Jimi Hendrix - Valleys of Neptune
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そしてギタリストアルバムリリースの真骨頂でもあったのが最先端の音とは正反対の40年以上前の音を引っ張り出して、よりオリジナルに忠実な形にしてリリースしてきたジミヘンの未発表曲集。これまでもジミヘンの未発表曲集は山のようにリリースされていて、そのどれもが酷評を浴びながらもしっかりそれなりにセールスを記録したと思うが、ここ20年の間にそれは親族による愛情のかけられたリリース形態へと変化していくことで、ファンも納得のリリースが続けられているのは非常に嬉しいことだ。ジミヘンのエクスペリエンスについては最早全員が鬼籍に入っていることで既にクラシック的な扱いとして祭られているのでこうした丁寧な対応が相応しいのだ。

「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」と題された1968年から69年頃にかけての未発表曲中心のアルバム。殊更初めて聴いた楽曲というものでもないのは多分それなりに自分があれこれとジミヘンを聴いてきたからであって、オリジナルアルバムに加えて「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」を聴いてみるとそれはそれはもう新鮮な新曲集に相応しいくらいに現代のリスナーでも十分に迫力を感じられるほどの音の綺麗さと迫力に驚く。自分的にはジミヘン聴くのって久々なんですよ。結構ず~っと聴いていたから最近は何度も取り出して聴く事なくなってたし、そもそもオリジナル盤の枚数は少ないから。それでこの「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」で久々にジミヘンか~と思って聴いたらやっぱりとんでもなかった。
冒頭の「Stone Free」からして何これ?みたいなテイク。ファースト「Are Youe Experienced?」のアレじゃないんだよ。リズムとかフレーズとか。もっとソリッドっつうか、やっぱりかっちょ良いのは全然変わらないんだけどへぇ~ってなくらい新鮮。だから以降の曲も凄く期待して聴いてしまうワケよ。そうすると、「Bleeding Heart」の超ブルースに痺れまくったり、これぞジミヘン、と恍惚と聴いてしまったりして、細かい楽曲の解説はライナーでも良いし、今ならレココレでも読めるし、ネットだってあちこちあるから探せば分かるが、この音世界はやっぱり常人を超えてる。タイトル曲の「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」は名盤「Electric Ladyland」の後のアルバム制作時の楽曲らしいが、やっぱりその頃のジミヘンの志向はソウルフルな方向に向いていたのがわかる未発表曲で勢いだけではない深みがある。それと、昔からよく聴いていた「Hear My Train A Comin’」もこうしてスタジオレコーディングバージョンを聴くのは久しぶり。いつもアコギバージョンが多かったから。それで聴いてると、やっぱブルースベースが強くて魂の叫びってこういうのだよな、と。今でもこんなジミヘンが祭り上げられるってのは、やっぱ今の時代にこういうのが不足しているからだ。全然レベルが違うし、やってることも思想もまったく凄い領域。何で今はこういうの出てこないんだろ?ジミヘンだからもう誰も真似できない、してもジミヘンになっちゃうから?
「Sunshine of Your Love」まで入ってるのか…しかもスタジオテイクって…へぇ~、ライブそのままだな。1969年の名演奏のひとつでもあるロンドンのロイヤルアルバートホールでのリハーサルの時の音によるレコーディングも全然リハ感覚じゃなく、凄い演奏してるからきっと普通レベルでコレだったんだなと。聴き慣れている曲が多いハズだけどアレンジが全然違ったり、生々しい音で迫ってきて一気に聴いてしまって、しかも何度でも聴いてしまうくらいにパワーを持ったさすがの一枚。ついでにリリースされた他のアルバム群にはDVDが付いてるらしいけど、そんなに魅力的でもなさそうなので放置しておいて、「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」ばかりをひたすら聴いている。ついでの昔のってどんなんだっけ?と思って「South Saturn Delta」を引っ張り出して立て続けに聴いて納得してる自分。
いやぁ~、やっぱり凄いです、ジミヘン。こんなブルースギター.宇宙からのギターが弾けるヤツっていないよ。誰が聴いても恍惚としてしまうだろう。今の時代こそこういう人が必要です、ホントに。堪らない音世界をくれたジミヘンに感謝、そして新リリースの「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」も見事な編集で普通の音の何十倍も楽しめます。やっぱりロックは良い!


