Deep Purple - Burn
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ロックバンドの在り方ってのは基本的にオリジナルメンバーによる継続ってモノだと思っていたんだが、どちらかと言うとそういう在り方で継続出来ているバンドってのは実に少ない。だからと言ってメンバーチェンジがない方が良いってことでもないのかな、なんてことを思ったりもするんだが、昔は少なくともオリジナルメンバーじゃなかったらやっぱりダメになるだろう、ってのが多かった気がしてた。でもその真逆を行っていたのがDeep Purple。コロコロとメンバーが入れ替わっていってアルバム単位でメンバーを覚えないといけないという後追いには大変辛いバンドだったのだ(笑)。

New, Live & Rare
1974年リリースの言わずと知れた名盤「Burn」で既にこの有名バンドの第三期のメンバーとなる。どんだけメンバーがいなくなる時間が早いことか…。しかも高名な第二期の看板だったボーカルのイアン・ギランが脱退してしまったんだから恐ろしい。ボーカルの入れ替えに成功したバンドってのはあまり例がないので、ここでのDeep Purpleの選択と挑戦は見事な取り組みだった。ベースのロジャー・グローヴァーの替わりにはTrapezeからグレン・ヒューズが参加して穴埋め完了どころか歌だって相当気合いの入った人なのでベーシストとして入れるだけでは勿体ないってのは皆が気付いていたようで、とりあえずのボーカル候補は確保できていたってことだ。もっともそれで満足せずにしっかりとボーカルを探していたってのはバンドのこだわり。この時期にポール・ロジャースに声掛けして断られたって話も割と有名か。結局見つからずに再度オーディションテープを聴いていたところで無名の新人デヴィッド・カバデールの声に気付いてめでたく決定。
この新人デヴィッド・カバデールの凄いのは大御所バンドのメンバーを相手にしっかりとほぼ全ての作品で歌詞を書き、共同作成でバンドに加わっていることだ。単なる歌い手じゃないってことを証明している。しかもDeep Purpleにブルースロック的要素を持ち込んでいるのでバンドとしても新しい機軸に取り組めることになったようだ。それはグレン・ヒューズのファンキーなロック路線も同様に新しい息吹となってめでたく「Burn」が完成。
さて、中味はもうそれぞれの人がそれぞれの想いを持って聴いていることでしょう…。自分的には全く思い入れがないので何も書くことないんだけどさ(笑)。ただ、半分くらいはあまり面白味のない曲で、半分くらいがなるほど、パープルって凄い、って思う。やっぱ「Burn」のイアン・ペイスのドラムが圧倒的に面白くて、こんな風に曲中でドラムを叩くってあまりないもん。それで歌えるってのも凄いが、カバデールの気合いが感じられるし、グレン・ヒューズのコーラスも凄い。リッチーのギターは何となくこの時代のリッチーならこれくらいは思い付いちゃうだろうな…なんてのがあるから、どっちかっつうともっと歪ませてヘヴィに弾きたかったんじゃなかろうか、などと思うくらいだ。全般的にストラトで歪ませているかた線が細くて軽い音なのでどうもイマイチ好まない音なんですよ。アルバム「Burn」として聴くとそんな感じで、グレン・ヒューズの「Lay Down Stay Down」あたりがかなりユニークに聞こえるのもこの時期の特徴らしい。カバデールの歌はまだまだイモくさい部分も見え隠れするけど見事にイアン・ギランというボーカリストの穴を埋めたという力量は凄い。
こうしてバンドのメンバーを入れ替えながら新たな息吹を注入していくという手法もありなのか、というのがそれぞれの時代のアルバムを聴いていて思うが、やっぱり持たないよな…。それでも長い年数をその手法を駆使してバンドを世界的地位に持ち上げて継続していく力は努力の賜物でしょう。今のパープルはやりすぎだと思うけどさ…。
そしてこの名盤「紫の炎 30th アニバーサリー・エディション」も30周年記念盤がリリースされていてくっきりはっきりと懐かしの年代には涙ものの音が刻まれているようだ。



1974年リリースの言わずと知れた名盤「Burn」で既にこの有名バンドの第三期のメンバーとなる。どんだけメンバーがいなくなる時間が早いことか…。しかも高名な第二期の看板だったボーカルのイアン・ギランが脱退してしまったんだから恐ろしい。ボーカルの入れ替えに成功したバンドってのはあまり例がないので、ここでのDeep Purpleの選択と挑戦は見事な取り組みだった。ベースのロジャー・グローヴァーの替わりにはTrapezeからグレン・ヒューズが参加して穴埋め完了どころか歌だって相当気合いの入った人なのでベーシストとして入れるだけでは勿体ないってのは皆が気付いていたようで、とりあえずのボーカル候補は確保できていたってことだ。もっともそれで満足せずにしっかりとボーカルを探していたってのはバンドのこだわり。この時期にポール・ロジャースに声掛けして断られたって話も割と有名か。結局見つからずに再度オーディションテープを聴いていたところで無名の新人デヴィッド・カバデールの声に気付いてめでたく決定。
この新人デヴィッド・カバデールの凄いのは大御所バンドのメンバーを相手にしっかりとほぼ全ての作品で歌詞を書き、共同作成でバンドに加わっていることだ。単なる歌い手じゃないってことを証明している。しかもDeep Purpleにブルースロック的要素を持ち込んでいるのでバンドとしても新しい機軸に取り組めることになったようだ。それはグレン・ヒューズのファンキーなロック路線も同様に新しい息吹となってめでたく「Burn」が完成。
さて、中味はもうそれぞれの人がそれぞれの想いを持って聴いていることでしょう…。自分的には全く思い入れがないので何も書くことないんだけどさ(笑)。ただ、半分くらいはあまり面白味のない曲で、半分くらいがなるほど、パープルって凄い、って思う。やっぱ「Burn」のイアン・ペイスのドラムが圧倒的に面白くて、こんな風に曲中でドラムを叩くってあまりないもん。それで歌えるってのも凄いが、カバデールの気合いが感じられるし、グレン・ヒューズのコーラスも凄い。リッチーのギターは何となくこの時代のリッチーならこれくらいは思い付いちゃうだろうな…なんてのがあるから、どっちかっつうともっと歪ませてヘヴィに弾きたかったんじゃなかろうか、などと思うくらいだ。全般的にストラトで歪ませているかた線が細くて軽い音なのでどうもイマイチ好まない音なんですよ。アルバム「Burn」として聴くとそんな感じで、グレン・ヒューズの「Lay Down Stay Down」あたりがかなりユニークに聞こえるのもこの時期の特徴らしい。カバデールの歌はまだまだイモくさい部分も見え隠れするけど見事にイアン・ギランというボーカリストの穴を埋めたという力量は凄い。
こうしてバンドのメンバーを入れ替えながら新たな息吹を注入していくという手法もありなのか、というのがそれぞれの時代のアルバムを聴いていて思うが、やっぱり持たないよな…。それでも長い年数をその手法を駆使してバンドを世界的地位に持ち上げて継続していく力は努力の賜物でしょう。今のパープルはやりすぎだと思うけどさ…。
そしてこの名盤「紫の炎 30th アニバーサリー・エディション」も30周年記念盤がリリースされていてくっきりはっきりと懐かしの年代には涙ものの音が刻まれているようだ。
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