



ストーンズで盛り上がっているところ、実は先週二回もミュージカルを見に行ってしまったのだ(笑)。もちろんミュージカルなんぞ初めて見るワケで、どんなものかもよく知らなかったんだけど
「Tommy」
が来日して上映されているとなれば行かないワケにもいかんだろう…ってことで、あちこちのブログサイトなんかも参考に見たんだけど軒並み評判悪くてちょっと…と思っていたんだけど、これが全然最高でさ、やっぱ人の評判は当てにならんです(笑)。いや、否定ではなくそういうもんでしょ。
1992年頃に初めてニューヨークのブロードウェイで上映され、ピートも絶賛したミュージカルとして生まれ変わった
「Tommy」
はロングランミュージカルの仲間入りを果たすくらいの出来映えで、それに伴った
CD
も当時輸入盤でのみリリースされていてさ、それを入手して散々聴いたんだよな。新たな解釈で結構面白くて、しかも90年代のストリングスを含む超ゴージャスなアレンジ、しかもブロードウェイ作品だから派手に喜怒哀楽が表現されているので聴いているだけでもシーンがわかるくらいしっかりした音。ソレも当然、プロデュースはあのジョージ・マーティンなワケだからそりゃそうだ。で、もちろんその時から日本に来るなんてことは絶対に無理だろうなぁと思っていたので少なくともビデオでもリリースしてくれればと願ってはいたんだけど、ブロードウェイミュージカルをビデオでリリースするハズがない。そんなことでまったく見れる要素はなかったんで、まあしょうがないかぁ…と諦めていたものでもある。しかしその後ヨーロッパでも上映したりしてかなりの評判だったようで、定番ミュージカルになりつつあるのかな。昨年くらいからまた新たなキャスティングで上映しているとは風の噂を聞いていたものの、まさか日本に来るとは思わなかった。
で、見た。別にThe Whoが出ているワケじゃないからあくまでも物語の解釈を深めるっていうことなんだけど、これがさ、凄く面白いんだよ。まずミュージカルの面白さってのはやっぱりナマ、ってことだし、しかも歌も踊りも表現も上手いからビシビシ伝わってくる。それから
「Tommy」
の解釈については映画版が一番馴染み深い人が多いと思うけど、これが全く違っていてかなりオリジナルに忠実で、且つアメリカ的要素が若干(笑)入ってるかな。新解釈の「I Believe My Own Eyes」がなるほどこのような使われ方なのも見ると聞くでは大違い。それに凄いエンターティンメント的側面も持っているので前半後半のクライマックスでの盛り上げ方はさすがアメリカ、素晴らしいとしか言いようがない。是非ともDVDのリリースを望むところだけどなぁ。
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