Uriah Heep - Demons & Wizards



美しき英国産ハードロックバンドのひとつにはもちろんユーライア・ヒープも登場すべきだろう。名作と呼ばれる作品がいくつかリリースされているんだけど、個人的に好きなのは「Demons & Wizards」
デビューアルバムから二作目あたりまではどちらかというとヘヴィーなロックをひたすら演奏するバンドで英国的ではあるものの、まだまだパッとした華やかさはないものだったが前作「Look At Yourself」
4曲目「Poet's Justice」ではもうクィーンばりのコーラスワークから始まってさ、結構このバンドもウィッシュボーン・アッシュにしてもバークレイ・ジェイムス・ハーベストにしてもコーラスワークが美しいんだよな。これも英国ならではのセンスで良い。「Circle of Hands」はヒープのもう一つの側面を映し出したオルガンロックの代表的なサウンドで叙情性を持った作品。ベースもギターも鍵盤も歌も全てが調和したバランスの良い曲なので聴いていて感動を味わえるね。本作のレコード時代のB面に収録された曲はホント素晴らしい曲ばっかりでさ、でもB面だけ聴くと物足りないから結局A面から一気に聴くんだけど、よく出来てるよ、ホント。・・・とまあアレコレ書いているんだけど、やっぱりこのアルバムの良さを象徴しているのはラスト二曲「Paradise」「The Spell」でしょっ!バンド単位だけで演奏しているので荘厳さはないのが残念だけど、それでもしっかりと叙情性とスケールの大きさ、懐の広さをしっかりと提示しているし、もちろん英国的美しさも自然に表現されている素晴らしい出来映え。この二曲でヒープにハマったんだよな・・・。アルバム「Look At Yourself」
最近のCDではどうやらアレコレとボーナストラックも入っているみたいなのでリマスター音源というのも含めて買い直しても良いんだろうなぁ。ジャケットもロジャー・ディーン作できちんと中味をイメージするアートワークになってるしね。
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