Horslips - Happy to Meet, Sorry to Part
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もちっとロック寄りなところでアイリッシュフォークとの融合を果たしてメジャーに出てきたバンドってことで、Horslipsなんてのがあった。アイルランドの伝承音楽って英国のそれとかなり似ている部分もあってそんなのを思い切りロックの中に持ち込んでくるってのは当時…1972年のデビューだからそれほど多くはなかっただろうし、ましてやアイルランドからってのは余計にね。しかし、思い切り紛争の最中だったんじゃないかなぁ…、U2が歌うところの「Sunday Blood Sunday」の頃だもん。

Happy to Meet, Sorry to Part
Horsripsというバンドの最初のアルバム「Happy to Meet, Sorry to Part」。変形ジャケットで何とかっていう楽器を側面から見たところをジャケットにしているらしいけど、何だっけ?アコーディオンみたいなのです。んで、変形ジャケットで、かなり凝った作りなので面白みはその時点から満載してまして、ちょっと前に紙ジャケットでリリースされた時がかなりの精度で再現していたらしいですね。
その音世界はですね…、これがまたもっと骨太なロックバンドだという先入観があったからかもしれないけど、驚くほど純粋にアイルランドの伝承音楽をベースにしたサウンドで、ロック的な側面がかなり薄い。ルックスがアレなのでこんなに繊細な音ばかりだとは全然思ってもいなくて、かなり驚いた。その分すごく新鮮に楽しめて聴けるんだけど、聴きこまないと分からんだろうなぁ、これ。ちょっと英国モノを聴いていた耳からするとやっぱりアイルランドの伝承音楽はちょっと違うんだな、っていう感触はある。どこが、ってのはよくわかんないけど、やっぱ違う…余裕、なのかな。
時代なのもしれないけど、ハードな曲が少なくてどうしても伝承メロディに縛られたリズムとノリになってしまって、ロックなノリではないんだよね。それが結構不思議で独特のサウンドになっているんだけど、後にThin Lizzyが「Black Rose: A Rock Legend」で打ち出したようなスリリングさとは結構対局にあるアイルランドロック、か。かと言ってカッコ悪いってのでもなくてまだ模索しているトコロ、という進化系の一つですね。



Horsripsというバンドの最初のアルバム「Happy to Meet, Sorry to Part」。変形ジャケットで何とかっていう楽器を側面から見たところをジャケットにしているらしいけど、何だっけ?アコーディオンみたいなのです。んで、変形ジャケットで、かなり凝った作りなので面白みはその時点から満載してまして、ちょっと前に紙ジャケットでリリースされた時がかなりの精度で再現していたらしいですね。
その音世界はですね…、これがまたもっと骨太なロックバンドだという先入観があったからかもしれないけど、驚くほど純粋にアイルランドの伝承音楽をベースにしたサウンドで、ロック的な側面がかなり薄い。ルックスがアレなのでこんなに繊細な音ばかりだとは全然思ってもいなくて、かなり驚いた。その分すごく新鮮に楽しめて聴けるんだけど、聴きこまないと分からんだろうなぁ、これ。ちょっと英国モノを聴いていた耳からするとやっぱりアイルランドの伝承音楽はちょっと違うんだな、っていう感触はある。どこが、ってのはよくわかんないけど、やっぱ違う…余裕、なのかな。
時代なのもしれないけど、ハードな曲が少なくてどうしても伝承メロディに縛られたリズムとノリになってしまって、ロックなノリではないんだよね。それが結構不思議で独特のサウンドになっているんだけど、後にThin Lizzyが「Black Rose: A Rock Legend」で打ち出したようなスリリングさとは結構対局にあるアイルランドロック、か。かと言ってカッコ悪いってのでもなくてまだ模索しているトコロ、という進化系の一つですね。
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