「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」と題された1968年から69年頃にかけての未発表曲中心のアルバム。殊更初めて聴いた楽曲というものでもないのは多分それなりに自分があれこれとジミヘンを聴いてきたからであって、オリジナルアルバムに加えて「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」を聴いてみるとそれはそれはもう新鮮な新曲集に相応しいくらいに現代のリスナーでも十分に迫力を感じられるほどの音の綺麗さと迫力に驚く。自分的にはジミヘン聴くのって久々なんですよ。結構ず~っと聴いていたから最近は何度も取り出して聴く事なくなってたし、そもそもオリジナル盤の枚数は少ないから。それでこの「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」で久々にジミヘンか~と思って聴いたらやっぱりとんでもなかった。
冒頭の「Stone Free」からして何これ?みたいなテイク。ファースト「Are Youe Experienced?」のアレじゃないんだよ。リズムとかフレーズとか。もっとソリッドっつうか、やっぱりかっちょ良いのは全然変わらないんだけどへぇ~ってなくらい新鮮。だから以降の曲も凄く期待して聴いてしまうワケよ。そうすると、「Bleeding Heart」の超ブルースに痺れまくったり、これぞジミヘン、と恍惚と聴いてしまったりして、細かい楽曲の解説はライナーでも良いし、今ならレココレでも読めるし、ネットだってあちこちあるから探せば分かるが、この音世界はやっぱり常人を超えてる。タイトル曲の「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」は名盤「Electric Ladyland」の後のアルバム制作時の楽曲らしいが、やっぱりその頃のジミヘンの志向はソウルフルな方向に向いていたのがわかる未発表曲で勢いだけではない深みがある。それと、昔からよく聴いていた「Hear My Train A Comin’」もこうしてスタジオレコーディングバージョンを聴くのは久しぶり。いつもアコギバージョンが多かったから。それで聴いてると、やっぱブルースベースが強くて魂の叫びってこういうのだよな、と。今でもこんなジミヘンが祭り上げられるってのは、やっぱ今の時代にこういうのが不足しているからだ。全然レベルが違うし、やってることも思想もまったく凄い領域。何で今はこういうの出てこないんだろ?ジミヘンだからもう誰も真似できない、してもジミヘンになっちゃうから?
「Sunshine of Your Love」まで入ってるのか…しかもスタジオテイクって…へぇ~、ライブそのままだな。1969年の名演奏のひとつでもあるロンドンのロイヤルアルバートホールでのリハーサルの時の音によるレコーディングも全然リハ感覚じゃなく、凄い演奏してるからきっと普通レベルでコレだったんだなと。聴き慣れている曲が多いハズだけどアレンジが全然違ったり、生々しい音で迫ってきて一気に聴いてしまって、しかも何度でも聴いてしまうくらいにパワーを持ったさすがの一枚。ついでにリリースされた他のアルバム群にはDVDが付いてるらしいけど、そんなに魅力的でもなさそうなので放置しておいて、「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」ばかりをひたすら聴いている。ついでの昔のってどんなんだっけ?と思って「South Saturn Delta」を引っ張り出して立て続けに聴いて納得してる自分。
いやぁ~、やっぱり凄いです、ジミヘン。こんなブルースギター.宇宙からのギターが弾けるヤツっていないよ。誰が聴いても恍惚としてしまうだろう。今の時代こそこういう人が必要です、ホントに。堪らない音世界をくれたジミヘンに感謝、そして新リリースの「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」も見事な編集で普通の音の何十倍も楽しめます。やっぱりロックは良い!
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