UFO - Strangers In The Night

70年代英国ハードロックの最後の立役者且つそれ以降のNWOBHM時代を予見させる橋渡し的存在ともなったバンドのひとつとしてUFOというバンドが先日のThin Lizzyと共に挙げられ、現在のロックシーンに於いてもしっかりとその遺伝子は語り継がれている。もちろん多くのハードロックファンにとってみれば神とまで呼ばれたギタリスト、マイケル・シェンカーの在籍していたバンドと云うことで有名だが、彼のUFOに於けるアルバムデビューが1974年なので、以降10年程度はNWOBHMの到来とシェンカーの黄金時代とが見事に被るというワケで、次代を担う重要ギタリストになるハズです。そういう意味では畑違いのトコロから出てきていたコージー・パウエルなんかも同じように時代を支える人物だった。
さて、そんなUFOの数ある作品の中で…、いや、もちろんマイケル・シェンカー好きなので彼の加入作「Phenomenon」=「現象」
で、今回は全U.F.O作品中でも絶対に最高傑作のライブ盤「Strangers In The Night」=「U.F.Oライブ」
本作は1978年のアメリカツアーのライブから纏め上げられたライブ作品ってことだけど、シェンカーはこれで脱退してしまう。それでこの演奏ってのはやっぱ凄い。ギターはもちろんハードロックなサウンドで、鍵盤も効果的に使われている。それでいてキャッチーな面のあるメロディーが歌われているってところが後の時代にも繋がっていくんだろうか、ま、それでもやっぱロックのライブ盤ってのはこうじゃなきゃいかん。ここで聴ける「Rock Bottom」なんてスタジオ盤とは別物のギタープレイで、それがまた良い!
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