Rainbow - Rising

我が日本にはレインボウのファンが山のようにいて、今でも彼等をフェイバリットとして挙げるロックファンは数限りないだろう。これほどまでにHR/HMという特殊なジャンルに於いて絶大な人気を誇る、それも全年代に渡って語り継がれるバンドもそうそうないだろう。もちろんパープル時代の伝説があり、そしてレインボウになってからも早い段階から来日公演を行っていたので当然日本には彼等のファンが増殖しているのである。そしていつしか来日公演は70年代をリアルで通った者達の栄光となり、後を追う者はヨダレを垂らしながらその来日公演の思い出話を聴くことになるのだ。
…と書いているんだが、自分自身驚くことに20年以上のロックキャリアがあるくせにレインボウをまともに聴いたことがない。ここ最近、聴け、って言われていくつか聴いたがもう遅いよなぁ…。でも当時からしっかりハマった人達の気持ちは大いに理解できるかっこよさと魅力は凄く持っているってのはわかる。しかし、残念ながら今、これだけロックを聴いた耳からするとどうしても若者向けのハードロックに聞こえてしまうのだ。だから若いウチに聴くと絶対にハマるだろうサウンドをしているし、かっちょよい。で、それを通ってない自分からすると今更こういうの聴いてもなぁ、って感じ。でも80年代初期のジャパメタなんてこの世界そのままだったり、以降のHMブームなんかもそのままだったりするワケで、似たような世界自体は経験しているんで、それがたまたまレインボウの時代ではなかったってことなんだろうな。なので否定しているわけでもなくって、ただそういうもんだったってことです。…が、英国ロック好きが書く偉大なハードロックバンドの一つであるレインボウはかなり異色なバンドと云わざるを得ない。ジューダスやサバスがあったものの、こういう曲展開というかサウンドはこのバンドが唯一無二の存在でもある。だからこそファンがここに飛びつくんだろうな。
で、なんのかんのと言いながらそれなりに聴いてみるとやっぱりコージーの参加したセカンドアルバム「Rising」
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