Colosseum - For Those Who Are About to Die We Salute You
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Colosseum : For Those Who Are About to Die We Salute You (1968)
1. Walking In The Park
2. Plenty Hard Luck
3. Mandarin
4. Debut
5. Beware The Ides Of March
6. The Road She Walked Before
7. Backwater Blues
8. Those About To Die
![Supershow (Dol) [DVD] [Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CY4TGPNBL._SL160_.jpg)
Those Who Are About to Die Salute You
Live
ロックな連中が奏でるジャズとジャズな連中が奏でるロックとは大きな隔たりがあるものだが、時代の産物の中にはそういう枠組みを無視した本当のジャズロックっつうのがある。ブルースロックとの境目もこれまた難しくて、結構ごっちゃになってたりするのも面白い。英国のメジャー級からC級までその法則は当てはまるのも然り。そんな中でも最高峰にブルースジャズロックと全てを包括したバンドがColosseumだ。残念なことに普通のロック王道バンドに比べると随分と地味な存在に甘んじているんだけど、残されたアルバム群はどれもこれも秀逸なロックエッセンスを味わせてくれる独特の音色を聴かせてくれる作品ばかり。きちんと聴いておくと楽しめることは間違いない傑作だね。
実は結構好きなバンドでして…、このブログでも割とよく取り上げているんだよね。だからあまり書くのが残されたアルバムがないんですが…、まぁ、何かと出てくることでしょう(笑)。インパクトとしてはLed Zeppelinの「幻惑されて」を見たいがために当時ムチャクチャ画像の悪い海賊盤で見た「Supershow」の冒頭に入っていたから、Led Zeppelinよりも先に凄さを体感したバンドなんです。ただ、その後すぐにLed Zeppelinの凄まじさに驚愕しましたが…。なので、割と早い時期に出会っていて衝撃を受けたバンドだったというのは良かった。ただ、そこからが大変でして、もちろん探してみても簡単には手に入らなかったんでね、聴き始めるにはもっと時間がかかりました。
1968年にリリースされたファーストアルバム「For Those Who Are About to Die We Salute You」は自分的に聴いたアルバムの中では割と遅めに手を出したかもしれない。Colosseumって大体後追いの人が聴く順番って「Live」「Valentyne Suite」「Daughter of Time」が先だろうからさ。だから原点なんだよな、ファースト「For Those Who Are About to Die We Salute You」って…という風に聴くんだけど、ところがどっこい、これが最初からとんでもなくヘヴィなナンバーや即興を聴かせる演奏で、全く70年前後の熱いロックエッセンスをそのままパッケージしたかのようなアルバム。コード進行はブルースから拝借しているけどアレンジやアドリブなんてのはもう完全にジャズと同じアプローチだからクリームなんかとニアリーな手法だった。ただ、Colosseumの場合はDick Hecktall-Smithがいたからサックスの比重が結構高いし、Dave Greensladeもいたので鍵盤の比重も高かったというクリームよりももう少しバリエーション豊かなアドリブ合戦が聴けるのだな。その分バンドアンサンブルに気を使うんだけど、それが凄い緊張感を醸し出していて手に汗握るプレイを楽しめる。それでもアルバム中では一曲4~7分あたりにまとめているので聴きやすさはあるから大丈夫です。これ以上激しさを求める人は「Live」をおすすめしますが、まずは「For Those Who Are About to Die We Salute You」で触りを掴んでくれれば…。
1. Walking In The Park
2. Plenty Hard Luck
3. Mandarin
4. Debut
5. Beware The Ides Of March
6. The Road She Walked Before
7. Backwater Blues
8. Those About To Die

![Supershow (Dol) [DVD] [Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CY4TGPNBL._SL160_.jpg)


ロックな連中が奏でるジャズとジャズな連中が奏でるロックとは大きな隔たりがあるものだが、時代の産物の中にはそういう枠組みを無視した本当のジャズロックっつうのがある。ブルースロックとの境目もこれまた難しくて、結構ごっちゃになってたりするのも面白い。英国のメジャー級からC級までその法則は当てはまるのも然り。そんな中でも最高峰にブルースジャズロックと全てを包括したバンドがColosseumだ。残念なことに普通のロック王道バンドに比べると随分と地味な存在に甘んじているんだけど、残されたアルバム群はどれもこれも秀逸なロックエッセンスを味わせてくれる独特の音色を聴かせてくれる作品ばかり。きちんと聴いておくと楽しめることは間違いない傑作だね。
実は結構好きなバンドでして…、このブログでも割とよく取り上げているんだよね。だからあまり書くのが残されたアルバムがないんですが…、まぁ、何かと出てくることでしょう(笑)。インパクトとしてはLed Zeppelinの「幻惑されて」を見たいがために当時ムチャクチャ画像の悪い海賊盤で見た「Supershow」の冒頭に入っていたから、Led Zeppelinよりも先に凄さを体感したバンドなんです。ただ、その後すぐにLed Zeppelinの凄まじさに驚愕しましたが…。なので、割と早い時期に出会っていて衝撃を受けたバンドだったというのは良かった。ただ、そこからが大変でして、もちろん探してみても簡単には手に入らなかったんでね、聴き始めるにはもっと時間がかかりました。
1968年にリリースされたファーストアルバム「For Those Who Are About to Die We Salute You」は自分的に聴いたアルバムの中では割と遅めに手を出したかもしれない。Colosseumって大体後追いの人が聴く順番って「Live」「Valentyne Suite」「Daughter of Time」が先だろうからさ。だから原点なんだよな、ファースト「For Those Who Are About to Die We Salute You」って…という風に聴くんだけど、ところがどっこい、これが最初からとんでもなくヘヴィなナンバーや即興を聴かせる演奏で、全く70年前後の熱いロックエッセンスをそのままパッケージしたかのようなアルバム。コード進行はブルースから拝借しているけどアレンジやアドリブなんてのはもう完全にジャズと同じアプローチだからクリームなんかとニアリーな手法だった。ただ、Colosseumの場合はDick Hecktall-Smithがいたからサックスの比重が結構高いし、Dave Greensladeもいたので鍵盤の比重も高かったというクリームよりももう少しバリエーション豊かなアドリブ合戦が聴けるのだな。その分バンドアンサンブルに気を使うんだけど、それが凄い緊張感を醸し出していて手に汗握るプレイを楽しめる。それでもアルバム中では一曲4~7分あたりにまとめているので聴きやすさはあるから大丈夫です。これ以上激しさを求める人は「Live」をおすすめしますが、まずは「For Those Who Are About to Die We Salute You」で触りを掴んでくれれば…。
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