U2 - October
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アイルランドってどんな国なんだろう?行ったことないから雰囲気すらもわからないのが残念なんだけど、イメージだけは持っている。都市圏じゃなくて田舎の方が知りたいかな、という感じだけどなかなか行くことはままならないだろうね。もっともそこに辿り着く前に英国の田舎とか奥地とかの方に行きたいので、まだまだ先は長いだろうし人生短いし…ってトコか(笑)。それでも音から想像するにきっとこうだろうというイメージ作りとなるのは面白い感覚。Thin Lizzlyや他のアイリッシュトラッドやロックバンドなどで寒々しくて硬派な、という印象だけどそれを決定的にしているのはU2の存在。特に初期のU2サウンドってのは突出している気がするもん。

October
Boy
1981年にリリースされた二枚目の作品「October」も今ではデラックス・エディションがリリースされていてかなり増強盤となっているのは既に知られての通りか。自分的には特にそこまでのマニアにはなっていないけどアルバムはほぼ全部揃ってるはずだ。結局全部聴いていて、それぞれに特徴があって時代を考えてみればなぜこういう音なのか、というのはある程度答えがあるんだけど初期はそういうのがないので、モロにバンドの音なワケです。作った音じゃなくて出てきた音、っつうのかな、そんな気がしているので生々しいU2ってこうなんだろう、と。だから21世紀になってそれまでさまよっていたU2が一瞬にして昔=初期に戻れたのは、そもそも彼らから出てくる音だから、っつうこと。ミュージシャン的には進化していないってことになるので、やっぱり変化していくべきなんだろうけどね。この辺、難しい…。
その「October」はバンドが訴えたいことをひたすら訴えている時期のアルバムで、多分ファーストの「Boy」に収録しきれなかった最初期の曲も入っているんだろうから、生々しいんじゃないかな。U2の歴史を今となって知っている人などはこの「October」を実に地味な扱いにしているらしいけど、そういう聴き方はできないバンドだね、U2って。一枚一枚の重みがあって、それを理解して進んでいかないと進化の過程がわからなくなっちゃうもん。別に難しく聴く必要もないけど、一枚一枚楽しめるバンドってことです。ベスト盤で楽しめるなんてのは勿体無いもんね。ベスト盤って言ったら「October」の曲ってほとんど消えちゃうんじゃない?「Gloria」くらいかな?でも、アルバム丸ごとで聴くとものすごい統一感があるってのに気づいて欲しいよね。
ファースト「Boy」でも既にエッジのギターの印象は強かったけど「October」ではさらに進化していて、バリエーションが豊富になっている。エフェクターの使い方だって全然進化しているし、ベースのラインだって、こんなに主張していいのか、ってのと地味にプレイしているのとも楽曲ありきで演奏している…当たり前だけどそういう成長って面白い。「October」というアルバム内での裏名曲は多分「Tomorrow」だろうか、裏でもないんだけど主張がすごく出ていて…、重い曲なんだよね。ベースラインの重さと相交って響く。ボノの声もやはり張りと主張に真実味を帯びているという表現力の高さ。改めてビッグになって然るべきバンドだったんだな、と。デビュー当時から一応知っていたのでそんなに…と思っていたけど、やっぱ本物だったんです。アルバムタイトルナンバーの「October」はただただひたすら美しく重く響き渡る素晴らしい名曲。
ボーナストラックはライブバージョンだったりBBCライブだったりするけど、やっぱりスタジオ版よりも白熱しているのはあるし、ライブバンドっていうのが出ている。そのくせアルバムではフルライブって出してないんだからU2って面白い。もっともDVDとか映像ではいっぱい出ているし、今度もまた新作が出るらしいので、ライブは映像付きで、っていうスタンスかもしれない。それにしてもここまでデカくなってそのままキープ出来ているバンドって多くはないので、貴重な存在でしょ。そして今でもロックしている姿がいいね。「October」みたいな30年前の作品だって全然色褪せてないもん。



![U2 - Boy (Deluxe Version) [Remastered]](http://ax.phobos.apple.com.edgesuite.net/images/badgeitunes61x15dark.gif)
1981年にリリースされた二枚目の作品「October」も今ではデラックス・エディションがリリースされていてかなり増強盤となっているのは既に知られての通りか。自分的には特にそこまでのマニアにはなっていないけどアルバムはほぼ全部揃ってるはずだ。結局全部聴いていて、それぞれに特徴があって時代を考えてみればなぜこういう音なのか、というのはある程度答えがあるんだけど初期はそういうのがないので、モロにバンドの音なワケです。作った音じゃなくて出てきた音、っつうのかな、そんな気がしているので生々しいU2ってこうなんだろう、と。だから21世紀になってそれまでさまよっていたU2が一瞬にして昔=初期に戻れたのは、そもそも彼らから出てくる音だから、っつうこと。ミュージシャン的には進化していないってことになるので、やっぱり変化していくべきなんだろうけどね。この辺、難しい…。
その「October」はバンドが訴えたいことをひたすら訴えている時期のアルバムで、多分ファーストの「Boy」に収録しきれなかった最初期の曲も入っているんだろうから、生々しいんじゃないかな。U2の歴史を今となって知っている人などはこの「October」を実に地味な扱いにしているらしいけど、そういう聴き方はできないバンドだね、U2って。一枚一枚の重みがあって、それを理解して進んでいかないと進化の過程がわからなくなっちゃうもん。別に難しく聴く必要もないけど、一枚一枚楽しめるバンドってことです。ベスト盤で楽しめるなんてのは勿体無いもんね。ベスト盤って言ったら「October」の曲ってほとんど消えちゃうんじゃない?「Gloria」くらいかな?でも、アルバム丸ごとで聴くとものすごい統一感があるってのに気づいて欲しいよね。
ファースト「Boy」でも既にエッジのギターの印象は強かったけど「October」ではさらに進化していて、バリエーションが豊富になっている。エフェクターの使い方だって全然進化しているし、ベースのラインだって、こんなに主張していいのか、ってのと地味にプレイしているのとも楽曲ありきで演奏している…当たり前だけどそういう成長って面白い。「October」というアルバム内での裏名曲は多分「Tomorrow」だろうか、裏でもないんだけど主張がすごく出ていて…、重い曲なんだよね。ベースラインの重さと相交って響く。ボノの声もやはり張りと主張に真実味を帯びているという表現力の高さ。改めてビッグになって然るべきバンドだったんだな、と。デビュー当時から一応知っていたのでそんなに…と思っていたけど、やっぱ本物だったんです。アルバムタイトルナンバーの「October」はただただひたすら美しく重く響き渡る素晴らしい名曲。
ボーナストラックはライブバージョンだったりBBCライブだったりするけど、やっぱりスタジオ版よりも白熱しているのはあるし、ライブバンドっていうのが出ている。そのくせアルバムではフルライブって出してないんだからU2って面白い。もっともDVDとか映像ではいっぱい出ているし、今度もまた新作が出るらしいので、ライブは映像付きで、っていうスタンスかもしれない。それにしてもここまでデカくなってそのままキープ出来ているバンドって多くはないので、貴重な存在でしょ。そして今でもロックしている姿がいいね。「October」みたいな30年前の作品だって全然色褪せてないもん。
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