Black Sabbath - Paranoid

ブラックサバス=HM界の重鎮、という役割を担っているのだが、それ以上に彼等のマーケットに対するこだわりとか戦略ってのが凄く斬新で、1970年という時代に音楽シーンに於いてきっちりとビジネス論を立ち上げたっていうのが大人になるにつれて見えてきた。だからこそ今でもしっかりとその名に恥じないような活動をしているし、重宝されているし、更に伝説のHMバンドとして語り継がれているように思う。あまりこういう言い方を好まない方も多いだろうし、売れることを考えたらロックなんて夢がなくなる、という向きもあるだろう。自分も実際そう思うしね。だから普段はそんなことを考えないで単純にサウンドを楽しむワケなんだが、サバスに関しては音ももちろんだけど、やっぱりその売り出し方をきちんと心得ていたってのが凄い。彼等自身なのかマネージメント側の戦略なのかはわかんないけど、やっぱ好きじゃなきゃやんないだろうから本人達の意向なんだろうな。ベースのギーザーがオカルトマニアだったってのは実にピッタリだったんだろうね。
60年代中期以降から一気に多様化した音楽シーン、中でも英国の音楽シーンはドラッグの影響もあってもの凄い様変わりを見せていて、世界で最初のHMバンドと呼ぶに相応しいブルー・チアー
が、今日はそのおどろおどろしたファーストアルバム
で、久々に聴いたんだが…、意外と重くない…、結構普通に聴けた…。ん?最近HR/HMばっかり聴いてたからだろうか?いや、英国のもっと重いのを聴いていたからだろうか?プログレみたいに全然異なった鬱の世界を知っているから?う~ん、耳が慣れるってのはコワイな(笑)。後のサバスの歴史を紐解いてみて驚くんだけど、ロニー・ジェイムズ・ディオが参加したんだなぁ…、そこまでは聴いてないから知らないけどその道のファンからは嬉しい叫びだったことだろう、か?ん~、わからん。ま、とりあえずファーストから4枚目当たりまでは聴くんだけど、やっぱ連続で聴くと重い、と思う。うん。
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