Ted Nugent - Cat Scratch Fever

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 巨漢と言えば横ではなくって縦に大きい人ってのもあるんだろう。そもそも無茶苦茶ワイルドで豪快な如何にもアメリカ人っていうのも当然多くて…、いや、こういう人は普通プロレスラーとかが向いていると思うのだが、どういうワケだがロックの世界にもいらっしゃったりします(笑)。そんなに多くはないけど80年代中盤のアリス・クーパーのところのギタリストなんて超マッスルな男だったしね。まぁ、そんな肉体派の代表でもある野生児です。

Cat Scratch Fever Weekend Warriors
Rick Derringer & Ted Nugent - Cat Scratch Fever (Live) Cat Scratch Fever (Live)

 テッド・ニュージェントの1977年リリースの三枚目「Cat Scratch Fever」が一番売れたアルバムのようでして…、この顔のジャケットならインパクト絶大だわな。昔このヘン漁ってた時から既に中古では700円くらいでレコード売ってたので、聴いてみるかな、ってことで聴いたことがあるハズなんだけどあまり覚えてなかった。エアロスミスとかの方がやっぱり華があったからね。しばらくしてDamn Yankeesに参加したって聞いた時にテッド・ニュージェントなの?みたいな感じで驚いた。ターザンみたいな格好と猟銃持ってライブやる人がナイト・レンジャーの人間とか一緒にできるのかよ?って(笑)。

 まぁ、そんな逸話がたくさん残っているくらいワイルドな人だったみたいです。どっちかっつうと音楽よりもそういうステージでの話題とかの方が多くて、今の時代ではそういうの通じないだろうけど、時代が時代だからウワサがウワサを呼ぶように話題になっていったってことかもしれない。それでこの「Cat Scratch Fever」というアルバムなんだが…、もちろんアメリカンにスカッとするロックンロールが基本。ちょっと歪んでてラフな感じがあるからハードロックと捉えられることもある人だけど、根本的にロックンロールですね。もちろんそんなに面白いか?と言われると…ちと答えにくいが、面白味はほとんどない(笑)。時代の産物だったのかも…。

 ところがですねぇ、クレジットされている人達を見るとなんとゲスト陣営が凄い。ボズ・バレルなんてのが参加してるのと、ちょっと前に聴いていたジム・スタインマン=ミートローフ絡みのボーカルさんだったロリー・ドッドさんも歌で参加しているじゃないですか。う〜ん、やっぱりアメリカのこの辺ってのは狭い世界なのか?それと、後にマイケル・シェンカーがアメリカ進出を狙った時に出てきたデレク・セント・ホルムスがメインボーカルで歌ってますね。この人はテッド・ニュージェントと長くやっていたみたいだけど、そんな面々で割と不思議。




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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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うさぎのしっぽ  
やっとこさ

やっとこさとり上げ手いただきありがとうございます。
いつも楽しみに拝見致しております。
いかにもアメリカンハードロックのど真ん中
ライブゴンゾーの方をおすすめ致します。
ギブソンセミアコ弾きまくりデス!
ギターソロはスタジオ版ではイマイチかと、でもきもちいい音です。
みなさん食わずぎらいはやめましょう。

2010/03/24 (Wed) 14:29 | EDIT | REPLY |   
ひで  

ライブ中に客が発砲してメンバーは逃げたけど一人ギターを弾きまくってたとか、色々伝説を残す人ですね。
60年代のアンボイ・デュークスからのキャリアを考えるとアメリカンハードの歴史にとっても重要な人だと思います。
そうそう、スタジオ盤は今聴くとちょっと大人し目なんですよね。ライブ盤スゴいっす。

2010/03/26 (Fri) 00:30 | EDIT | REPLY |   
フレ  
ども♪

>うさぎのしっぽさん
いやいや、なかなか深くまで聴けなくてアカンですが、久々に聴いてこんなにキャッチーだったか?と思いましたわ。「Live Gonzo!」が一番ですね。多分昔書いたのがあると思います…。食わず嫌いの人って多いのかな、テッド・ニュージエントの場合はあるかも…。

>ひでさん
あ、その話もあったかも…。アンボイ・デュークスまでは追いかけていないんですが、何せ60年代から90年代まで活躍してる人ですからねぇ…。

2010/03/27 (Sat) 17:42 | EDIT | REPLY |   

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