Iron Maiden - Piece of Mind

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 バレンタイン・ディってのも今や季節商戦のひとつにしか見えなくなってきつつあって、それこそが大人になってしまった物の見方なのかもしれないが、世の中の不景気を吹き飛ばすかのような商戦ラッシュは自分が巻き込まれることがないとわかっているが故に見ていて面白いと言えば面白いが、まぁ、どうでもいいか(笑)。今年も特筆すべきコトはないワケで…。そんな時に何を出すかな、とちょっと考えたもののここまでの流れとこれからの流れを与して特に変更なく素直にヘヴィーにアイアン・メイデンです♪

Piece of Mind Powerslave

 デフ・レパードは結局NWOBHMシーンから出てきているものの本人達曰くハードロック領域であってHMではないってのもあるので、異なる存在らしい。ってことは思い切りその系譜でど真ん中に存在していて1983年には黄金期を迎えたアイアン・メイデンの4枚目となる重要作「Piece of Mind」です。ファンの間では割と地味目な作品として通っているとか…、いや、どこが?っていう気もするんだけどそれは時代をリアルに経験した人からした言い方なのだろう。自分も通ってたけど、あまり取っ付けなかったんだよね、昔は。今はねぇ…かなり好きです、アイアン・メイデン。

 全く黄金期のメンツで、この「Piece of Mind」からドラマーがニコに替わっているんだけど、それでベストメンバーでしょ。楽曲面ではブルース・ディッキンソンやエイドリアン・スミスがかなり貢献していて、幅が広がっているようだ。もちろんスティーブ・ハリスの曲こそがアイアン・メイデンなのだが…。それにしてもかなり二人とも影響を受けているようで、今や当然ともなったような楽曲の展開手法などはかなり作り込まれていて聞いているとやはりアイアン・メイデン、って唸らされるもん。

 アイアン・メイデンってやっぱり男臭いバンドだよな。ゴリゴリしてるし、これぞヘヴィメタルバンドっていう感じ。「Piece of Mind」にしてもそういうのは裏切られることなく最初から最後まで一気に聴いてハマれる。「Piece of Mind」には「Tropper」も「Flight of Icarus」も入ってるし、もうこれでもかと言わんばかりに楽しめる。一般的にヘヴィメタルという枠を想像するのとはちょっと違う音を出しているのも特徴的で、やはり今でも第一線にいるだけあって個性的だもん。何と言ってもスティーブ・ハリスのベースがやっぱり目立つ。フレーズにも独自性があるからだろうけど、曲そのものもアイアン・メイデンってこういうもんだ、って主張が通っているし。

 何かね、細かいコト言ってもしょうがないよ、まずは聴いてハマれよ、そんなアルバム(笑)。




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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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Shinyan  

いいねいいね男臭くて・・・ルックスと言い、音楽センスと言い・・・女子には勿体無い感じ(笑)
スピード感とハッとさせる曲の展開がエエ感じ
忘れちゃいけないジャケットのセンスもココのバンドならではのセンスなんだよね・・・
嵌ると抜けられないヌカルミバンドの一つなんだよね・・・俺は肩辺りまで嵌ってる感じ・・・カナ??

2010/02/15 (Mon) 23:04 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>Shinyan

いや…、ホント男臭いバンド(笑)。これだけの歳月を経てもまったくかっこよさが変わらないバンドの音ってやっぱホンモノでしょ。英国のロックってそういうの多いから面白いね。近年かなり浸かってるからな…。

2010/02/21 (Sun) 08:53 | EDIT | REPLY |   

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  •  Iron Maiden 「Piece of Mind」 (1983)
  • 無性にへヴィメタルを聴きたい気分です。もちろん理由は・・・(笑)。風は冷たかったものの、天気には恵まれたのですが・・・^^。 松田聖子の記事の後に「アイアン・メイデン」(鋼鉄の処女)というのも何ですが、おそらく本作はアイアン・メイデンの数ある名作のな...
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