Dan Hartman - The Best Of

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 ダン・ハートマン…、アラフォー世代にはどう考えたって「ストリート・オブ・ファイヤー」の映画中での黒人四人組の歌「あなたを夢みて」の印象しかなくって、調べていなけりゃあれがダン・ハートマンっつう四人組なんじゃないかと思うくらいだ。いや、少なくとも歌っているヤツがダン・ハートマンだろう、ってなくらいに認識していた人も多いはずで、更に言えば黒人だよな、っていう認識だったんじゃなかろうか?

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 ところがどっこい、エドガー・ウィンター・グループでベースを弾いていたことからわかるようにもちろん白人の割とナイスガイな人です。1992年頃にエイズで他界していることでわかるようにそっち系の人だったみたいだけど隠しながら仕事していたらしい。やっぱりアーティストってのは繊細な人が多いからそっち系の人も多くなるだろう…。そんなダン・ハートマンの追悼盤としてリリースされていた「ベスト・オブ・ダン・ハートマン」をご紹介。

 ブルーアイドソウル=白人によるコンテンポラリーなブラック感溢れる音、っていうのを追求していたダン・ハートマンだったので、それは元々エドガー・ウィンター・グループ時代からその音があったが故にそうなったのか、自身の趣味がグループに反映されたのかわからないけど、恐らく肝だったんじゃなかろうか。それが好反応だったエドガー・ウィンター・グループなワケだが、ベーシストという位置もあってリズムが妙に濃くなった、っていうのもさすが。そんなダン・ハートマンのベスト盤「ベスト・オブ・ダン・ハートマン」を聴いていると見事にブルーアイドソウルの音ばかりで辛い(笑)。「ストリート・オブ・ファイヤー」に出てきた「あなたを夢みて」なんかは懐かしさも漂うのだが…、あ、あとは「ロッキー 4」でジェイムズ・ブラウンが歌っていた「リヴィング・イン・アメリカ」もダン・ハートマンの作品だったんだね。知らなかったけど、凄い。JBに曲を書き下ろしてしまうんだもんな…。

 アメリカンロックをそこそこ詰めていたらこんな所に繋がってしまった。リック・デリンジャーがアル・ヤンコビックの「Eat It」でVan Halen並のソロをぶちかましているのも80sに繋がるし、全くアメリカってのは広いわな…。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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p.l.r  

ダン、リック、エドガー、ロニーと取り上げていただき感謝の念にたえません。
最近はフランクザッパやマイルスデイビスばかり聞いておりますが、
ウィンターファミリーとトッドラングレンは私の人生の基本です(笑)

また遊びにきます。

2010/03/21 (Sun) 08:29 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>p.l.rさん

いやいや…、なかなか不慣れなジャンルなので流れは知りつつもようやく音的に繋がったと言うところです…。ザッパやマイルスってのとは違いますけど、やっぱ初期衝動って重要ですもんね(笑)。
これからも遊びに来て下さい♪

2010/03/22 (Mon) 20:35 | EDIT | REPLY |   

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