Barclay James Harvest - Once Again
6 Comments



英国的荘厳さを兼ね添えたロックバンドはそれほど多くない。もちろんクリムゾンやイエスのような大御所が君臨しているおかげで英国の雰囲気はしっかりと世間に知れ渡っているんだけど、Wishbone Ashのようなハードロックの領域でその美しさを主張しているバンドはあまり見受けられない。そして本日はストーンズ来日公演初日なのに東京ドームには間に合わず、すごすごと帰宅の最中に聴いていた同じように荘厳さを兼ね添えたバンドを聴いてきた。
「Barclay James Harvest」
人の名前とレーベルの名前ではなくって、れっきとしたバンドの名前です。キャリアも相当長くて多分アルバムも十数枚リリースしているハズ。途中で追っかけなくなったから知らないんだけど…。1970年にアルバム「Barclay James Harvest」
話を戻して…、そんなバンドなのでもちろんプログレのジャンルに括られることが多いし、当然なのかもしれないんだがWishbone Ashを聴いた後には実に同系統の心地良さが広がるんだな。特に「She Said」と「Mocking Bird」が最高。それ以外の曲も同じように叙情的で素晴らしいんだけど、何てったってこの二曲がずば抜けて美しい。曲の構成もストリングスの音色も歌声もコーラスも…、そして何よりもギターソロの美しさと華麗なるメロディーライン、そしてとってもエモーショナルなチョーキングやピッキングでの表現がビシバシと響いてくるので実にハマりやすい。ブルースじゃないポール・コゾフみたいなエモーショナルギターって言い方が分かりやすいかな…、いや、それくらい素晴らしいギターソロなので聴くべし、って感じ。曲の構成とアレンジ、疾走感とかそういうのも全部完璧に出来ててさぁ…。英国なんだなぁとつくづく思う。ライブ盤と合わせてもうハマりまくる名盤です♪
ちなみに中期くらいの作品が4月末に紙ジャケでリリースされるらしい。初期の作品は今はジャケ違いのシリーズでリリースされているけどちょっと興を削ぐよなぁ…、やっぱダブルジャケットのアナログか、これこそ紙ジャケをリリースすべきだろう。
- 関連記事
-
- Barclay James Harvest - And The Other Short Stories…
- Barclay James Harvest - Barclay James Harvest
- Barclay James Harvest - Once Again