Grand Funk - We're An American Band
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70年代のアメリカってのはロックが衰退していたりレイドバックしていたりしてしてなかなか英国ロック勢の波を押さえきれなかった面は否めないが、その分独自のアメリカンロックを司ったのも事実で、良い悪いの話ではない。ここの所軽めの音ばかり聴いていたのでちょっと欲求不満に陥り、せっかくフリートウッド・マックまで書いたのだから…と思いつつやっぱりもっとガツンと来るのが良い!ってことで男の中の男のバンド登場。

言わずと知れた漢のバンド、グランド・ファンクの名盤「アメリカン・バンド」1973年リリース。アメリカで英国ロックに対抗できるのはグランド・ファンクしかいない、と言われていたのは果たして日本だけなのか、当地でもそんな風潮だったのかは知る由もないが、多分この頃のアメリカのハードロックではなかなか英国勢に敵わなかったのでこうした宣伝文句も有効に働いたのだろう。ハードロックっつうかさ、男臭い根性ロックってのをモロに出したバンドだっただけで、その中味はメロウだったり土臭かったりするので決してハードロックだけじゃなかった。でも、スタイルは完全にアメリカンハードロックそのものだった、と言うかそういうのを創り出したバンド、だ。
グランド・ファンク・レイルロードと言う名前からグランド・ファンクと短縮してからの作品なんだけど皆そんなこと気にしていなくてそもそもGFRという略称で全てが語られている。その辺の細かいところには誰も気にしないのがアメリカのバンドを物語っているが(笑)、そんな背景はともかくプロデューサーにトッド・ラングレンを器用してこれまでのちょっと野暮ったいサウンドから一新して非常に洗練されたシンプルにロックサウンドとして詰め込まれた音の良さは見事にトッド・ラングレンの技術。楽曲そのものはそれほど傑作群でもないとは思うけど、バンドの持っている熱さってのはやっぱり詰め込まれているし、そういう姿勢が受けたんだろう。そもそもゴールドディスクを取ると宣言してからのアルバム制作なので、ジャケットはゴールドだしレコードも最初はゴールドだったとか…。そして「アメリカン・バンド」というタイトルと楽曲にはインパクトがあってしっかりと目標達成したアルバム。
初っ端の「アメリカン・バンド」がやっぱり飛び抜けている。アルバム全体だと結構土臭くてキャッチーではない作りに驚くけど、音の配分や録音はかっちりとしている。40分弱のレコードでも結構疲れるってのはやっぱり濃いんだろう。B面に入るとちょっとダレ気分になるんだよな、これ。でもA面の期待が大きかったからCD時代になった今でも何とか聴き続けられるアルバムで、気迫と根性にやられるアルバムって言うのが相応しい感じ。
ネットであれこれ見てると、やっぱり1971年の来日公演で豪雨の後楽園球場でのライブのインパクトが絶大。写真見てもやっぱ凄いし、燃えるバンドだわ…。この伝説がある限りグランド・ファンクって言うバンドはリスナーの中には生き続けていくね。


言わずと知れた漢のバンド、グランド・ファンクの名盤「アメリカン・バンド」1973年リリース。アメリカで英国ロックに対抗できるのはグランド・ファンクしかいない、と言われていたのは果たして日本だけなのか、当地でもそんな風潮だったのかは知る由もないが、多分この頃のアメリカのハードロックではなかなか英国勢に敵わなかったのでこうした宣伝文句も有効に働いたのだろう。ハードロックっつうかさ、男臭い根性ロックってのをモロに出したバンドだっただけで、その中味はメロウだったり土臭かったりするので決してハードロックだけじゃなかった。でも、スタイルは完全にアメリカンハードロックそのものだった、と言うかそういうのを創り出したバンド、だ。
グランド・ファンク・レイルロードと言う名前からグランド・ファンクと短縮してからの作品なんだけど皆そんなこと気にしていなくてそもそもGFRという略称で全てが語られている。その辺の細かいところには誰も気にしないのがアメリカのバンドを物語っているが(笑)、そんな背景はともかくプロデューサーにトッド・ラングレンを器用してこれまでのちょっと野暮ったいサウンドから一新して非常に洗練されたシンプルにロックサウンドとして詰め込まれた音の良さは見事にトッド・ラングレンの技術。楽曲そのものはそれほど傑作群でもないとは思うけど、バンドの持っている熱さってのはやっぱり詰め込まれているし、そういう姿勢が受けたんだろう。そもそもゴールドディスクを取ると宣言してからのアルバム制作なので、ジャケットはゴールドだしレコードも最初はゴールドだったとか…。そして「アメリカン・バンド」というタイトルと楽曲にはインパクトがあってしっかりと目標達成したアルバム。
初っ端の「アメリカン・バンド」がやっぱり飛び抜けている。アルバム全体だと結構土臭くてキャッチーではない作りに驚くけど、音の配分や録音はかっちりとしている。40分弱のレコードでも結構疲れるってのはやっぱり濃いんだろう。B面に入るとちょっとダレ気分になるんだよな、これ。でもA面の期待が大きかったからCD時代になった今でも何とか聴き続けられるアルバムで、気迫と根性にやられるアルバムって言うのが相応しい感じ。
ネットであれこれ見てると、やっぱり1971年の来日公演で豪雨の後楽園球場でのライブのインパクトが絶大。写真見てもやっぱ凄いし、燃えるバンドだわ…。この伝説がある限りグランド・ファンクって言うバンドはリスナーの中には生き続けていくね。
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