Fleetwood Mac - Rumours

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 グラミー賞のパフォーマンスは毎年アレコレと話題になるものが多い。マドンナとブリトニーのアレもグラミー賞じゃなかったっけ?それで先日の話題はエルトン・ジョンとレディー・ガガによるど派手ピアノ共演とか…、まぁ、レディー・ガガはそういう時は栄えますわな。ところが本質的なパフォーマンスで観客を魅了してしまうシーンもあって、その中では新進テイラー・スウィフトがかのスティーヴィー・ニックスと共演するというサプライズが用意されたものの実際のパフォーマンスはかなり批判の多いものになってしまったようだ…。

噂 ファンタスティック・マック(リマスター&ボーナス・トラック・エディション)

 それはともかく、話題の若い新進アーティストとまだまだ現役バリバリの再結成を果たしているフリートウッド・マックの看板であるスティーヴィー・ニックスが輝いていた黄金期に最も売れたと言われるアルバム「」を久々に…。

 1977年リリースの作品で、メンバー入れ替え後二枚目のアルバムで金字塔を打ち立てているが、このバンドも入れ替わり立ち替わり恋愛愛憎劇も盛んに繰り広げられてよくわからないので最初期のブルースバンド時代以降はあまり立ち入って聴いてなかった。一般的にはこの「噂」辺りが一番浸透度が高いみたいだけど一般人と会話しないからわからん。それでもこっそりとどんなんだろ?って聴いていたが全然ピンとこない…。そりゃそうか、良質なポップスだから、ってことで納得する。英米混合のバンドでメロディメーカーはリンジー・バッキンガムという名前は英国人だが実際はアメリカ人という人物による作風なので西海岸風の音色…うん、それでも多彩な楽曲が入っているけど、そいつが中心でスティーヴィー・ニックスとクリスティーン・マクビーの二人による英米シンガーが出てくるという感じ。

 確かにバリエーションに富んだ美しい作風が並んでいるが、ちょっと霞がかった毛色の雰囲気はやっぱり英国性を持っているためか、そのバランスが唯一無二のアルバム「噂」を産み出したのかもしれん。今聴くと非常に底抜けに快活な作品ではないし、アメリカでそんなに受け入れられたってのもちょっと不思議。一方ではディスコブームに突入しようとしている時期なので、余計に「噂」がシーンで受けたってのがね。まぁ、検証したってしょうがない、良いものは良い、というんだろう。

 はて、「噂」の何が良かったのか?曲のポップさ…、ちょっと落ち着いた感じのアダルトな雰囲気…、美しい歌声…などなど。自分的にはリアルで通っていないが故に良さがあまりわかっていなくて、話題だけ。ロック的側面から聴いてしまうと完全に突然変異の異種交配バンドだし、そもそもフィールドが違う。趣味的に聴くには時代を超えてしまった…。う〜ん、売れた物が必ず後々まで世代を超えて引き継がれるものではないってのはわかった。





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フレ
Posted byフレ

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