Prince - Parade : Under The Cherry Moon

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 普段は全く聴くことの無いブラック系ロックっつうかファンクっつうか…、その一連の流れに抵抗なく入れるようになったのも多分プリンスという天才があったからじゃないかと自分なりに思ってみる。かなりロック偏屈だったので他の黒いのとかディスコティックなのとか全然聴かなかったんだよね。革ジャンじゃなきゃロックじゃないだろ、くらいに思ってたからさ(笑)。それでもプリンスの「パープル・レイン」の大ヒットでかなり見方が変わったモン。マイケル・ジャクソンの「スリラー」はさ、まだポップスの領域に入り込んで来たっていうだけだったんだけど「パープル・レイン」はねぇ…、ロックだよこれは。

パレード(紙ジャケ SHM-CD) Around the World in a Day
プリンス - Parade - Under the Cherry Moon Parade プリンス - Sign 'O' the Times Sign of the Times

 ってなこともあって次作の「Around the World in a Day」でかなり「???」となりながらその後の「パレード」でもこれまた「???」。1986年の作品で映画「Under The Cherry Moon」のサントラってことなのだが、そもそもあまり気にしてなくってプリンスまた出したのか、くらいです。音の方は当時聴いた時には全然わからなくてお蔵入り…。何度となくプリンスに飛び付くこともあってその度に聴くアルバムは増えていったもののなかなか「パレード」には手が伸びなかったワケで、今回ようやく着手してみようかと。ファンの方には評判良いんだよね「パレード」ってさ。

 はて…、確かにミネアポリスサウンドの典型でもあるかのようなジャストなリズムにゲートリバーブかけまくったドラムで70年代のファンクみたいにドロドロしてないけど洗練された進化系のファンクなんだろうなと思う曲が並ぶ。ただしどれもこれも軽いのが特徴的ですかね。面白いか?と言われても良く分からないのだが、誰にも出来ていなかった音世界を出しているのは確かな事で、冷静に聴けば結構なファンクなんだけどミックスの上手さか曲の上手さか、ポップスの領域で聴ける作風に仕上がっているのが面白い。多分大音量で聴いたら心地良いアルバムなんじゃないかな。

 それにしても相変わらずのジャケットの気色悪さ(笑)。これでこそプリンスではありますな。この人の音ってアルバム毎に変わっているから難しいけど、好きな人はハマるんだろう。自分的には才能を認めているし凄さもわかりつつ、アルバムも結構揃えているもののイマイチ理解しきれていない人なんです…。「サイン・オブ・ザ・タイムズ」とか「LOVESEXY」とかも割と好評なのでちゃんと制覇したいんだけどね。



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フレ
Posted byフレ

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