Uriah Heep - Abominog
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オジーのバンドのメンツって…、とアレコレ見てたり調べたりしたら相当色々と面白いことが見えてきて…、いや、メンバーの名前自体はアチコチで見かけたんだけど自分の中で体系化できていなかったからちょっと疑問に思ってさ、何となく眺めてたワケですよ。こういう時ってネットは便利ですね。あれ?この人って?とか調べてるともう果てがないままに突っ込んで調べられてしまうという…。もっとも音の方も必要であればそのままDLできたり試聴できたりするし、結局何でも手に入れて聴いてみるワケでして…、あぁ、やっぱり深すぎる英国ロックの世界。そこに留まる気はなかったのだが、ちょっと深堀♪

Abominog
Head First
っつってコレかい(笑)?はい。オジーの傑作である初期二作に参加してその後結構物議を醸し出してしまったリズム隊、リー・カースレイクとボブ・デイズリーがオジーバンド脱退後即座に参加したのが再構築ユーライア・ヒープ。再構築ってのはですね、ユーライア・ヒープってさ、歴史が長くてしかもメンバー交代が凄くてよくわからなかったんですよ。パープルとかホワイトスネイクよりももっと派手にメンバーが入れ替わっているので、ひたすら人の名が出てくるんだけど、これこそ整理不能だったもん。ジョン・ウェットンが参加したとかもあるしさ。
んで、この1982年リリースの「Abominog」という作品ではもうオリジナル・メンバーはミック・ボックスだけという有様で、そこに昔ユーライア・ヒープに在籍していたリー・カースレイクが古巣に戻り、気分一新でまたやろう、っていうことなのだが、その時点でもうユーライア・ヒープっつう名前だけしか残ってないんだよ。だから本来はもう別のバンドなんだよな。大体デヴィッド・バイロンがいなくなった時点で終わってるだろ、と。そしてケン・ヘンズレーまでもいなくなったら残りは箱でしかないだろ、と思うのだが、それでもやはり職場の看板であるユーライア・ヒープっつうのは無くせなかったってことで、ミック・ボックスがメンツを揃えたアルバム。リズム隊はそのままリー・カースレイクとボブ・デイズリーを流用して鍵盤は元LIONのジョン・シンクレアという実力派を迎えてボーカルには元トラピーズのロブ・ゴールビーを配して完了!
それで、だ…、この「Abominog」をリリースしてきたんだが…、もうね、完全にアメリカンなワケですよ(笑)。ジョン・シンクレアの鍵盤がシンセサイザー中心ってことで時代の最先端を進んでしまっていたから元々ユーライア・ヒープというバンドが持っていたハモンドの重さとか横ノリとかってのは醸し出していたメンバーがいないんだからそうなるはずもなく、鍵盤と歌の巧さやコーラスワークの綺麗さが際立った爽やかなロックバンドです。そして驚いたことにアルバムの半分くらいがカバー曲でして…、それがまたアメリカンなのでもうユーライア・ヒープって何?ってコトになってしまったのだった。
しかし、オリジナルメンバーのミック・ボックスはこれでようやくユーライア・ヒープも商業路線に乗り、売上げも万々歳というバンドになったのでそういう面ではやり続けていてよかった~ってなモンだろう。いや、もうあまりにもあまりにもっていう音だけどここから入ったユーライア・ヒープ好きって人もいただろうから、まぁ、良しとしなければいかんのだ。そしてボブ・ディズリーは次の「Head First」を残してゲイリー・ムーアとのバンドに移籍、またオジーのバンドに復帰となるのだった…。




っつってコレかい(笑)?はい。オジーの傑作である初期二作に参加してその後結構物議を醸し出してしまったリズム隊、リー・カースレイクとボブ・デイズリーがオジーバンド脱退後即座に参加したのが再構築ユーライア・ヒープ。再構築ってのはですね、ユーライア・ヒープってさ、歴史が長くてしかもメンバー交代が凄くてよくわからなかったんですよ。パープルとかホワイトスネイクよりももっと派手にメンバーが入れ替わっているので、ひたすら人の名が出てくるんだけど、これこそ整理不能だったもん。ジョン・ウェットンが参加したとかもあるしさ。
んで、この1982年リリースの「Abominog」という作品ではもうオリジナル・メンバーはミック・ボックスだけという有様で、そこに昔ユーライア・ヒープに在籍していたリー・カースレイクが古巣に戻り、気分一新でまたやろう、っていうことなのだが、その時点でもうユーライア・ヒープっつう名前だけしか残ってないんだよ。だから本来はもう別のバンドなんだよな。大体デヴィッド・バイロンがいなくなった時点で終わってるだろ、と。そしてケン・ヘンズレーまでもいなくなったら残りは箱でしかないだろ、と思うのだが、それでもやはり職場の看板であるユーライア・ヒープっつうのは無くせなかったってことで、ミック・ボックスがメンツを揃えたアルバム。リズム隊はそのままリー・カースレイクとボブ・デイズリーを流用して鍵盤は元LIONのジョン・シンクレアという実力派を迎えてボーカルには元トラピーズのロブ・ゴールビーを配して完了!
それで、だ…、この「Abominog」をリリースしてきたんだが…、もうね、完全にアメリカンなワケですよ(笑)。ジョン・シンクレアの鍵盤がシンセサイザー中心ってことで時代の最先端を進んでしまっていたから元々ユーライア・ヒープというバンドが持っていたハモンドの重さとか横ノリとかってのは醸し出していたメンバーがいないんだからそうなるはずもなく、鍵盤と歌の巧さやコーラスワークの綺麗さが際立った爽やかなロックバンドです。そして驚いたことにアルバムの半分くらいがカバー曲でして…、それがまたアメリカンなのでもうユーライア・ヒープって何?ってコトになってしまったのだった。
しかし、オリジナルメンバーのミック・ボックスはこれでようやくユーライア・ヒープも商業路線に乗り、売上げも万々歳というバンドになったのでそういう面ではやり続けていてよかった~ってなモンだろう。いや、もうあまりにもあまりにもっていう音だけどここから入ったユーライア・ヒープ好きって人もいただろうから、まぁ、良しとしなければいかんのだ。そしてボブ・ディズリーは次の「Head First」を残してゲイリー・ムーアとのバンドに移籍、またオジーのバンドに復帰となるのだった…。
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