka
5. Seersken
6. Fuglar
7. Kroppar
8. Lysabild 9. Farin uttan at verda vekk


新しいモノに手を出す時って大体ジャケットからかなぁ…。音を聴いて良い、って思ったからっていうのが望ましいけど、実際に音を聴く前にジャケットなり風貌なりってのを見てしまうワケでしてね。誰かのブログで見るのもジャケットだし、twitterだって結局リンクでジャケット見るし、YouTubeで聴いてくださいっていうのもあるけど、その実あんまりYouTubeで「聴く」ということはしないんだよ。「見る」ってのはあるけど「聴く」ってのは発想がそこに行き着かないんだよね。古いかもしれんけど(笑)。やっぱ聴くならそれなりの音で…とか下手に悪い音で聴きたくないってのはあるからかも。ライブとかだと全然気にしないんだけどさ。
まぁ、そんなことでいつもの情報源ブログで見かけた「Koder Pa Snor」のこのジャケットのセンスの素晴らしさがまず気になり、そこにデンマークのラジカルトラッドバンドだ、とワケの分からない形容詞が付いていて頭の中は「???」です(笑)。気になるよな、そうなるとさ。ジャケットから察するに決して明るくはないだろうし、どこか毒があるはずだけどどうもメタリックな感じではなさそうだ…、もしかしたら呪術系?とかそんなイメージ。いずれにしても聴いてみたいなぁ、なんて欲がそそられてしまったんだ。
なかなかそう簡単に聴けるモンでもなかったのもあってちと時間がかかったんだけど、成せば成る、ってことで期待を込めてですね、聴くのですよ…、「Koder Pa Snor」を。何だこの音は?っていう期待感はしっかりと満たされまして、それどころかこのエキセントリックな音世界はやはり新たな世界に突入間違いない。なんつうのかね、こういうの…。民族楽器で熱気を奏でるロック、そしてパワフルな女性ボーカルによるヒステリックなまでの世界構築。ロックてエレキで掻き鳴らすだけじゃないんだよ、ってのはあったけどここまでポジティブに民族楽器を使ってできるものなのか、と。楽器の名前もよくわからないんだけど、耳慣れていない音ばかり。パーツパーツでは聴いているんだろうけどさ…、とにかくジャケットを裏切ることのないインパクト絶大の世界観にタマげた。凄い。
何回も聴いて覚えられるほどのもんか?って言われるとちと厳しいだろうけど、聴きやすいのは聴きやすいしね。ただ、気合がないと聴けないなぁ、自分は。好きな世界なので余計に、かな。しかしとんでもない世界があってロックがあって、デンマークですか…、へぇ…。
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