Chopyn - Gland Slam
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CHOPYN: グランド・スラム (1975)
1.In the Midnight Hour
2.Non-commercial Blues
3.Backstage
4.Space Nativity
5.Wasting Time
6.Girl at the Top of Stairs
7.Insomniac Arrest
8.Laughing Tackle
9.Somebody Gotta Go
10.You Never Told Me Your Last Name

昔、Annie Haslamのソロアルバム「不思議の国のアニー」と同じような立ち位置のイメージを持っていたのが、Ann Odellという女性の「アン・オデール/ア・リトル・テイスト」というアルバムだったのだが、これがまた全く手に入らなくて大変だった。CD時代になってからは割と早めにリリースされたのでそれは良いのだが、今度はAnn Odellが在籍していた…と言うか、自分で組みたくて組んだバンドだったChopynという大胆なバンドの「グランド・スラム 」が手に入らなかった。これはもう全然CDにもならなくて見つからなかったねぇ。今はようやくCDになっているけど、これも世界では日本だけだから結構レアな代物になるだろうな。
メンツを見ればお分かりのように今となってはSimon Phillipsが在籍していたバンド、っていう方がわかりやすいんだろうと思う。Simon Phillipsが17歳とか18歳の頃のプロバンドなワケで、もちろんアルバムを聴いている限り全然テクニック的にもノリ的にも遜色なくて天賦の才能をフルに活かしているように思う。そもそもAnn Odellって人が王立音楽院を出た才女なので、音に対する感性が凄く敏感なハズなので、そこでのこのSimon Phillipsの採用なのだからそりゃそうだろ、と。そのAnn Odellという女性について割と知られているのはBryan Ferryの「Let's Stick Together」のストリングスアレンジやJapanの「Quiet Life」、更にSimon Phillips繋がりであのPete Townshendのソロアルバム「All the Best Cowboys Have Chinese Eyes」なんてのにもブラスで参加している才女。
キャリア的にはこのChopynが最初というものでもなく70年代初頭からシーンには名を残しているようで、様々なセッションに鍵盤奏者として名を連ねているみたいで、Blue Minkなんてのが割と初期かね。ソロ名義でもシングルとアルバム「アン・オデール/ア・リトル・テイスト」が1973年にはリリースされているし。以降はなかなか目立った作品はないけど、これだけの才女なのだからどこかで色々と仕事してるのだろう。オフィシャルサイトもあるし。
さて、そのChopynというバンド…、当時Ann Odellはどうにもファンキーな音をやりたかったようで、一見ボーカルしてるのかと思ってたら、しっかりと鍵盤に始終していて歌は多少歌っているものの基本的には他に任せてしまっている。作品としては非常に取っ散らかった印象の強い作品で、確かにファンキーな音を狙っているので、どこかBabe Ruth的な部分もあったりするんだけど、中途半端。それが面白い味付けになっているんだろうけど、垢抜けない音世界はやはりB級路線を歩まざるを得ないトコロ。ジャケットとか色々とマニア心を擽るものだけどね。ギターにはRay Russellが参加しているのでソツなく聞かせる部分では問題ないし、それよりもこの「グランド・スラム 」で目立つのはベースとパーカッション。全く無名でしてその後もあまり名を聞かないんだけど、これがまた良い味出してます。
1.In the Midnight Hour
2.Non-commercial Blues
3.Backstage
4.Space Nativity
5.Wasting Time
6.Girl at the Top of Stairs
7.Insomniac Arrest
8.Laughing Tackle
9.Somebody Gotta Go
10.You Never Told Me Your Last Name


昔、Annie Haslamのソロアルバム「不思議の国のアニー」と同じような立ち位置のイメージを持っていたのが、Ann Odellという女性の「アン・オデール/ア・リトル・テイスト」というアルバムだったのだが、これがまた全く手に入らなくて大変だった。CD時代になってからは割と早めにリリースされたのでそれは良いのだが、今度はAnn Odellが在籍していた…と言うか、自分で組みたくて組んだバンドだったChopynという大胆なバンドの「グランド・スラム 」が手に入らなかった。これはもう全然CDにもならなくて見つからなかったねぇ。今はようやくCDになっているけど、これも世界では日本だけだから結構レアな代物になるだろうな。
メンツを見ればお分かりのように今となってはSimon Phillipsが在籍していたバンド、っていう方がわかりやすいんだろうと思う。Simon Phillipsが17歳とか18歳の頃のプロバンドなワケで、もちろんアルバムを聴いている限り全然テクニック的にもノリ的にも遜色なくて天賦の才能をフルに活かしているように思う。そもそもAnn Odellって人が王立音楽院を出た才女なので、音に対する感性が凄く敏感なハズなので、そこでのこのSimon Phillipsの採用なのだからそりゃそうだろ、と。そのAnn Odellという女性について割と知られているのはBryan Ferryの「Let's Stick Together」のストリングスアレンジやJapanの「Quiet Life」、更にSimon Phillips繋がりであのPete Townshendのソロアルバム「All the Best Cowboys Have Chinese Eyes」なんてのにもブラスで参加している才女。
キャリア的にはこのChopynが最初というものでもなく70年代初頭からシーンには名を残しているようで、様々なセッションに鍵盤奏者として名を連ねているみたいで、Blue Minkなんてのが割と初期かね。ソロ名義でもシングルとアルバム「アン・オデール/ア・リトル・テイスト」が1973年にはリリースされているし。以降はなかなか目立った作品はないけど、これだけの才女なのだからどこかで色々と仕事してるのだろう。オフィシャルサイトもあるし。
さて、そのChopynというバンド…、当時Ann Odellはどうにもファンキーな音をやりたかったようで、一見ボーカルしてるのかと思ってたら、しっかりと鍵盤に始終していて歌は多少歌っているものの基本的には他に任せてしまっている。作品としては非常に取っ散らかった印象の強い作品で、確かにファンキーな音を狙っているので、どこかBabe Ruth的な部分もあったりするんだけど、中途半端。それが面白い味付けになっているんだろうけど、垢抜けない音世界はやはりB級路線を歩まざるを得ないトコロ。ジャケットとか色々とマニア心を擽るものだけどね。ギターにはRay Russellが参加しているのでソツなく聞かせる部分では問題ないし、それよりもこの「グランド・スラム 」で目立つのはベースとパーカッション。全く無名でしてその後もあまり名を聞かないんだけど、これがまた良い味出してます。
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