Scorpions - Love At First Sting
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ある日新聞の下の方3分の1くらいを使って「スーパーロック'84イン・ジャパン」と各来日バンドの名前が書かれている宣伝を見て当時切り抜いてどうしたものかと思案していたことを思い出した。結局チケット代の高さにおののいて諦めたのだが、バンド名だけは知っていて音ももちろん全部聴いたことはなかったけど興味津々だったし、ひとつづつ…なんて思っていた頃だ。ライブを見ていたらきっともっと筋金入りのヘヴィメタラーだったかもしれない(笑)。まぁ、結局MSGにハマっちゃったんだから似たようなものかもしれないけどさ、それでも全盛期見れたってことだよなぁ、マイケル…。そしてスコピも活動停止宣言してしまったことでちと時代の流れを感じる…。

さて、その「スーパーロック'84」での三番目はドイツからのベテランバンドとして名高く、そして正に1984年にはアメリカを制したと言えるスコーピオンズの出番だ。来日した頃はまだそこまでじゃなかったけどかなり兆しのあった頃だった気がする。それでもMSGやホワイトスネイクには演奏順では前だったということだが…確かに充実したイベントだ。昔はドイツ出身とか言われてもピンと来なくてねぇ…、全部英語なら一緒だろう、外国のバンド、って感じだったからあまり意識しなかったもん(笑)。まぁ、さすがに今は違うけどさ…。
スコーピオンズの前作「蠍魔宮~ブラックアウト」から続くアメリカ制覇を夢見た会心作「禁断の刺青」。売れた曲が三曲も入ったビッグヒットアルバム。スコーピオンズの中では取り立てて素晴らしいというような評価でもないが、やっぱりあれだけ売れたからかなり上位に位置するアルバムではあるようだ。自分が聴いてても一番とは思わないもん。やっぱ「狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー」とか「復讐の蠍団~イン・トランス」とかは傑作だしさ。ただ、「禁断の刺青」というアルバムはもの凄く洗練されているし、非常にシンプルに出来ているのですっきりと聴けるという面白さはあるし、非常に透明度の高い作品に仕上がっているという質の高さが見事。メンバーの技量がくっきりと表れていて安心して聴けるし、バラード調の曲がいくつか入っているがどれも素晴らしい情感を込めて歌い上げているクラウス・マイネの歌唱力は圧巻。素晴らしいわ。
そして今回改めて聴いて思ったのがマティアス・ヤプスのギターテク…と言うか、そんなに速弾きしてたんだ?っていうか…。なんかちょっと軽めに弾いているような印象だったからどっちかっつうとキャラ的にルドルフ・シェンカーに持って行かれているところもあって、こんなにギターを細かく弾いているようには聴いてなかったもん。いや、自分の耳もアテにはならない(笑)。スコーピオンズの売り的に楽曲のイントロのギターのリフが、どっちかっつうとコードの組み合わせでして、ちょっとセンスが異なるのがハッとするんだよ。そういうのもあってアメリカ制覇したんだろうし、究極のバラード「Still Loving You」なんてので正にハートを掴んだってとこだ。やっぱり相当良いアルバムであることには違いないし、洗練されているのもある。そして何よりも哀愁漂うヨーロッパ感をしっかりと持ち越しているところがいい。
最後のツアーを開始するってことなので日本にもきっと来てくれるでしょう。そして「Still Love You~♪」って歌ってくれるかな。


さて、その「スーパーロック'84」での三番目はドイツからのベテランバンドとして名高く、そして正に1984年にはアメリカを制したと言えるスコーピオンズの出番だ。来日した頃はまだそこまでじゃなかったけどかなり兆しのあった頃だった気がする。それでもMSGやホワイトスネイクには演奏順では前だったということだが…確かに充実したイベントだ。昔はドイツ出身とか言われてもピンと来なくてねぇ…、全部英語なら一緒だろう、外国のバンド、って感じだったからあまり意識しなかったもん(笑)。まぁ、さすがに今は違うけどさ…。
スコーピオンズの前作「蠍魔宮~ブラックアウト」から続くアメリカ制覇を夢見た会心作「禁断の刺青」。売れた曲が三曲も入ったビッグヒットアルバム。スコーピオンズの中では取り立てて素晴らしいというような評価でもないが、やっぱりあれだけ売れたからかなり上位に位置するアルバムではあるようだ。自分が聴いてても一番とは思わないもん。やっぱ「狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー」とか「復讐の蠍団~イン・トランス」とかは傑作だしさ。ただ、「禁断の刺青」というアルバムはもの凄く洗練されているし、非常にシンプルに出来ているのですっきりと聴けるという面白さはあるし、非常に透明度の高い作品に仕上がっているという質の高さが見事。メンバーの技量がくっきりと表れていて安心して聴けるし、バラード調の曲がいくつか入っているがどれも素晴らしい情感を込めて歌い上げているクラウス・マイネの歌唱力は圧巻。素晴らしいわ。
そして今回改めて聴いて思ったのがマティアス・ヤプスのギターテク…と言うか、そんなに速弾きしてたんだ?っていうか…。なんかちょっと軽めに弾いているような印象だったからどっちかっつうとキャラ的にルドルフ・シェンカーに持って行かれているところもあって、こんなにギターを細かく弾いているようには聴いてなかったもん。いや、自分の耳もアテにはならない(笑)。スコーピオンズの売り的に楽曲のイントロのギターのリフが、どっちかっつうとコードの組み合わせでして、ちょっとセンスが異なるのがハッとするんだよ。そういうのもあってアメリカ制覇したんだろうし、究極のバラード「Still Loving You」なんてので正にハートを掴んだってとこだ。やっぱり相当良いアルバムであることには違いないし、洗練されているのもある。そして何よりも哀愁漂うヨーロッパ感をしっかりと持ち越しているところがいい。
最後のツアーを開始するってことなので日本にもきっと来てくれるでしょう。そして「Still Love You~♪」って歌ってくれるかな。
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