Barry Goldberg - Blowing My Mind
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後にホワイトブルースの世界ではスタンダードな鍵盤奏者として名を挙げることとなるバリー・ゴールドバーグだが、そもそも最初からそれなりの地位を確保して世に出てきたものだ。有名な所ではボブ・ディランのニューポートフォークフェスティバルでのエレキ転向事件時の鍵盤奏者だったようだ。この時のディランのバックはバターフィールドブルースバンドだったのでその辺の人脈も強かったみたい。それで後にブルームフィールドなどとKGB組んだりエレクトリック・フラッグ組んだりってのもあったのだな。もうひとつ有名なのはスティーブ・ミラーバンドに出入りもしていたってことか。

Barry Goldberg's Soul Riot
With Harvey Mandel &Mike Bloomfield - Sweet Home Chicago
1966年、期を満たしてという言葉が適切かどうかわかんないが、まずは初めてのソロデビューアルバムを作り上げたのが「Blowing My Mind」という作品。残ねんながらブルームフィールドも参加しているわけではないが、大いに後のブルースに於ける鍵盤の在り方、みたいなのが提示された傑作になっている。バンド名にブルースバンドって入ってるんだからそりゃそうだけどさ。
ブルースってのはギターがあって、という概念が自分の中で出来上がっているので、こういう鍵盤奏者のブルースバンドって一体?って思うんだよね。そうするとギターに頼りすぎないブルースバンドっていう形態になってて、それでも雰囲気は出ているし良いんだろう。その昔はバイオリンでのブルースってのもあったんだし、リズムと雰囲気がブルースなら良い、ということか。個人的にはやっぱりギターのキュイーンってのが好きだからねぇ(笑)。
「Blowing My Mind」にももちろんギタリストが参加していて、良いトーンを所々で聴かせてくれるんだが、やっぱり物足りない。まぁ、ファーストアルバムだし、リリースが1966年なんだからまだまだ可愛らしいアルバムの出来映えでおかしくないが、一方ストーンズなんかは同じくらいの時にこんなに簡単にブルースを出来ていたか?と問われるとやっぱりシカゴ出身のバリー・ゴールドバーグは黒人ブルースメン達との日々で培ったセンスには敵わないような本能的な土着性を持っている。やっぱり才能ある人は才能あるな…。




1966年、期を満たしてという言葉が適切かどうかわかんないが、まずは初めてのソロデビューアルバムを作り上げたのが「Blowing My Mind」という作品。残ねんながらブルームフィールドも参加しているわけではないが、大いに後のブルースに於ける鍵盤の在り方、みたいなのが提示された傑作になっている。バンド名にブルースバンドって入ってるんだからそりゃそうだけどさ。
ブルースってのはギターがあって、という概念が自分の中で出来上がっているので、こういう鍵盤奏者のブルースバンドって一体?って思うんだよね。そうするとギターに頼りすぎないブルースバンドっていう形態になってて、それでも雰囲気は出ているし良いんだろう。その昔はバイオリンでのブルースってのもあったんだし、リズムと雰囲気がブルースなら良い、ということか。個人的にはやっぱりギターのキュイーンってのが好きだからねぇ(笑)。
「Blowing My Mind」にももちろんギタリストが参加していて、良いトーンを所々で聴かせてくれるんだが、やっぱり物足りない。まぁ、ファーストアルバムだし、リリースが1966年なんだからまだまだ可愛らしいアルバムの出来映えでおかしくないが、一方ストーンズなんかは同じくらいの時にこんなに簡単にブルースを出来ていたか?と問われるとやっぱりシカゴ出身のバリー・ゴールドバーグは黒人ブルースメン達との日々で培ったセンスには敵わないような本能的な土着性を持っている。やっぱり才能ある人は才能あるな…。
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